中国に京都の町を造ってしまつた話

こんにちは

中国の大連市で小京都プロジェクト　
となる計画が数年前から進んでて
ようやく開業されました

中国人が京都を見て思う感想は　
洗練された品や情緒ある風景と
日本の文化の美しさ
そして　
古都と呼ばれる古い町並みが
現在でも体感できる町

そんな雰囲気が　
どこか栄華を極めた大唐を思い起こさせる

歴史をたどれば大唐の都　
長安を模して造られた平安京
そんな歴史からも京都には
中国の建築様式や技術は輸入され
日本で独自進化してきた

そして中国には京都のように　
この規模で現在でも　
その面影を残す木造歴史景観は少ない
すぐに破壊するからね（笑）

だから京都を見て　
あの頃の大唐に来た印象を持つ中国人

数年前から噂を聞いていた
大連に京都と造る！というニュース

樹源科技集団（樹源集団）が
大連金石灘地区で推し進めていた
大連盛唐・小京都プロジェクト

先行的に2016年に
隣接する形で小京都モデルの住宅街が
作られ日本の和風家屋そっくり　
もはや日本でも中々ないような
お屋敷なみの品のいい住宅が
現代建築により再現され建設された

かなりの高額にもかかわらず質の高い住宅に
日本好きな中国人富裕層に人気を得て
あっという間に完売してしまった

その成功を得て　その横に更に拡大し
町を作るプロジェクトだ
メイン通りの商業施設に何本かの脇道は
京都を思い起こすような路の作りになり
静かな料亭や土産物屋が並ぶ

そして　さらに脇にずれると和風住宅街がある

このプロジェクトには多くの
日本人が関わっている
町造り、建築、建築資材など
京都の町をイメージして作る事が
大唐へ繋がる
大唐×京都の融合をコンセプトで作られた

総工費60億元（1020億円）規模だから驚く
総面積は63万平方メートル
日本向けにYouTubeでも紹介されている

21年8月25日にオープンしてから中国国内で
強い批判が相次いでる記事が多い

多くの観光客がSNSで投稿した事から
勝手に批判が広がった

色んな噂も流れる
日本企業しか参加できてないとか
日本のモノしか売ってないとか
日本の宣伝しかしてないとか

実はそんな事はないが
大連という土地は過去に日本が占領し
歴史的に色々あった土地だけに
国民感情が批判的に広まりをみせた

しかし日本に行けない人達は中国国内で
少しでも日本に行った気になれる場所として
近年、日本をテーマにした観光地が増えている

そんな中でも　ここは規模が大きいだけに
中国各地から観光が日本を体感しようと
遊びに来ていた

現在snsでは批判的意見が多くある
ちょっとした騒動になってる

実際に観光に来た客は
コロナが終息したら
本当の日本を見てみたい！
と意見も多く
鎖国してる中国の中で
日本を味わえる場所として
人気もある
開業して1週間で多くの人が訪れた

しかし　
批判的意見とコロナと
訪れた観光客の多さで
一時休業するように
政府から要請がでたらしい
もちろんこんな大規模なプロジェクトは
政府の認可なしでは開業なんてできない

少しsnsで騒がれすぎた事が
要因かもしれないが
コロナ対策を踏まえ色々な憶測が広がる

気が付けば　再開して
人気観光スポットになってる気もするが
1週間足らずで休業要請が入るところが
中国らしい展開

世論を一旦黙らせて　
また静かに再開というところだろうか

もう　中国って感じしないエリアになってる

足湯もあり　ホテルには温泉もある

日本人が多く関わり設計も手掛けているだけあって

細部にこだわり日本的な演出している
住宅を造るのではなく街を造る
このプロジェクトに参加した人は
きっと面白かっただろうと想像してしまう

しかも、建築資材の多くの日本から輸入している為
高級日本和風建築の仕上がりになっていて
海外で中々　ここまで日本（和風）を追求して
この大規模で町を造る事はないと思う
京都が好きだからだったら京都を造ろう！
そんな発想だ

中国　大連に訪れる事があれば
1度見に行ってみたいと思う施設でした
でも　どんな人が住んでるんでしょうね～

日本的和風建築、門構えや瓦屋根など
中国国内では調達できない資材も多いから
日本に憧れる中国人には
こんな家に住みたい！となるだろう

日本でも　ちょとしたお屋敷だ

大連の位置関係を見てみよう

場所は

大連市から少し離れた郊外に位置している

日本に行けないなら
中国に京都を造ってしまえ！

中国って面白い！

古都京都には及びませんが　
汚い中途半端な懐かしい上海を模した
美食街が上海にあります
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