見出し画像

~設計事務所やハウスメーカーで注文住宅を!!〜土地探しと同時進行は大変?

本日は仕事始めとなりますが、初日早々、地元の方から電話問合せをいただいた。初日ということもあり他の予定を入れていなかった為、午後には相続対策の個別相談となりました♪

「家族信託」や老後のライフプランについて、自宅不動産の売却も想定した話し。
知識の提供についてはもちろんのこと、様々な選択肢をシミュレーションし一緒に考えた事で、結果的にご自身達で方針を決め「納得」という形の着地のお手伝いは出来たと思う♪

さて、本題に入ります、、、

注文住宅を検討している方は、正月休みを利用し住宅展示場のハウスメーカー巡りをされてきたのではないでしょうか。

ご家族で行かれた方も多いと思います。子供たちが大喜びするような催し物も企画され、とても賑わっていたことでしょう。
とくに、コロナも落ち着いた今時期はハウスメーカーも気合いが入っていると想像できます。

とはいえ、、
資材高騰や職人不足・人件費増による建築価格の高まりや税制優遇の縮小など、家を建てたいと思われている方にとっては悩みが尽きないという点もあるでしょう。

10年、20年前と違い、インフレの方向に強く向いている昨今、住宅ローン控除の縮小もあり時期をずらしてもあまりメリットはなさそうですね。


今回は、、
「土地探し」の話しでポイントとなる「付帯工事費用」を交えていきます。
ハウスメーカーや設計事務所などで注文住宅を検討した際に、見積金額を見てびっくりされたという方もいるでしょう。

~付帯工事とは??~
「建物本体価格」とは別に、工事をおこなう際に必要とされる「建築する際にかかる工事費用」のことを指します。具体的にどんな費用がかかるのか??

■地盤調査費用
→地盤調査の結果、適正数値を示さない場合には「地盤改良費用」がかかる。※杭工事など
土地購入前では「他人の所有物」なので勝手に調査するわけにもいかない。そのため、土地の履歴などを参考にすると良いでしょう。

たとえば、地目が「田」の土地は注意が必要です。たまに、「池袋」「田端」「品川」「立川」などの、地名に水が関連する文字が入っている場所は注意!!というあおり記事を目にしますが、ここまでの話しに神経質になることはないと思います。

■水道、下水、ガスの接続工事費用
☆上水道
前面道路から宅地内への引込み(管)の有無がポイントです。元々、古い家が建っていた土地は引込済みですが「口径」には注意が必要。
シャワーなどがない時代においては、口径13mmは一般的だったが、今では口径20mmへ変更する必要があるとメーカーの担当者からも言われるでしょう。(地域によっては、口径13mmでも水圧に問題はないと言われる事もある)
※水道負担金として
※敷地内の古井戸の有無も併せて確認すると良いでしょう

☆下水道
本下水ではなく、浄化槽設置の地域もあります。費用負担額が重くなるので注意が必要。
さらに、農業用排水へ接続といった地域もあるので、土地の購入を任せる不動産会社の担当者に確認をよくしてください。
※負担金の有無について

☆ガス
都市ガス(自治体により名称は違います)は、基本的に初期費用なしで引き込んでくれるが、プロパンガスは個別契約となります。
初期費用やランニングコストで悩まれる方も多く、とても重要なことではありますが「地域性」も大きく影響してくるため、「住みたい地域」に合わせる感覚は必要と思います。

☆外構費用
こちらは付帯工事欄に入れず「別途」としている会社もあるでしょう。自由度が高く最初から金額を固めることは難しいからです。
※注文住宅を初めて建てる方は「想定以上の金額になってしまった」「オプション料金の現金対応は難しい」といった状況にならない為にも、担当者とよく相談をしましょう。
早く決めてほしいとの理由から、心配事を後に回そうとする担当者には要注意ですが、ご自身でも最終「総額」を見越す努力は必要だと思います。※高低差がある土地には注意


〜まとめ~
設計から色決めまで、自分たちの要望を取り入れられる注文住宅は夢がひろがりますよね!!

一昔前と違い、頭金をそれほど用意できないといった方にも注文住宅は身近になっているように感じます。
それは、建売会社の中に「フリープラン」へ対応する会社が増えたからかもしれません。
※CMなどで「自由設計!!!」というフレーズには、少々誇大広告のように感じていますが、、、

私自身、土地の紹介・注文住宅の営業を経験してきましたので、ショールームのご案内時には、お客様の「わくわくドキドキ感」がとてもよく伝わり、仕事にとてもやりがいを感じていました。半面、土地探しについては不動産会社とやり取りをし、設計・建築は各ハウスメーカーを巡りながらと。とても重労働です。重労働とは適切な言葉ではないかもしれないが、予算組みやスケジュール管理を怠らないことが重要です。

不動産会社(仲介)は、前述のライフライン関係について「重要事項説明」に必須な情報なので調査をしますが、注文住宅を建てることを前提とした提案や土地購入に対しての注意喚起などは期待できません。

逆に、ハウスメーカーとしても「付帯工事」については、お客様が購入(検討)された土地に対しての見積りとなるため、どの程度の付帯工事費用がかかる土地なのか、、自身で見極めることが鍵となってくるでしょう。

このように、そのぞれの立場や役割を理解し、自分自身がマネージメントをしていく心構えをもつことで、人生最大の買い物である不動産・建築も良い買い物となるでしょう♪♪

最後に、、
前面道路が「私道だった場合の理解・注意点など」も書きたいと思っていましたが、次回以降にします!!

引き続き、住宅業界の現場視点で書いていきたいと思います♪


~~ 企業情報 ~~
社名:株式会社bluebird
住所:東京都立川市若葉町1-17-1
メール: susaki@bluebird-akiya.com

築56年の空き家・空き店舗を職人と一緒になって作り上げたオフィス兼アトリエ。
画家の妻と夫婦でシェアをしています。

<業務内容>
⚫︎古家・土地の査定
⚫︎介護保険を利用したバリアフリー工事の相談/住宅改修工事
⚫︎外装リフォーム(屋根・外壁塗装、防水工事など)
⚫︎相続対策、ライフプランの相談
⚫︎不動産会社、リフォーム会社との見積りトラブルの相談
⚫︎工事トラブルや境界問題など、住まいに関する相談業務全般

<エリア>
東京都、埼玉県、神奈川県、千葉県(応相談)
※他エリアの相続不動産などでお困りの方も、まずはご相談ください♪[初回相談料無料]
解決策を一緒に考えます。

〜問い合わせ先〜

この記事が参加している募集

新生活をたのしく

仕事について話そう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?