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夜の自由帳

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夜に考える、ぐるぐるとした出口のないこととかの、集積所です。
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2021年7月の記事一覧

レコメンド。(私たちの悲しさに、誰の赦しも必要なんてないんだというお話)

レコメンド。(私たちの悲しさに、誰の赦しも必要なんてないんだというお話)

「深夜の作業用」とか、「リラックしたい時に」とか、いろんな人がいろんな曲や動画を集めてアップしているけれど、今日「死にたい時に」というものもアップされているということを知った。

そういう動画をアップするひとにもことにも、特別に悪い感情は持たないけれど、「死にたい」という感情にまで、誰かが慰めのレコメンドをあらかじめ用意してくれているのかと思うと、随分と手厚いなと、皮肉に感じる。

それが誰かにと

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Serial Experiments lain CM

夜の自由帳に書いたお勧め(というよりも自分のトラウマになっている)ゲーム「(CM) PS Serial Experiments lain」のCMです。先に記事にしたものよりこちたの方が個人的には好みです。

Serial experiments lain CM

夜の自由帳に書いたおすすめゲーム「Serial experiments lain」のCMを見つけたのがご紹介に。。

『serial experiments lain』 -「これこそゲームだ!」と喜んだのだけれど

『serial experiments lain』 -「これこそゲームだ!」と喜んだのだけれど

ゲーム・雑誌連載・アニメ版と、マルチメディア展開された作品。ゲーム版は基本的に独立した作り/ストーリーです(ゲームジャンルは「サイコストレッチウェア」とか記載されていた記憶です)。ゲーム版は操作性はほとんど最低だし、正直映像も綺麗とはいえないし。だけど今までやってきたゲーム(さしたるゲームをやっては居ませんが……)の中で一番トラウマティックだし素晴らしいと思っている作品です。

ゲームでできること

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夜に窓から

夜に窓から

「かなしみ」というものが(それを悲しみとかこうと哀しみと書こうと愛しみと書こうと、そんなことはどうでも良くて)、夜に窓の隙間から差し込まれる、薄くて透明なものではなくて、昼の温い日差しの中で肌に纏わり付く汗のようなものに、いつか変わってしまうんじゃないかという恐怖があって、それほど恐ろしいことはないと思う。

生きるということはいつだって過敏であるという意味であって欲しい。
耳鳴りに似た高音と、静

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