【大人は背中で語れ】働くことは楽しいこと #1154
おはようございます。
右手もリハビリを経て復活してきて、腕立てが出来る喜びを噛み締めている森下です。
子どもは大人をよく見てます。だから子どもに何かを伝えたいのであれば言葉も大切だけど、背中で伝えることはもっと大切です。というお話です。
<子どもは大人を見てる>
「明日からまた仕事だ…」なんて愚痴をこぼしたことは誰しもあるのではないでしょうか。
サザエさん症候群という言葉もあるくらい、休みの後はちょっと億劫になる人もいるわけです。
僕は仕事柄、高校生や中学生といった育成年代の子たちとコミュニケーションをとることが多いので、「将来どんな仕事がしたいの?」とか「大人になったら何がしたい?」ということを何気なく聞いたりします。
すると、「やりたいことなんてない」「仕事は大変そうだから嫌だな」というネガティブな意見が出ることは少なくないんです。
可能性は無限大なのにもったいないなぁ、もっと志を大きく高くもってほしいなと思いつつも、なんでそんなネガティブなんだろうと思った時に、もしかしたらそれは周りにいる大人のせいなんじゃないかと思ったんですね。
大人たちが「仕事やだな」「めんどくさい」「早くやすみにならないかな」なんて言ってたら、そりゃ「仕事したいな」なんて思わなくもなります。
逆に仕事を楽しそうにしてたり、やりがいを持って取り組んでいたりしたら、きっとカッコいいと思うだろうし、あんな大人になりたいと思うはずです。
良くも悪くも子どもたちは近くにいる(周りにいる)大人たちの影響を受けますから、大人が進んでポジティブな側面を見せていくことは大切です。
最近の子どもたちは…みたいに感じることもあるかもしれませんが、それは僕たち大人が導いてあげれなかった、ということなのだと思うんです。
<大人は背中で語れ>
仕事のことに限らず、子どもたちはけっこう大人たちの行動や言動を見たり聞いたりしてて、それをけっこう覚えているし、マネしたりしてます。
うちの子どもも、口が悪いなと思う時があるんですけど、なんのこっちゃない僕が口悪いんです。
(親の顔が見たみたいぜ)
例えば親から「勉強やりなさい」と言われてても、親が勉強してなければ、なんで大人はやってないのにと思うだろし。
将来のことについて考えるのもそうだし、何かにチャレンジをしていくことに対してもそうで、大人が率先してやっていなければ、子どもだって率先してやるようにはなりません。
最初は外発的な刺激で(アメとムチ)やらせていたとしても、その刺激にはいつか慣れてしまうし、限界がきます。(効かなくなってくる)
だとすれば内発的なモチベーションを高めるために、周りの大人が率先して行動することで、「自分もやってみたい」「やったほうがいいんだ」と思えるように導いてあげることが重要です。
つまりは、あれこれ言うよりも「背中で語る(態度で示す)」ほうが子どもたちの内発的なモチベーションを引き出すことができるんです。
まぁ、大人でもだらけたくなる時もあるし、自分に甘くなってしまう部分もあると思うけど、そういうダメなところも包み隠さず見せていけばいいと思います。
「一緒に勉強しよう」とか「お父さん(お母さん)も◯◯にチャレンジしてみるから一緒に頑張ろうぜ」と言えるコミュニケーションも素晴らしいと思うんです。
子どもは大人を見ている、ということを頭の隅に置いておくだけでも、行動や言動を振り返るセルフコントロールの第一歩にはなるのではないでしょうか。
<どんな環境でも楽しめる人は強い>
仕事のことに限らずだけど「とはいえ好きでやれてる人なんて少数だよ」「生活があるから…」「選べるのなら選びたい」という声があるのも理解してます。というよりこちらのほうが大多数です。
僕もやりたくない仕事をしてた時期もあったし、今もちょっとあったりするわけで。(その昔、新聞配達とか交通整理とかもやったことあるよ)
でも、その環境の中にいる時に愚痴を吐いてネガティブになってたって、なんの解決にはならないわけで。
20代前半の頃に、僕が会社を辞めるきっかけのひとつになった松田公太さんの「すべては一杯のコーヒーから」って本があるんです。
松田公太さんはスペシャリティコーヒーがまだ日本に馴染みなかった頃に、タリーズを日本に持ってきた人で、一号店を銀座に出す時になかなかな借り入れをしてチャレンジをするんですけど、
そのチャレンジの一歩を踏み出せたのが、
もし失敗してコンビニで働いてる時の自分をイメージした時に、次はどんなチャレンジをしようかワクワクしながらコンビニで働いてるイメージが出来たから、というエピソードがあって。
それはきっとうまく行ったからそう言っていたわけでもなんでもなく、本当にそう思えてだからこそ、莫大なプレッシャーと不安の中で一歩を踏み出せたんだと思います。
このエピソードを見てから、僕はどんな状況でも、どんな環境でも楽しめる人は強いなと思うようになりました。
しんどいのはしんどいんだけど、その状況をいかにポジティブに捉えていけるのか、自分の成長につながってる、良い経験になってると思えることはとても大切です。
今の状況に納得がいってなくても、今が楽しめてなくても、その先のサクセスストーリーの序章だと思えれば、少しは楽しめるんじゃないかな。
僕の師匠もよく「ハプニングを楽しめ」とよく言ってます。
スポーツでも仕事でも人生でも、理想的なプランをつくっても、その通りにうまくいかないことの方が多いわけです。つまり大抵はトラブルやハプニングが起こるということですよね。
そんな時にいちいち落ち込みすぎたり、嫌になってしまっていては、パフォーマンスとか生産性も低下しちゃう。
「おぉ、こんなハプニングが来るのか!!」とマンガの主人公のような気持ちを少しでも持つことが出来たら、しんどい状況、場面でもポジティブにいれるし、ポジティブでいられるからこそ成長や経験に変えられるんです。
と、書いてるうちにだいぶ話が逸れてきてしまいましたが…
何が言いたかったかと言いますと、大人がポジティブでいること、成長思考でいることが、子どもたちへ良い影響をもたらすよね、ということです。
<まとめ>
① 子どもたちは近くにいる(周りにいる)大人たちの影響を受ける。大人が進んでポジティブな側面を見せていくことは大切。
② 子どもたちに、あれこれ言うよりも大人が「背中で語る(態度で示す)」ほうが子どもたちの内発的なモチベーションを引き出すことができる。
③ しんどい状況でもポジティブに、自分の成長につながってる、良い経験になってると思えることも大切。
大人は背中で語れと言いつつも、じゃあ自分は出来てるのかと言えばけっこう怪しかったりするので、カッコいい父ちゃんに、カッコいい大人になれるように精進致します。。
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森下健(もりしたけん)
1986/10/31 埼玉県三郷市出身。
学生時代は水泳に没頭。専門種目はバタフライ。現在はトライアスロンにハマっている。青春真っ只中。
奥様と息子(6歳)と娘(3歳)の4人家族。横浜在住。
メンタルトレーニングの情報を中心に書きたいと思います。