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門前町は大自然への扉

6月末、久しぶりに奥日光へ。
町内のハイキングに参加し、湯の湖から湯滝、湯川沿いを歩き、光徳まで。



ああ、湯元の源泉はこんな香りがしたっけ、とか、湯の湖畔はこんなに静かだっけ、とか、湯滝はこんなに壮大だったか、とか、湯川の周辺の環境は上手く言葉に表せないほど素晴らしいな、とか。
あらためて体感と実感の中歩いた。

様々な技術が発達しても、体感、経験、実感を超えることはない。
こうした自然の中に身を置くことについては、特に。
山、湖水、川、湿地帯。様々な条件が入り組んで豊かな自然を生み出している奥日光。奥深い分、ファンが多いのも頷ける。

今の暮らしのサイクルの中で、「自然」を感じるのは、遠望できる日光連山や近景の山々の眺め。
でも、考えてみれば奥日光へ30分程度で行ける。
霧降だってすぐだ。
考えてみれば、こんな壮大で多種多様、そして豊かな「ジオ」と「ネイチャー」の中に暮らしているのだ。
地形図で確認すると、一目瞭然。


150年前に、外国人たちが日光の風景や環境を見出した。いやしかし、400年前には、幕府がこの自然とそれまでの信仰を「位置づけた」わけだ。そして、山々をはじめとする自然に対するその信仰は、1200年前にはじまる。門前町はそうした大自然への扉、自然と対峙し、信仰してきた人々の歴史の記録でもあるのだ。
普段の視野の狭さは、自然の中に溶かし、歴史の渦に巻き込んでしまいに行くと良い。

日光はそれに最適な場所だ。
あらためて、そう思った。

NPO法人日光門前まちづくりnote部 | 岡井 健(世話人)

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