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【最近の若者は…】すぐあきらめてすぐ逃げる #1085

おはようございます。
クーポン目的に買い物をしてクーポンをもらわずに帰ってしまう森下です。

継続力があるなと思う人でも、何かは続けてこなかったからこそ、ひとつのことを続けてきているわけで。継続できるできないは継続できるものを見つけられたかどうかも大きいよね。というお話です。

<最近の若者は…>

「最近の若者はひとつのことを続けるのが苦手だ」ということをスポーツの指導者や企業の人事の方から相談されたりします。

確かにそれもそうだなと思うところもあるのですが、何も若者に限ったことではないな、とも思うのです。

「何かひとつのことを続けてきた人は偉い」という風潮があります。

でも「なにかひとつを続けてきた」ということは、それと同時に「他の何かは続かなかった」ということと同じです。

世界で活躍しているアスリート、例えば野球の大谷翔平選手だって、子どものころは野球以外にも何かべつの習い事をしてきたかもしれない。

もし仮にそうだとしたら、それをずっと続けているわけではなく、途中で辞めているわけですよね。

僕も幼稚園から大学卒業するまで水泳を続けてきました。そういう話をすると「すごいね」と言われたりすることもあります。

でもサッカーや体操、ピアノは数年しか続けてないし、むしろ早く辞めたいなと思って取り組んでたのが正直なところ。

つまるところ「継続力がある」と思われている人も実は継続してないものもあるということです。そう聞くと継続力ってなに?って疑問が出てきますよね。

結論から言いますと、継続できるかどうかの大きな要素に「情熱を傾けられるか」というものがあるんです。

当たり前ではあるけど、好きなものは続けられるし、嫌いなものや、やらされてるものはなかなか続けられない。

単純に大谷選手は野球が好きなんでしょうし、僕は好きで水泳を続けていただけ。当の本人は継続力があるなんて全然思っていません。

ただ好きで、やりたいものに出会ったかどうかというところが大きいんですよね。

<続けられるものに出会っているか>

「やりたいことがない」という人ってけっこう多いように感じます。

「なんでもやってOKだとしたら何をやりたい」と聞いても「うーん」と悩んでしまう場面をよく見ます。

僕自身はけっこうチビの頃から水泳をやっていて、早いうちから好きで続けられるものに出会ったから、昔はその感覚というのをあまり理解できてない部分がありました。

「やりたいことがない」というよりは、自分の可能性に蓋をしてるだけなんじゃないかと。

でも、今になっては理解できますが「やりたいことがない」という人は、ほんとにやりたいことがわかってないんですよね。

「やりたいこと」というのは「興味」の中から生まれてきます。そして「興味」というのは自分の知らないものの中からしか生まれてきません。

ということは、今いる環境、いつも通りの日常の中では「興味」はなかなか生まれづらいということが言えますよね。

もしまだ「やりたいこと」が見つかっていないのなら、今いる環境から一歩外に出てみる必要があります。

知らない場所に行ってみたり、知らない人と話してみたり、やってみたことないことをやってみる。

いつもと違う道を通るだけでも何か新しい発見があって興味をもつことが出来るかもしれない。

そして少しでも興味を持つものと出会ったのなら、とりあえずトライしてみたり、調べてみたりすることが大事です。

やってみて(調べてみて)、そこまでだなと思ったらそれはそれでOK。次の興味が出てきたらそれをまたやってみるの繰り返しです。

最初はそうでもなかったのに、やってみたらハマった、なんてものはたくさんありますよね。

行動を起こして興味のあるものを見つけて、面白そうだな、やってみたいなと思えるものを見つけていくことが大切です。

<好きを大きくしよう>

さて、やりたいことを見つけたらあとはそれを続けるだけ…というようにそう簡単にはイカのキンタマです。

例えば、僕。水泳は好きだったけど、練習はキツくてしんどかったし試合は緊張しちゃって落ち着かないし。

仕事だってそう。自分で好きなことやっているとは言え、仕方なくやっている部分ももちろんあるわけです。

つまり、やりたいこと中にもやりたくない、めんどくさい、つらいことというのは出てくるものなんですよね。

そんな時に「よし!やってやるぞ!」と思えるかどうかは、冒頭にも言った通り「情熱を傾けられるか」に限ります。

もっとわかりやすくいうなれば、「好き」「楽しい」「もっと上手くなりたい」「追求したい」というような気持ち(モチベーション)を持てるかどうかです。

このモチベーションが大きくなれば、局所的に辛くても、その先のワクワクするようなイメージを作れるようになっていきます。

この修行を耐えたこと考えたらどんだけ強くなるのか、オラワクワクすっぞ!みたいなことです。

継続できる人は「努力」の重要性をしっかりと理解しています。

成長には努力が必要なこと。結果だけを見ずに努力と結果を関連付けているわけですね。

結果に努力が紐ついてないと、「あ、おれには向いてないからやーめた」とすぐ辞めてしまう。

努力せずに物事が最初からうまくいくことのほうが少ないですから、そういう人はちょっとでもうまくいかないと続かないんです。

大事なのは周りと比べずに自分の成長を重要視すること。そしてそれを楽しいと思えるかどうか。

昨日よりも出来た!出来なかったことが出来た!を見つけられるクセを作ると、「楽しい」「もっとやりたい」という気持ちは大きくなり、自然と続けられるようになっていきます。

「最近の若者は…」と愚痴をこぼしてしまう、上司の方や指導者の方がいるのだとしたら、「成長」にフォーカスしたアプローチをしてあげると、変わっていくかもしれませんよ。

<まとめ>

① 継続できるかどうかの大きな要素は「情熱を傾けられるか」どうか。

② 「やりたいこと」が見つかっていないのなら、今いる環境から一歩外に出て興味が湧くものを見つけてみる。

③ 小さな成長を見つけられるクセを作ると、内発的モチベーションが高まり、自然と継続力がついてくる。

継続力を高めるには、好き、楽しいを大きくすることが一番です!

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森下健(もりしたけん)
1986/10/31 埼玉県三郷市出身。
学生時代は水泳に没頭。専門種目はバタフライ。現在はトライアスロンにハマっている。青春真っ只中。
奥様と息子(5歳)と娘(1歳)の4人家族。横浜在住。
メンタルトレーニングの情報を中心に書きたいと思います。

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