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意思決定会計-設備投資意思決定その2

 おばんです(朝読んでいる方は、おはようござりす)。
 たまには会計人らしく。今、改めて勉強している管理会計から、特に頭に入れておきたいことをメモしておきます。


設備投資の経済性計算

・原価比較法…2つ以上の代替案を比較して、原価の低い投資案を採用
 →効果が原価面だけに現れる取替投資案や、地方自治体などのプロジェクトに向いている

・投資利益率法(ROI法)…プロジェクトの経済命数にわたって得られる平均利益と投資額の関係比率を求める
 投資利益率=(年々の税引後増分利益/総投資額)*100
 →決算上の利益と整合性がある。計算が簡便。

・回収期間法…投資額を回収するのに要する期間を計算し、回収期間が短い法を有利とする評価法(回収期間の計算は会計上の利益でなく、キャッシュフロー)
 →キャッシュフローでの計算。安全性重視。計算が簡単

・内部利益率法…内部利益率が資本コストより大であれば、その投資は有利
 →キャッシュフローの時間的要素を考慮

・現在価値法…資本コストを定めて回収額の現在価値を決め、これが原投資額より大きいかどうかで判断

※対象とする投資案件によって評価方法を変えるのもアリ。
 M&A関連…現在価値法、内部利益率法
 海外投資…DCF系
 情報化関連投資…回収期間法

リスク評価

リスクへの対応

・回収期間法…リスクの高い投資案件は、回収期間を短縮する。

・DCF系…リスクの高いプロジェクトには高い割引率を、リスクの低いプロジェクトには低い割引率を。

・期待値による計算…キャッシュフローの計算に期待値を適用。景気が良ければ何割増し、みたいな。

・ポートフォリオ・セレクション…分散投資してポートフォリオを組む。

参考文献


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