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【繋がりを大切に📚】「The Effects of Japanese Foreign ExchangeIntervention: GARCH Estimation and Change Point Detection」:先行研究解説 No.1 2023/09/11

Introduction:卒業論文は早めに仕上げたい💛

私もいよいよ卒業論文の執筆に
取りかかる時期がやって参りました👍

何事もアウトプット前提のインプットが
大事であると、noteで毎日発信してきました

これは、どのような内容で
あっても当てはまります👍

論文を一概に読んでも
記憶に残っていなかったり
大切な観点を忘れてしまっていたりしたら
卒業論文の進捗は滞ってしまうと思います

だからこそ、この「note」をフル活用して
卒業論文を1%でも
完成に向けて進めていきたいと思います

私の卒論執筆への軌跡を
どうぞご愛読ください📖

今回の参考文献📚

今回、読み進めていく論文は
こちらのURLになります👍

『The Effects of Japanese Foreign Exchange Intervention: GARCH Estimation and Change Point Detection』

Eric Hillebrand Gunther Schnabl Discussion
Paper No.6 October 2003

読み終えた先行研究📚

『日本の為替介入の分析』 伊藤隆敏・著
経済研究 Vol.54 No.2 Apr. 2003

『Effects of the Bank of Japan’s intervention on yen/dollar exchange rate volatility』21 November 2004

Toshiaki Watanabe (a), Kimie Harada(b)

The Effects of Japanese Foreign Exchange Intervention: GARCH Estimation and Change Point Detection

Eric Hillebrand Department of Economics, Louisiana State University

Gunther Schnabl Department of Economics and Business Administration, Tuebingen

Abstract

In this paper we test for the short-term impact of foreign exchange intervention on both the level of the yen/dollar exchange rate and the volatility in the yen/dollar markets.

Using newly released data on Japanese foreign exchange intervention, our global GARCH estimation suggests that Japanese foreign exchange interventions between 1991 and 2002 had the intended effect on the same day, but at the cost of higher exchange rate volatility.

Testing for the robustness of this finding we show that the results are highly dependent on the time period. From 1991 to 1998 Japan’s official currency purchases were unsuccessful and coincided with increased exchange rate volatility.

Since 1999 official Japanese currency purchases seem to have had the intended short-term effect while exchange rate volatility is lower.

To this end, the paper provides evidence for successful foreign exchange intervention on the same day in Japan’s liquidity trap where the borderline between sterilized and unsterilized foreign exchange intervention became blurred.

先行研究より

まずは、この論文の概要から
見ていきたいと思います

この先行研究では、為替介入が円/ドル為替レートの水準と円/ドル市場のボラティリティの両方に与える"短期的な影響"をテストします

日本の為替介入に関する新たに発表されたデータを使用した我々の世界的なGARCH推計

1991年から2002年までの日本の為替介入は
同日に意図した効果をもたらしたことを
示唆していますが、しかしその代償として
為替レートのボラティリティを高めたことに
なってしまったのです

この結果の頑健性をテストしますと
結果が観察対象となる期間に大きく依存することがわかりました

すなわち、1991年から1998年にかけて
日本の公式通貨購入は失敗に終わり、同時に為替レートの変動が増大しました

1999年以来、日本の公式通貨購入は為替レートのボラティリティが低下する一方で、意図した短期的な効果をもたらしているようです👍

この目的のために、この論文は、不胎化された為替介入と不胎化されていない為替介入の境界線があいまいになった日本の流動性の罠において、同じ日に為替介入が成功したという証拠を提供していています

この論文では、私の卒業論文執筆において
非常にエッセンシャルなことをインプットできるように思います👍

なぜならば、為替介入政策が為替レートに
与える短期的なボラティリティを研究することは、私が対象とする2022年9月に実施された
円安是正を目的とした為替介入政策の評価や考察へと繋がるからです

また日本の金融市場が"流動性の罠"という危機に陥ってしまっていた可能性があるなかで
為替介入政策のパターンが①不胎化介入なのか、②非不胎化介入なのか、という境界線にも言及されている点は必読であると感じています

今後は、この論文をひたすら
読み進めていくことにしましょう

本日の解説は、ここまでとします
このような歴史や先行研究をしっかり理解した上で、卒業論文執筆に取り組んでいきたいです

今回、私が卒業論文執筆において取り上げる
24年ぶりの「円安是正」介入は本当にレアな
経済政策ということを再認識できたような気がします💖

私の研究テーマについて🔖

私は「為替介入の実証分析」をテーマに
卒業論文を執筆しようと考えています📝

日本経済を考えたときに、為替レートによって
貿易取引や経常収支が変化したり
株や証券、債権といった金融資産の収益率が
変化したりと日本経済と為替レートとは
切っても切れない縁があるのです💝
(円💴だけに・・・)

経済ショックによって
為替レートが変化すると
その影響は私たちの生活に大きく影響します

だからこそ、為替レートの安定性を
担保するような為替介入はマクロ経済政策に
おいても非常に重要な意義を持っていると
推測しています

決して学部生が楽して執筆できる
簡単なテーマを選択しているわけでは無いと信じています

ただ、この卒業論文をやり切ることが
私の学生生活の集大成となることは事実なので
最後までコツコツと取り組んで参ります🔥

本日の解説は、以上とします📝

今後も経済学理論集ならびに
社会課題に対する経済学的視点による説明など
有意義な内容を発信できるように
努めてまいりますので
今後とも宜しくお願いします🥺

マガジンのご紹介🔔

こちらのマガジンにて
卒業論文執筆への軌跡
エッセンシャル経済学理論集、ならびに
【国際経済学🌏】の基礎理論をまとめています

今後、さらにコンテンツを拡充できるように努めて参りますので何卒よろしくお願い申し上げます📚

最後までご愛読いただき誠に有難うございました!

あくまで、私の見解や思ったことを
まとめさせていただいてますが
その点に関しまして、ご了承ください🙏

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