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未来会計、会計業界のこと

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記事一覧

短期的利益ではなく、長期的利益の視点を 〜ESG会計①〜

 おばんでがす〜(朝読んでいる方は、おはようござりす〜)。  最近は、ぐずらもずらとTwitterで日本酒と料理の投稿ばかりしていました。仕事も一段落つきそう(??)なので、noteも更新していきます。  たまには会計人らしく。今、若干ハマりつつある、ESGと会計の関係性についた記事を書いてみます。興味のある方だけご覧ください。  今回は、会計の話に踏み込む前に、まずESGって何?という話題から。知っている方は読み飛ばしてください。 SDGs?ESG? 最近よく耳にす

僕が今できることをまとめてみた

 おばんです(朝読んでいる方は、おはようござりす)。  僕の今あるノウハウや、やれることをまとめてみました。もし興味があればご覧ください。仕事依頼用に書いてみた記事です。 記事、コラム執筆 ・渋沢栄一、論語と算盤、道徳経済合一説に関するもの ・中国古典に関するもの ・東北の日本酒に関するもの ・東北の文化、歴史、グルメに関するもの ・財務、会計、経営に関するもの     財務・経営コンサルティング ・社外CFO ・経営計画作成 ・経営計画運用 ・資金繰り表作成 ・資金

管理会計−価格決定モデル②

 おばんです(朝読んでいる方は、おはようござりす)。  たまには会計人らしく。今、改めて勉強している管理会計から、特に頭に入れておきたいことをメモしておきます。  今回は、価格決定について。売値をいくらにするか?を管理会計の観点から考えていきます。の続き。 価格決定4つのアプローチ ①経済モデル→前回 ②会計モデル→途中まで前回、今回 ③マーケティングモデル→今回 ④統計的アプローチ→省略 前回の記事↓ 会計モデル(部分原価法系)  前回触れた全部原価法では、追加生

管理会計−価格決定モデル①

 おばんです(朝読んでいる方は、おはようござりす)。  たまには会計人らしく。今、改めて勉強している管理会計から、特に頭に入れておきたいことをメモしておきます。  今回は、価格決定について。売値をいくらにするか?を管理会計の観点から考えていきます。 価格決定4つのアプローチ①経済モデル ②会計モデル ③マーケティングモデル ④統計的アプローチ 経済モデル・経済学のモデルを参照  →利潤極大化、市場価格は需要曲線と供給曲線の交点、など ・経済モデルの限界  →現実は、利潤

noteの記事がきっかけで、取材を受けた話

 おばんです(朝読んでいる方は、おはようござりす)。  今日は、noteがきっかけでwebメディアのインタビューを受けた話を書きます。  今から約一か月半くらい前、渋沢栄一に関する記事を10本程度、未来会計に関する記事もまた10本程度投稿していた時期でしょうか。「Re・rise News」の渋谷さんという方から、メールがきました。  曰く、渋沢栄一の記事を見て、また、財務コンサルタントとしての齋藤に興味を持ったので、インタビューさせてもらいたい、とのこと。この渋谷(しぶ

意思決定会計-設備投資意思決定その2

 おばんです(朝読んでいる方は、おはようござりす)。  たまには会計人らしく。今、改めて勉強している管理会計から、特に頭に入れておきたいことをメモしておきます。 設備投資の経済性計算・原価比較法…2つ以上の代替案を比較して、原価の低い投資案を採用  →効果が原価面だけに現れる取替投資案や、地方自治体などのプロジェクトに向いている ・投資利益率法(ROI法)…プロジェクトの経済命数にわたって得られる平均利益と投資額の関係比率を求める  投資利益率=(年々の税引後増分利益/総

AIに取って代わられる「会計」の仕事

 おばんです(朝読んでいる方は、おはようござりす)。  会計業界の話をします。経営者や、会計業界に興味がある方が読むと、少しは役に立つかもしれません。 AIでなくなる職業、「会計」  典型的な今の日本の「会計事務所」の仕事といえば、  ・帳簿の記帳支援、代行  ・試算表、決算書の作成  ・税務申告書の作成、提出  ・税務署との折衝  あたりでしょう。  そしてこれらは、ほぼほぼAIで代替できる仕事と言われています。確かに、上記の仕事は、ほぼ全く問題なく代替できます。法務

意思決定会計-設備投資意思決定

 おばんです(朝読んでいる方は、おはようござりす)。  たまには会計人らしく。今、改めて勉強している管理会計から、特に頭に入れておきたいことをまとめてみます。 資本予算 資本予算とは、投資プロジェクトの識別、評価、採択、資金調達をするプロセス。  資本予算の課題   ①設備投資計画   ②意思決定/戦略   ③予算/資金計画  投資目的   ①新規投資対原価節約ー取替投資   ②拡張投資対コスト低減ー合理化投資   ③製品投資対サービス・ソフト投資   ④戦略投資対公害

意思決定会計-業務的意思決定

おばんです(朝読んでいる方は、おはようござりす)。  たまには、会計人らしいことを書きたいと思い、今、改めて勉強している管理会計から、特に頭に入れておきたいことをまとめてみます。 業務的意思決定の範囲『管理会計 第7版』では、業務的意思決定について、4つの例が出されています。 ・加工か販売か ・自製か購入か ・新製品の追加または旧製品の廃棄 ・プロダクトミックス  その中で僕が経営計画を考えるときに特に考えていることが書いてありました。やっぱりこれはいけないんだなと。

意思決定会計-未来原価

 おばんです(朝読んでいる方は、おはようござりす)。  たまには、会計人らしいことを書きたいと思い、今、改めて勉強している管理会計から、特に頭に入れておきたいことをまとめてみます。  今回は意思決定会計の原価のところ。ちなみに、ここでいう「原価」は、売上原価・製造原価のような狭義の原価でなく、経費も含めた広い概念で表現されています。  意思決定のための原価は、すべて代替案別に異なる未来原価という共通の特徴を持つ。                              

ダメな事業計画の特徴3つ(補助金対策)

 おばんです(朝読んでいる方は、おはようござりす)。  今アツい「事業再構築補助金」。そのほかにも、「ものづくり補助金」、「小規模事業者持続化補助金」など、事業計画の策定に関係する補助金が増えています。今後も、しばらく続くことでしょう。  僕は、補助金事業にかかわらず、普段から企業の事業計画策定のお手伝いをしていて、「良い計画」と「ダメな計画」が割とはっきりわかります。  正直、「良い計画」のすべてが、補助金が通るわけではありません。ただ、当たり前ですが、「ダメな計画」は

未来会計とは①

過去に会社ブログに投稿した内容を、再構成してまとめてみました。 まず、未来会計の定義です。 未来会計の先駆者である、日本BIGネットワークの岩永經世先生は、「持続可能な未来を構築するために必要な会計の体系」と定義しています。 弊社では、この定義を基本にしつつ、下記のように考えています。 ①経営計画をつくる(数字と行動) ②経営計画を達成するべく、行動計画を実行する ③経営計画を達成しているか、数字と行動を検証・軌道修正する。 (①~③を繰り返す) つまり、Pl

未来会計とは②

過去に会社ブログに投稿した内容を、再構成してまとめてみました(2回目)。 今回は、弊社の未来会計サービスについて、お伝えします。 弊社では、未来会計サービスを提供する商品として、 ・将軍の日(中期経営計画立案セミナー) ・MAS監査(月次財務コンサルティング) ・特化MAS(テーマ別個別コンサルティング) をご用意しています。 前回、未来会計とは、Plan-Do-Seeサイクルを通して経営を良くして いく取り組み、とお伝えしましたが、商品構成も、これを意識した

未来会計とは③

過去に会社ブログに投稿した内容を、再構成してまとめてみました(3回目)。 第3回目は、私が「未来会計」に取り組む理由をお話しします。 前回軽く触れましたが、企業の赤字率は、直近の国税庁の調査(※)によると、62.6%です。 ※国税庁 平成29年度分「会社標本調査」調査結果について の、「欠損法人割合」から引用しています。ただし、 繰越欠損金を控除した結果、所得金額が0となった場合も「欠損法人」に含まれます。 つまり、企業の平均黒字率は、約37%ということになります。