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05_DBではなくOP

今回のnoteおよびマガジンは、2019年8月20日に開催された第7回教育カンファレンスでの発表内容及び、「これからの教育の話をしよう6/インプレスR&D」に寄稿したものです。
GIGA端末のリプレイスを見据えて、改めて2019-2020年のbefore GIGAを振り返りたいと思います。

(前回の続き)
広がるデジタルディバイドに焦りを感じた私…。
これからの子どもたちに必要な力、そして教師に必要な職能をどうすれば育成できるのか…


何もできねぇから助けてもらうんだ

不安を解消するにはいくつか選択肢があります。

例えば「えらくなる」。これは時間がかかりそうですし、自分には向いていないと思います。

もう一つの選択肢は「環境の整ったところに異動希望を出す」。でも、自分が育った街でもありますし、地方公務員として目の前の現状を改善したいという思いがあります。

今の自分にできることを考えてたどり着いた答えが「ねばる」。
そのために、「仲間を増やす」です。

ただ私には、華々しい実績や著書もなければ、インフルエンサーなわけでもない…。スーパー教員ではない私には、できないことが沢山あります。

DB
OP

ドラゴンボール(DB)みたいに1人のすごい力ではなく、ワンピース(OP)のように仲間を増やして乗り越えていくしかありません。学校の外に出るようになって多くのご縁ができましたが、足元を変えるには身近な仲間が必要です。

半径3mに呼ぶ

そこで私は、自分が「いいね」と思った人や研修をこちらに「呼ぶ」ことにしました。呼べば、参加者の時間と距離というハードルを下げることができます。準備や調整はそれなりに大変でしたが、体験してもらえれば価値をわかってもらえる確信がありました。

早速、ADEで当時大分県教育委員会の指導主事でもあった土井敏裕(現Doit代表取締役)さんを中間市にお招きして勉強会を開催しました。これをきっかけにiPadを購入して授業で活用し始めた人や、遠方の研修に足を運ぶようになった人もいました。

勉強会は当初6人で始めた小さな集まりでしたが、多い時で30人以上の参加があり、9月に第7回をむかえます。ICT以外にもファシリテーションを学ぶために学校外の様々な方々をお呼びしました。このような活動を続けることで、市内外に仲間が増えてきました。(つづく)


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