立つアイススプーンを作った話
こんばんは、昨年の11月頃に立つアイススプーンを作りました。木のスプーンで立つというモノです。今日は立つアイススプーンについて書いていきたいと思います。
アイスの木のスプーンが好きだけど…..
私は、コンビニでカップアイスを買った時にもらえる薄い木のスプーンが好きです。持った時のプラスチックのツルッとした時のものよりも肌触りが好きで、アイスを口に入れた時にほのかに香る木の香りも好きです。
しかし、コンビニでもらう木のアイススプーンは、使い終わったら捨ててしまいます。なんだかもったいないような気がしました。かといって、洗って使い回すほどでもないなとも思いました。
木を削りたい
そう思ってたとき、私の自主制作の願望として、木を削ってみたいと思っていました。3Dプリンターに作ってもらうのも楽しいですが、もっと手を動かして作りたいとも思っていました。
アイスとスプーンの関係
もうひとつ思っていたことがあります。アイスを食べる前にアイスの上に横に寝せて、スプーンを置くこと、アイスを食べ終わった時にスプーンが斜めに入ることがあまりスマートに感じませんでした。
この関係をもっとスマートにするためには、スプーンを立たせみようと思い、立つアイススプーンのアイデアが決まりました。
早速作ろう、youtubeへ
そういうこともあり、木を削って木のスプーンを作ろうと決意しました。まず、初めにyoutubeで「木のスプーン 手作り」と検索をかけました。すると、何件か出てきました。youtubeは便利で、ソフトの使い方など大抵のもの作りが出てきていつも参考させてもらっています。
調べた動画を何件か見て、自分あった作り方を考えます。調べた結果、枠組みをレーザーカッターで切って、ナイフと彫刻刀で削るのが自分に一番あってそうだと思ったので、このやり方でいきます。
カットして削る
ハンズに行き、スプーンで使う木を選びます。予算的にも木の香りも良かった檜に決めました。
続いて、イラストレーターでスプーンの枠組みを決めていつもお世話になっているDECKさんのところのレーザーカッターで枠組みをカットします。最初は切れなかったのですが、スタッフの方に手伝っていただき、カットすることができました。
枠組みが完成したら、削る作業です。この作業がしたかったのです。木を削るのは気持ちいいなあと思いながら、ひたすら削ります。他のことは考えず、集中して削ります。
口に入れる凹みを彫刻刀で彫り、外側をスプーンの曲線に合わせながら削ります。そして、やすりがけをして、木製製品用のオイルクリームを塗って完成です。
アイスを口に入れたが、、、
できた、以外とうまくいくなと思い、早速アイスを食べようと思い、口に入れてみました。「食べづらい、口にフィットしない、コンビニでもらう木のスプーンの感じじゃないな」と思いました。
スプーンとしての役割どころか、原点の木のアイススプーンがなくなってしまってはいけないと思い、第二幕のスタートです。
2回目の制作へ
2回目の制作では、口部分の凹みがないようなヘラを意識して制作しました。こうすることで、木のアイススプーンのような感覚を保ちながら使用が可能となります。
また、スプーンの厚さ自体が厚いので、持ち心地は持ちやすく、アイスがすくいやすいものとなりました。この厚さはフォルム的なものから生まれたのではなく、スプーンを立たせるために生まれた厚さでした。
これを踏まえて、いざ、実食です。入れた瞬間、口当たりのよさに自分で作ったものながら感動しました。檜も香りも良い具合に感じることができます。
今回は、良いものを作ったと思い、また木のスプーンを作りたい、今度は他のもの木製製品を作りたい、売れるレベルまでいきたいと新しい願望も生まれた制作でした。