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データ社会に実用な力~コラム500~

初見さん用

ここの部分は初めての方のみ目を通していただけるといいかなと思います。私は立教大学に通う大学生です。コラム500というのは約500字で気になった話題について自分の考えや感じたことを整理して言葉にするということをテーマに書いています。本で読んだ知識や感想、感情を言葉にしていきたいと思っています。もし、前回の記事に目を通していないという方はぜひ前回の記事も目を通していただけると嬉しいです。

本日のコラム500

 ビックデータという言葉を最近よく耳にするようになりました。皆さんも「自社製品を使うことでこれだけの効果があります!」「この地域はこの政策を行ったことでこれだけ問題が改善した。」など様々な場面で目にすることも多いのではないでしょうか。これからの時代、どんな業界、職業でもデータを扱える能力は武器になるし、もしかしたら必須条件になってくるかもしれません。そこで今回は一つの例を挙げて大切だと感じたことを書いていきたいと思います。

「自社の製品の売り上げを伸ばすために広告の効果はあるのか」ということを考える際に、試しに広告を打ち出したことで売り上げが1.5倍になったというデータがあったとしましょう。(実際にたようなデータは頻繁に見かけますね。)ここで、「広告は売り上げを伸ばした要因」といえるでしょうか。

答えは、わからない。がふさわしいと思います。

 理由は単純に広告以外に売り上げを伸ばした要因が考えられるためです。単純に気候の変化やトレンドの変化など考え出したらキリがありません。つまり、このことからいえるのは、

広告と売り上げの増加には相関関係はあるが因果関係があるとはいえない

ということです。これからの時代データを駆使して私たちの暮らしをよりよくするという動きは加速されると思います。それと同時に怪しいデータ分析も増えてくるはずです。今の私たちに必要な力というのは、

示されているデータに因果関係が本当にあるのか

と懐疑的な視点に立ってみることではないのでしょうか。この懐疑的な視点に立つことはSNSなどほかのさまざまな場面でも役に立ちますし、現在様々な場面で必要とされている能力だと思います。

参考文献の紹介

 今回は私が読んだ本をもとに記事を書かせていただきました。もはやこの本の一部を要約したに過ぎないといわれても弁解の余地がないほど参考にさせていただいたので参考文献として紹介させていただきます。

 この本は読み物として、数式などを全く使わず多くの身近な具体例を使ってわかりやすくデータ分析について紹介されています。もし書店などで見つけたら手に取ってみてください。


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