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出来事としての人間。
可塑性の連続的出来事、自分。
自分から記述へ。この人化。
一人称を「この人」にして、自分から記述へと変化させる。この人化させていく。
この人はお粥を食べている。お粥に醤油をかけると卵かけご飯と同じ味がする。この人は普段から物をあまり噛まずに食べるから、そういうことがよくある。
この人は天気を確認するのに、窓よりアプリを確かめる。だから今日の小雨を知らない。
自分が記述になっていくとまず自分の背中が見えて、右上に番組名のテロップが入る。自分自身と一
追悼とか、ai画像生成とか、ちょっと、今日考えていた、こと。
自分の〉彼岸花の赤いとこ全部くらい散らばった考え《を、{雑なポニーテール”程度にまとめるために書いているので、読みづらい。しかし、記録として、外に置いておいていいものなんじゃないかと思った。自宅の外構沿いの公道に置かれた、猫よけのペットボトル。そのくらいの横暴という認識。
ちょっと前に鳥山明が亡くなって、世界中で哀悼の意を示す様々なアクションが起きた/ている。
それらを見て、一人の人間の想像力
あなたはあなただけの終わり?
ある新聞のコラムには、鍵を開けたもののみが挑戦できるクイズがある。
Q.「飲み口のないマグカップにコーヒーが入っている。コーヒーはどのようにして注がれたのだろう?」
注いだ後に溶接して仕舞えば簡単な話である。
A.「コーヒーはマグカップの嘔吐である。」
マグカップの底から嗚咽が聞こえる。上を向いているので次の瞬間にはうがいの音と変わらなくなり最後にマグカップは窒息死してしまう。マグカップ
魚になりたい採血男と可能世界の犬女①
俺が今眠ってしまえば、釣竿と共に海に落ちてきっと魚に変わってしまうだろう。朝の寒さに備えて着込んだ服から脱出できず、服の中で窒息死してしまうのは勿体無いので、偶然袖口から脱出できたとしよう。俺は小魚になるに違いない。ただ、内臓があからさまに透けているようなやつは嫌で、青光りする銀の肌を持った、魚の体面は保ったやつがいい。海面に俺の着ていた服が虚しく浮かび、俺は音すら忘れるほど穏やかな海で海難事故
もっとみる指の失禁的1,297文字
1日の終わり、空は黒く太陽が見当たらないので当然夜。五感からログアウト寸前に、外から雨らしき音が聞こえ始めた。世界が雨らしき音だけの暗闇に、だんだん細長く伸びた水のイメージが頭に浮かび上がり、それに釣られて体が姿を現し始める。あまりに頼りない雨音に、本当に雨が降っているのか確かめたくなったが、窓はカーテンに遮られている。布団から少し距離があるため立ち上がって開ける必要がある。そんな事のために柔ら
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