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【建コンの仕事紹介#1】河川技術者編

若手の会に所属しているメンバーを紹介する本コーナー。第1弾は、河川技術者編です。


1. 自己紹介

入社13年目 大阪府出身
専門分野:河川・砂防(堤防、護岸、排水機場、氾濫解析、防災)
すきな川の風景:中之島公園と堂島川・土佐堀川(大阪市)

2. 建コンに出会うまで

河川技術者を目指した理由

 小さいころ、親によく連れて行ってもらって遊んでいたのが、河川敷公園。水辺=遊び場という感覚がなんとなくありました。大学では、河川水質をテーマにした研究室に所属して、水質改善のためのシミュレーション解析をしていました。
そんなことから、就活のときには自然と「河川」「環境」「公園」をかけあわせたような仕事がしたい、という思いがあり、それに携われそうな建設コンサルタントを選びました。

3. 建コンを知ってから

河川技術者の仕事

「川ってどんな仕事があるの?」と言われることもありますが、大きく分けると「治水」「利水」「環境」の3つの仕事があります。
「治水」は、洪水が安全に川を流れるように“治める”技術。流量や、必要な河川の容量を計算し、流速に耐えられるよう堤防や護岸の構造物を設計します。また、住民の安全な避難を促すための防災マップを作成するというソフト的な仕事もあり、私の得意分野です。
他にも、農業用水・上水道・発電などわたしたちの日常生活を支える「利水」、動物植物や人間が快適に暮らせるように配慮する「環境」にも、河川技術者が活躍する場面があります。ひとくちに「河川技術者」といっても、水に関わる仕事の幅はとても広いのです。

4. 建コンでの未来

もし違う専門に変わるなら?

 水辺で子どもたちや大人が遊べる場所・空間を、自分の手で作ってみたいという思いがあります。
 建コンの専門であれば、一番やってみたいのは「造園」や「都市計画」の分野。もう少し広げれば、カフェや休憩施設の設計には「建築」、イベント運営や民間企業の誘致には「不動産」の知識も役立つのではないか、と思っています。
 自分のやりたいことを実現するには、河川という専門ひとつだけでは足りません。いろんな専門の知識が必要ですし、それらを専門としている人たちの考え方や立場も理解して、調整・計画をしていく力が必要だな、と感じます。そのために、まだまだ蓄えたい知識や技術がたくさんあって、難しいけど、ワクワクしている自分がいます。

5.さいごに

 河川技術者として一番ニヤニヤする瞬間は、自分が携わった構造物や防災マップを、家族や友人など身近なひとが見てくれて、「あれってあなたが作ったの?」と言われるときです。川は、身近に存在しながらも注目されることが少なく、マニアックな分野と思われるかもしれませんが、地域の方の日常を支える技術で、あなたもニヤニヤしてみませんか?


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