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【輸出の準備🚢】輸出者が自分で行う必要のある主な輸出業務について💻:貿易実務検定C級対策 No.64

今回は「輸出手続き」のなかで
輸出者が自分で行う必要のある
「輸出の準備」というテーマについて
一緒に確認していきましょう💛

具体的な内容としては
➀輸送の手配
②海上保険契約
③インボイスの作成

の3つをメインに取り上げます。

輸出の準備として、どこまでを
輸出者が担当するのかを
一緒に学習していきましょう👍


前回のお復習い💖

輸出の手配:Export arrangements

契約(インコタームズ2020版)が
CPT(Carriage Paid to):輸送費込み
CIP(Carriage and Insurance Paid to)
:輸送費・保険料込み(指定仕向地)

CFR(Cost and Freight):運賃込み
CIF(Cost Insurance and Freight)
:運賃・保険料込み(指定仕向港)など
の条件で「運賃が輸出者負担」の場合
輸送の手配は輸出者が行うことになります。

これまでの学習で、輸送の形態には
海上輸送、航空輸送、国際複合輸送等
があり、その輸送契約の相手方は
各々異なりますので、要注意です💦

それでは、輸送の手配(Export Arrengements)
について、一緒に勉強していきましょう👍
※海上輸送(定期船)を例にしていきます🙏

船腹の選択🚢

輸出しようとする貨物や仕向港によって
より適した船舶を選択することが大切です。
この際、定期船(Liner)による個品運送契約
と不定期船(Tramper)による用船契約との
いずれを選択する
ことになります。

①定期船による個品運送契約

1回の輸送量が100トンというような
小口(LCL)貨物に利用されることが多いです。
定期船(Liner)とは、決められた寄港地を
決められた航海スケジュールに従って
運行する船舶のことであり、
現在は、主にコンテナ船が中心です🚢

このような定期船を利用して輸送する場合
の輸送契約は「個品運送契約」となります。

定期船の運賃は、通常「Berth Term」で
本船への積込費用及び輸入地での陸揚費用

が含まれている運賃形態です👍

定期船のバース・タームのことを、特に
「ライナー・ターム(Liner Term)」
いうこともありますので、要チェックです。

②不定期船(Tramper)による用船契約

不定期船は定期船が寄港しない仕向地に
貨物を輸送するときや大量の貨物を
輸送する場合に利用されることが多いです。

その場合、船舶を一艘借り切って(Charter)
輸送することになるのですが
このタイミングで取り交わす運送契約を
用船契約(Charter Party)と言います。

用船契約の場合、現実的には
原油、鉱石、石炭、穀物、木材など
単一の種類の貨物を大量に運ぶこと
が多いですので、タンカーや専用船
が利用されることが多い点が特徴です。

ここで運賃は用船者(荷主・輸出者)と
船会社とで個別に決める
ことになります📝

以前にも学習したように、主に4つの
運賃形態から決定されることになります!

①バース・ターム(Berth Term)
⇒積込費用&陸揚費用込み
②FO:Free Out
⇒積込費用込み
③FI:Free In
⇒陸揚費用込み
④FIO:Free In and Out
⇒積込費用&陸揚費用別途

個品運送契約の船腹予約

配船表によって、貨物の積込に合った
船舶を選び、その担当者に対して
個別貨物のスペースの申込みをします📞

通常は、電話で「スペース・ブッキング」を
行うことが多いようですね👍
このタイミングで、船会社と確認し合う
内容は以下の通りとなります。

①輸出者名(Shipper)
②海貨業者名(Forwarder)
③仕向港(Destination)
④通関貨物搬入場所
⑤本船名(Vessel)
⑥航海番号(Voy. No.)
⑦出港予定日(ETD)
⑧貨物の明細(Commodities,
Gross Weight&Measurement,
Made of Packing)
⑨船積予定日および積込作業の方法
※在来船(Conventional Vessel)の場合
⑩運賃率(Freight Rate)及び割増運賃
⑪支払方法(Payment)
⑫その他の事項
※荷受人(Consignee)など

海上保険契約

契約上の貿易条件が
CIF条件(運賃・保険料込み)
CIP条件(輸送費・保険料込み)の場合には
輸出者に保健付保義務がありますので
保険会社に保険料を支払って
海上保険契約を結ぶことになります👍

なお、保険を付保する際には、特に
以下の5つのポイントに注意しましょう。

①保険期間(Duration of Coverge)
②保険契約者(Applicant)
③被保険者(Assured)
④保険のてん補範囲
(Conditions of Insuranse)
⑤保険金額(Insured Amount)

※保険契約の詳細については
以下のサイトをご確認ください🙏

インボイスの作成🔖

輸出者は、輸入者にあてて作成する
商業インボイス(送り状)は
貨物の出荷案内書であるとともに
貨物の明細書、代金請求書、ときには
梱包明細書の代わりともなります。

また、輸入国においては税関への
申請書に添付する書類にもなります。
※日本においては、現在、原則として
税関への輸出入申告の際の仕入書の添付
は"不要"とされています👀

商業インボイスは荷為替手形に添付される
基本的船積書類の1つであり、L/C取引の
場合は、インボイス条の商品の記述は
L/Cと一致していなければなりません。

なお一般的には通関手続を代行してくれる
海貨業者には提出しなければなりません。
したがって、仕入書は貨物の輸出には
必ず作成することになるのです👍

また、仕入書には一般的に
以下3つの内容が記載されます!

①貨物の種類・品名、番号
品質、数量および価格
②荷送人および荷受人の住所
氏名(名称)、仕向地、作成年月日
③価格の決定に関係ある契約条件
(FOB:本船渡し、CIF等)
※輸出申告価格は、全てFOB価格🌟

それでは、最後に商業インボイスの
サンプルを確認して終わりにします。

出所サイト

本日のアウトプットはここまでとします💙

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最後までご覧いただきありがとうございました🌈

まだまだ浅学非才な私ですが
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日々、成長できるように精進します🔥

アウトプット前提のインプットを体現する
ことができるのは、本当に有意義であると
思いますし、成長の記録としても残るので
非常にやりがいを感じています。

社会人になってもnoteはなるべく
継続していきたいことではありますが
あくまで趣味としての取組みになりますので
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今後とも何卒よろしくお願いいたします!

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