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木に縁って魚を求む

木に登って魚をとろうとしても、目的と違った手段をとっているのだから、可能性がない、という意味。

梁王は、たいへん野望の大きい人で、孟子に自分の抱負を語り、希望をのべた。

孟子は、王の意図しているところを自分の方から描いて見せ、現在の状況では全然可能性がないと判断したのであった。

曰く、「王のお考えは、まず領土を広げ、秦や楚のような強国を従えて、来朝させ、さらには天下の諸侯の上に立って四方の蛮族を帰順させる。

そして、天下に号令し、人民を治める・・・このようなものでしょう。王の意図していることは、よくわかります。

しかし、ものごとには順序があり、それぞれのことを実現するためには、それなりの手段とか、作戦、それに財力などの準備が必要です。

まず実現可能と思われることから手を打っていかなければならないのです。いまのようななされ方で大望を抱かせるのは、まるで木に登って魚を求めるようなものですよ」と。

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