タカクラケンタロウ@中学教員
学年通信の裏にこっそりと書いているコラム。 うれしいことに好評なので、noteにもこっそり投稿してみます。 (画像はCanvaを使ってAIが生成しました)
2022年に市内の全教職員を対象にした研修のデザインを任せていただきました。 その報告書の一部をまとめたものです。 「満足度94%!個別最適化された研修でICT活用指導力大幅改善!!」(ICT夢コンテスト2024 優秀賞)
GIGA端末のリプレイスを見据えて、改めて2019-2020年のbefore GIGAを振り返るために後悔…否、公開します。 ※今回のnoteおよびマガジンは、2019年8月20日に開催された第7回教育カンファレンスでの発表内容及び、「これからの教育の話をしよう6/インプレスR&D」に寄稿したものです(出版元の許可を得ております)。 https://amzn.asia/d/97z5CVX
学年通信の裏にこっそりと書いているコラム。 持ち上がりのため、2年目に突入です。season 2 「人の悩みの9割は人間関係」といわれますが、「断れない」「頼みにくい」なんていう悩みは我々大人にもよくある話です。 先日、わが子と公園に行くと、SASUKEに出てきそうな遊具がありました。 (木製の斜面が交互に向き合っていて、斜面を蹴りながら前に進むもの) この遊具、小学生だと遊び方がわかるようなのですが、小さい子にとっては滑り台やブランコと違い、順番や遊び方がわかりにくいん
このマガジンでは、ICT夢コンテスト2023で発表した内容のうち、私が担当したパートを公開していきます。一部、個人の見解や解説を加えていますが、所属する組織とは関係のないことを予めご理解ください。 このnoteが孤軍奮闘する仲間に届けば幸いです。 前回のnoteでは、研修デザインの裏のねらいである、 担当者の「DX」と「人材育成」についてお話ししました。 今回のテーマは、もう一つの裏のねらいである、参加者の「自走する学び」についてです。 交流したくなる仕組み 参加者は
このマガジンでは、ICT夢コンテスト2023で発表した内容のうち、私が担当したパートを公開していきます。一部、個人の見解や解説を加えていますが、所属する組織とは関係のないことを予めご理解ください。 このnoteが孤軍奮闘する仲間に届けば幸いです。 前回までのnoteでは、研修の個別最適化と、楽しさについてお話ししました。 今回は、研修のデザインに込めた、裏のねらいについてお話しします。 キーワードは、人材育成と業務改善です。 キャズムを超えろ 市内の教職員はおよそ23
このマガジンでは、ICT夢コンテスト2023で発表した内容のうち、私が担当したパートを公開していきます。一部、個人の見解や解説を加えていますが、所属する組織とは関係のないことを予めご理解ください。 このnoteが孤軍奮闘する仲間に届けば幸いです。 前回のnoteでは、研修を個別最適化する必要性と、その具体について紹介しました。今回はデザインに込めた「楽しさ」です。 今までにないインパクトを みなさんは、教育委員会主催の一斉研修にどのようなイメージを持たれていますか?その
このマガジンでは、ICT夢コンテスト2023で発表した内容のうち、私が担当したパートを公開していきます。一部、個人の見解や解説を加えていますが、所属する組織とは関係のないことを予めご理解ください。 このnoteが孤軍奮闘する仲間に届けば幸いです。 本市は潤沢な教育予算があるわけでも、ICTについて特別な研究指定を受けているわけでもありません。 研修のデザインを依頼された私も、優れた研究論文や著書を書いたこともなければ、インフルエンサーと呼ばれるような教員でもありません。 普
2024年3月。 私は、国立オリンピック記念青少年総合センターで実践発表をした。 ICT夢コンテスト2023優秀賞 といっても、受賞したのは教育委員会であって、教諭である私個人が受賞したわけではない。私は、教育委員会が主催する市内一斉研修のデザインを任せていただいただけだ。 ただ、一教員が市内の全教職員が受講する研修をデザインを任されることなど、滅多にあるものではない。 どんな研修だったのか、どんな成果があったのか、そしてどのような意図でデザインしたのかを、可能な限りno
学年通信の裏にこっそりと書いているコラム。 持ち上がりのため、2年目に突入です。season 2 すべらせたい 最近、寝る前にわが子が1歳の頃の動画を見るのが、ルーティンワークになっています。 画面の中には、近所の公園で遊ぶ幼い頃のわが子。手足をつかって、すべり台の階段を登りきります。「すべっておいでー」と下から声をかける私。しかし、なかなか滑ろうとしないわが子に対し、私は「大丈夫よー」「次のお友達が待ってるよ」と励ましているような、急かしているような声かけをして、なん
学年通信の裏にこっそりと書いているコラム。 持ち上がりのため、2年目に突入です。season 2 「今日の給食なんだった?」 学童に迎えに行くと、最初の会話はこれ。 なるべく夕食と被らないようにしたいからなのですが、 次の質問も「美味しかった?」とうマンネリ化した会話なので、わが子も退屈そう(献立表を見て計画を立てればいいのでしょうが、そんな余裕ないです) そこで、最近は「何かいいことあった?」と聞くようにしています。 応用神経科学者の青砥瑞人さんによると、「その日に
学年通信の裏にこっそりと書いているコラム。 持ち上がりのため、2年目に突入です。season 2 「健康のために睡眠時間を確保しよう」 「ニュースを見て、世の中のことに興味を持とう」 「家族の時間を大切にしよう」 「趣味や好きなことに夢中になろう」 「苦手な問題を復習しよう」 …わかります。「全部は無理」。無理ではなくてもかなり難易度が高い。 ただ、よかれと思ってついつい言ってしまうのです。例えば、 【例1:嘘でも正直でも結局】 A「何で壁に穴が空いてるの?怒らないか
学年通信の裏にこっそりと書いているコラム。 持ち上がりのため、2年目に突入です。season 2 週末の朝は、子ども向けのアニメや特撮ヒーローものが続きます。 わが子はプリキュアを見ています。(私が子どもの頃はビックリマンでした) 自分は毎週楽しみにしてたくせに、ついつい捻くれた視点で見てしまいます。 ・年末に新しいアイテムやキャラが登場(クリスマスやお年玉ねらい?) ・今の番組の最終回前に次の番組のCMが入る(子どもを卒業させづらい) ・主役が複数人いるか、数パターン
学年通信の裏にこっそりと書いているコラム。 持ち上がりのため、2年目に突入です。season 2 「オセロ」に興味を持ち始めたわが子。ルールや勝ち方を教えながら遊んでいます。 わが子が勝っているときはいいのですが、たまに負けそうになると 「もうやだ!」「せん!」と言って泣き出してしまいます。 思い返せば、カルタやUNOで遊んでいた時もそうでした(スゴロクは手加減のしようがないので難しかったですが…) 子どもの感情は、生まれた時は快と不快の2種類で、 発達とともに細分化
学年通信の裏にこっそりと書いているコラム。 持ち上がりのため、2年目に突入です。season 2 先日、わが子の入学式がありました。 職業柄、入学式は何度も経験しているのですが、自分の子どもとなると、本人以上にソワソワしてしまいます。 かろうじて残っていた桜並木をぬけて小学校にたどりつくと、昇降口で6年生が出迎えてくれました。 「おめでとうございます」 「靴はこちらで脱いでください」 「受付はこの先です」 (ほぉ、すばらしいなぁ) そして、わざわざしゃがんで、1年生
学年通信の裏にこっそりと書いているコラム。 持ち上がりのため、2年目に突入です。season 2 久々に近所の子育て支援センターに行きました。ここは、未就学児が対象なので、わが子は4月からは利用できなくなります。2,3歳くらいまではよく利用していましたが、保育園に入るとその頻度は減ってきました。 子育て支援センターには、さまざまな「(はじめましての)おともだち」がいます。 年上の子、年下の子、おとなしい子、元気に動き回る子、 他の子と遊びたがる子、親から離れたくない子…
今回のnoteおよびマガジンは、2019年8月20日に開催された第7回教育カンファレンスでの発表内容及び、「これからの教育の話をしよう6/インプレスR&D」に寄稿したものです。 GIGA端末のリプレイスを見据えて、改めて2019-2020年のbefore GIGAを振り返りたいと思います。 前回に引き続き、カンファレンス後に依頼された追記の原稿です。 奇しくも、コロナ禍の一斉休校によってICTを推進する機会が訪れました。研修の依頼や外部からの相談が増える中、肝心の足元は…(
今回のnoteおよびマガジンは、2019年8月20日に開催された第7回教育カンファレンスでの発表内容及び、「これからの教育の話をしよう6/インプレスR&D」に寄稿したものです。 GIGA端末のリプレイスを見据えて、改めて2019-2020年のbefore GIGAを振り返りたいと思います。 ここからは、カンファレンス後に依頼された追記の原稿です。 新型コロナウイルスによる一斉休校やGIGAスクール構想… 学校を取り巻く環境が大きく変わる中、私のチャレンジと失敗、そしてそこか
学年通信の裏にこっそりと書いているコラム。 うれしいことに好評なので、noteにもこっそり投稿してみます。 入学式の挨拶で、私は保護者の皆さんにこのような話をさせていただきました。 困った時に人を頼れることは大切なことです。しかし、誰かが解決してくれるのをまっているだけだと、他者のせいにすることに慣れてしまいます。 それでは、今求められている力(新たな価値を創造する力、対立やジレンマに折り合いをつける力、責任ある行動をとる力)は育ちません。 ですから、生徒から何か相談が