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【日商簿記2級レベル】基礎的な仕訳演習(引当金) No.6:エッセンシャル会計学✨


会計・財務についてもっと学びたい🔥

会計業務や経理、財務、簿記についての基本的な知識を持つことは、ビジネスパーソンにとって重要であると感じています。

今後、定期的に投稿していく【エッセンシャル会計学シリーズ】では、会計業務の重要性から経理や財務の役割まで、私が勉強したことをわかりやすくアウトプットしていきたいと思います🔥

さらに、経理業務の具体的な内容や財務業務の目的、簿記の種類と特徴についても詳しく掘り下げていきたいです💛
そして、日商簿記検定2級合格を最終的な目標として会計学を勉強していきたいと思います!

ビジネスにおける財務情報の管理や経営判断の基盤となる知識を身につけるため、ご一読いただけますと幸いです💖

貸倒引当金の設定

決算において、売掛金の期末残高500,000円に対して貸倒引当金を設定する。
なお、A社に対する売掛金250,000円については50%の貸倒引当金を設定するが、それ以外の売掛金については貸倒実積率2%で貸倒引当金を設定する。
なお、貸倒引当金の期末残高は10,000円である。

$$
\\解答:貸倒引当金(差額補充法)\\    \\貸倒引当金繰入:120,000/貸倒引当金:120,000\\
$$

計算過程は、以下の通りです。
250,000(A社に対する売掛金)×50%=125,000
250,000(売掛金残額)×2%=5000
合計:125,000+5,000=130,000
差額補充法より、130,000-10,000
=120,000(貸倒引当金繰入額)

修繕引当金の算定

(1)決算において、修繕引当金100,000円を繰り入れた。
(2)建物の修繕を行い、修繕費500,000円を小切手を振り出して支払った。
なお、修繕引当金の残高は300,000円である。
(3)建物の改良、修繕を行い、500,000円を小切手を振り出して支払った。このうち、300,000円は資本的支出である。
なお、修繕引当金の残高は100,000円である。

$$
\\解答:修繕引当金\\\begin{matrix}\\(1)&修繕引当金繰入:100,000&修繕引当金:100,000\\(2)&修繕引当金:300,000&当座預金:500,000\\&修 繕 費:200,000&\\       \\(3)&建   物:300,000&当座預金:500,000\\&修繕引当金:150,000&\\&修 繕 費:100,000&\\\\\end{matrix}
$$

修繕引当金を超過する部分は「修繕費」として計上することになります📝
建物の修繕を行った際に、どのように仕訳していくのか?という点をしっかり覚えてきましょう👍


退職給付引当金

(1)決算において、退職給付引当金40,000円を繰り入れた。
(2)従業員が退職し、退職金35,000円を当座預金口座から支払った。
なお、退職給付引当金の残高は50,000円である。

$$
\\解答:退職給付引当金\\\begin{matrix}\\(1)&退職給付費用:40,000&退職給付引当金:40,000\\(2)&退職給付引当金:35,000&当座預金:35,000\\      \end{matrix}
$$

退職給付引当金を繰り入れる際、借方の科目が「退職給付費用」となる点を覚えておいてくださいね👍
損益計算書に計上される額なのか?それとも、貸借対照表に計上される額なのか?ということを問題の形式と決算処理事項から確認して適切に会計処理しましょう!

商品保証引当金🎁

(1)決算において、当期の総売上高1,000,000円に対して0.5%の商品保証引当金を設定する。
(2)前期に販売した商品について、無料修理に応じた。
この修理にかかった費用30,000円を現金で支払った。
なお、商品保証引当金の残高は25,000円である。

$$
\\解答:商品保証引当金\\\begin{matrix}\\(1)&商品保証引当金繰入:5,000&商品保証引当金:5,000\\(2)&商品保証引当金:25,000&現   金:30,000\\&商  品  保  証  費:5,000\\      \end{matrix}
$$

また、決算整理仕訳において「洗替法」によって決算整理前残高試算表に計上されている商品保証引当金を戻入し、今期の売上高に商品保証引当金の設定率を乗じた値を繰り入れるという仕訳を実施することもありますので、確認しておきましょう👍

賞与引当金の設定🎊

(1)決算(3月31日)において、次期の6月10日に支給する賞与360,000円(計算期間は12月1日から5月31日)について、賞与引当金を設定する。

(2)6月10日、賞与360,000円(計算期間は12月1日から5月31日)を当座預金口座から支払った。
なお、(1)において、賞与引当金が設定されている。

$$
\\解答:賞与引当金\\\begin{matrix}\\(1)&賞与引当金繰入:240,000&賞与引当金:240,000\\(2)& 賞与引当金:240,000&当座預金:360,000\\&賞   与:120,000\\      \end{matrix}
$$

上記の例題のように、ボーナス(賞与)が支給される対象となる期間(12月~5月)が当期(4月1日~3月31日等)と一致していない場合は、当期に該当する額を計上することになります。
(1)においては、賞与360,000に対して、4か月分(12月~3月)/6か月分が計上されているということです👍

なお参考資料は、以下の通りです。

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今後、さらにコンテンツを拡充できるように努めて参りますので、何卒よろしくお願い申し上げます📚

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