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元HSBC証券会社 代表取締役社長の時事考察

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世界の金融業界のトップとして走り続けてきた立沢 賢一による世界の金融、経済、政治、ビジネスなどの時事問題考察です。 ・元HSBC証券会社社長 ・バンク・オブ・アメリカ日本人初のパ…
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#COMEMO

新型肺炎から学んだ教訓

厚生労働省によると、2/27時点で日本のコロナ患者数は、177名。一方、韓国は1595人。日本は、…

世界大恐慌とリーマンショックと新型肺炎

リーマンショック後の世界経済の回復スピードの速さは1929年の大恐慌と比較すると歴然としてい…

バフェット氏もコロナ誤算? デルタ株を異例の短期売却に関しての考察[メルマガ読者…

出典:日本経済新聞 バフェット氏は平均購入価格約46ドルで保有していたデルタ航空株式を約24…

今こそ財政出動、新型コロナショックを乗り越える

新型コロナショックに国家はどう対応すべきなのか? 最近多くの有名人や専門家の方々がポスト…

今こそ財政出動、新型コロナショックを乗り越える

新型コロナショックに国家はどう対応すべきなのか? 最近多くの有名人や専門家の方々がポスト…

戻り売りスタンス継続、市場最悪の米失業保険数と原油価格の上昇

史上最悪な米失業保険数でマイナスオープンした米国株式市場は乱高下を繰り返しながらも最後は…

新型コロナウイルス、市場最低の経済成長と市場最高の経済成長

僅か数ヶ月前、世界経済はゆっくりとリバウンドし、米中貿易戦争も前進するかのように見え、世界中の中央銀行は金利を維持させるような金融政策を遂行しようとしてました。今思うと、既に懐かしさを感じてしまいます。 ゴールドマンサックス社は第1四半期及び第2四半期の米国経済成長率はそれぞれマイナス9%とマイナス34%、そして第3四半期には19%のプラス成長を予想してます。史上最低の経済成長の第2四半期の後は史上最高の経済成長の第3四半期となり、1年間通しではマイナス6.2%の経済成長率

安倍首相の緊急記者会見 リーダー不在の日本と試される国民性

昨日の安倍首相の記者会見を聴きまして、、 わざわざ記者会見するような内容なのか疑問を持ち…

景気刺激策で株式市場急上昇、原油価格に低迷に注視せよ

日本株が大幅下落し、Jobless Claimが予想を遥かに超え過去最多328万件に急騰したこともあって…

コロナショック、GDP数値化へ

昨日の株式市場は経済政策が否決されたことに嫌気売りされてました。 確かにトランプ大統領…

コロナ対策30兆円規模  政府の迷走

参考記事 またいつもの言葉の綾で誤魔化そうとしているのが明らかです。 見出しは30兆円規模…

雇用危機を防げるのか?ー宿泊・運輸・小売業

新型コロナウイルス肺炎が大流行する前から、世界的金融緩和政策で米国の格付けがトリプルB格…

問われる政府の対応、失われた30年再来の危機

今そこにある危惧 そもそも行き過ぎた緊縮財政が供給過多を生み出しデフレギャップが生じてい…

株価暴落だけじゃない。米国経済の減速の真の恐ろしさ

世の中的には株の暴落やらドル売りやらで兎角目線が金融市場に行きがちです。 でも私が最も心配しているのは米国経済の減速です。 どのように減速するかですが、石油価格の下落がきっかけになる可能性を危惧してます。 現在、米国は世界最大の産油国です。これは2013年に始まったシェール革命がきっかけとなり、 米国は石油の純輸入国から純輸出国へと転換することに成功しました。米国は2018年、シェールオイルの増産により原油生産量で45年ぶりに世界首位となり、米国の輸出が輸入を上回るの