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【マーケット分析📊】今週の為替レート、長期金利、株価動向の考察:日経新聞解説📰 2023/08/07

日本経済新聞の記事で
注目したい内容がありましたので
記事にしたいと思います💖

長いですが、目次をご活用いただきまして
どうぞ最後までご覧ください!

〈為替〉日米金利差を意識(ThisWeek)

 今週のドル円相場は日米の金利差をにらんで振れやすい展開となりそうだ。前週は日銀が臨時オペで長期金利の上昇ペースを抑える姿勢を示すと円売り・ドル買いが広がり、一時1ドル=143円台後半と約1カ月ぶりの円安水準をつけた。4日に米金利が低下すると141円台まで円高に揺り戻した。

 日銀は7月31日と8月3日に臨時オペを実施し、通告後に円相場は円安方向に動いた。SMBC信託銀行の二宮圭子シニアFXマーケットアナリストは「日銀の緩和継続スタンスを意識した円売りが広がっている」と指摘する。

 日銀が長期金利の上限を事実上1%に引き上げた後、事前予想に反して円安となった。海外勢中心に修正の意図を消化するのに時間がかかったり、米景気が強くドル高が進んだことも背景とみられる。前週末にかけては主要通貨に対し円高傾向となった。円相場の方向感は定まっていない。

2023/08/07 日本経済新聞 朝刊 15ページ

〈金利〉国内長期金利に上昇圧力(ThisWeek)

 日米の債券市場では長期金利の上昇(債券価格は下落)が引き続き焦点だ。4日発表の7月米雇用統計は非農業部門の雇用者数の増加幅が市場予想に届かず、米長期金利がいったん低下した。ただ、9~10日に増額が決まった10年債や30年債の入札が予定され米国債の需給不安はくすぶる。

 国内では前週、新発10年物国債利回りが一時0.655%と2014年1月以来およそ9年半ぶりの高水準をつけた。日銀が発動した2度の臨時の国債買い入れオペ(公開市場操作)について市場では「金利上昇のスピードを抑える狙いで特定の水準以下にとどめようとするものではない」との見方がもっぱらだ。じわじわ上昇余地を探る展開が続きそうだ。

 当面は「超長期の利回り上昇につられて長期金利も上がりやすい」(三井住友トラスト・アセットマネジメントの稲留克俊シニアストラテジスト)とみられる。8日に30年債入札も控える。

2023/08/07 日本経済新聞 朝刊 15ページ

〈株式〉軟調な展開か(ThisWeek)

世界の株式相場は軟調な展開か。前週は米金利の上昇が日米欧株の下落につながった。米アップル株が4日に5%安となるなど利益確定を急ぐ動きもある。米経済統計をにらみながらの不安定な値動きになりそうだ。

 10日には7月の米消費者物価指数(CPI)が発表される。市場予想では、エネルギーや食品を除くコア指数の伸びは前年同月比4.8%と前月と横ばい。上振れればインフレ懸念が再び高まりかねない。

 11日には8月のミシガン大学消費者信頼感指数が公表される。みずほ証券の小林俊介チーフエコノミストは「昨年から指数は高止まりし、今回も低下することはなさそう」とみる。米消費が強く追加利上げ観測が高まれば、ハイテク株の売りにつながりそうだ。

 国内では8日にソフトバンクグループ、9日にソニーグループやホンダなどの4~6月期決算がある。好業績なら日本株の下支えとなりそうだ。

2023/08/07 日本経済新聞 朝刊 15ページ

〈商品〉原油、上値試す展開に(ThisWeek)

 原油価格は上値を試す展開か。前週の米先物指標は6週連続で上昇し4月以来の水準を回復した。サウジアラビアやロシアは3日、9月も自主減産する方針を決めた。石油輸出国機構(OPEC)が10日に発表する8月月報で、今後一段と需給が引き締まるとの見方が示されれば原油価格の上昇につながりそうだ。

 9日には中国の7月CPIの発表がある。市場は2021年2月以来の前年比マイナスを予想する。個人消費の低調さが懸念されるものの「景気刺激策への期待が高まり原油相場が下支えされる」(ニッセイ基礎研究所の上野剛志上席エコノミスト)との見立ては多い。

 一方、9日に予定される米10年物国債入札の結果次第では、米長期金利の上昇やドル高を招き、原油価格の上値は抑えられる可能性もある。米国債に替わる安全資産である金の価格も、米国債の需給をめぐって神経質な展開となりそうだ。

2023/08/07 日本経済新聞 朝刊 15ページ

記事に対するコメント📝

長期金利に上昇トレンドが見えますね
日銀が上限を事実上1%に引き上げ
国債を買う力を弱めたためです

これは、先日の日銀政策委員会で決定された
内容であることを確認しました

ただしかし、日銀に代わる買い手と期待された国内勢の出足は鈍いのが現状です

2%インフレの定着を見越し、市場では早くも1%への到達を意識する声が出始めたのです

日銀は7月28日、長短金利操作(イールドカーブ・コントロール、YCC)を柔軟化し
10年物国債利回りの上限を0.5%から1%に引き上げました

これは、間接的な金融引き締めと解釈せざるを得ないと言えます

極めて強力な国債購入策を使う機会は当面なくなり、金利が自由に動きやすくなったと言えるでしょう

これまでの日本経済の傾向を踏まえると
市場では長期金利が上がれば銀行を中心とした国内勢が大量の押し目買いを入れるとみられてきました

メガバンクや地方銀行などの国内金融機関
(生損保、信託銀行は除く)は今年、短期国債を除いたベースで国債を累計3兆5000億円売り越していたとされています

したがって、買い余力は大きいとみられているのです
しかし、国内銀行の動向をみると、まだ本格的な買いには動いていないように見られるのが実情です

日銀の植田和男総裁は、金融政策について
以下の見解を示しています

マイナス金利の解除には「まだだいぶ距離がある」とのスタンスを堅持しながらも、長期金利の1%も「念のための上限キャップ」である、認識されているそうです

一定程度自由な値動きを取り戻した債券市場と、日銀が1%のラインで対峙する日は決して遠くはないのではないでしょうか?

今後の金融環境の変化から目が離せませんね👍

経済学部を卒業する以上、周囲よりも
金利や為替レートといった
経済のファンダメンタルズについて正しく
理解しておかなくては、経済学部での
知識習得は意味がありません🥲

経済の仕組みや重要な変数の動向を
正しく理解することができれば
きっとビジネスでも活用できる
チャンスが増えると思います

何より金融リテラシーが求められる
時代ですから、このような取り組みは
将来に繋がると信じています


本日の解説は、以上とします📝
このような経済のファンダメンタルズの動きを理できればば、もっと世の中への知見を深めることができるのでしょう

ぜひ、これらの知見をベースとして
実際の世の中の経済動向に当てはめて考えていくという応用を効かせ経済の仕組みを基礎的モデルからご理解されることを推奨いたします💗

一緒に毎日インプットする習慣を身につけて、アウトプットの機会をたくさん創出できるように取り組んでいきましょう

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付録:私の卒論研究テーマについて🔖

私は「為替介入の実証分析」をテーマに
卒業論文を執筆しようと考えています📝

日本経済を考えたときに、為替レートによって
貿易取引や経常収支が変化したり
株や証券、債権といった金融資産の収益率が
変化したりと日本経済と為替レートとは
切っても切れない縁があるのです💝
(円💴だけに・・・)

経済ショックによって
為替レートが変化すると
その影響は私たちの生活に大きく影響します

だからこそ、為替レートの安定性を
担保するような為替介入はマクロ経済政策に
おいても非常に重要な意義を持っていると
推測しています

決して学部生が楽して執筆できる簡単なテーマを選択しているわけでは無いと信じています

ただ、この卒業論文をやり切ることが
私の学生生活の集大成となることは事実なので
最後までコツコツと取り組んで参ります🔥


本日の解説は、以上とします

今後も経済学理論集ならびに
社会課題に対する経済学的視点による説明など
有意義な内容を発信できるように努めてまいりますので、今後とも宜しくお願いします🥺

マガジンのご紹介🔔

こちらに24卒としての私の就職活動体験記をまとめたマガジンをご紹介させていただきます👍
様々な観点から就職活動について考察していますので、ご一読いただけますと幸いです

改めて、就職活動は
本当に「ご縁」だと感じました🍀

だからこそ、ご縁を大切
そして、選んだ道を正解にできるよう
これからも努力していきたいなと思います🔥
今後とも何卒よろしくお願い申し上げます📚

こちらのマガジンにて
エッセンシャル経済学理論集、ならびに
【国際経済学🌏】の基礎理論をまとめています

今後、さらにコンテンツを拡充できるように努めて参りますので
今後とも何卒よろしくお願い申し上げます📚

最後までご愛読いただき誠に有難うございます!

あくまで、私の見解や思ったことを
まとめさせていただいてますが
その点に関しまして、ご了承ください🙏

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ほんの小さな事でも学びがあった!
考え方の引き出しが増えた!
読書から学べることが多い!
などなど、プラスの収穫があったのであれば

大変嬉しく思いますし、投稿作成の冥利に尽きます!!
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今後とも何卒よろしくお願いいたします!

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