見出し画像

世界で最も過酷な砂漠250kmマラソン⑯え?微炭酸??

あらすじ

世界で最も過酷な砂漠250kmマラソンに挑戦しているラッキータウンだが、なんとレースの最初から水を持っていないケンシロウ!!

なんとか、第1チェックポイントに到達したのだがここから更なる試練が二人を襲った!!

果たして二人は無事に第2チェックポイントにたどり着く事が出来るのか!?

前回の記事はこちら

本編


本当に、本当に、待望の第1チェックポイントに着いた!!

これで水が飲めるううううう!!!

1.5ℓの水を一人2本貰えるようで、俺は一気に水を飲んだ!!

ぅぅぅ〜ん、微妙…

あれだけ喉が渇いていたのになぜって!?

なぜなら、水は

微炭酸だから!!

そう、この砂漠のマラソンで何故か大会側が用意してくれている水は

微炭酸!!

なんでや!!笑

まぁまぁ、用意してもらえるだけありがたい。

俺は一気に飲んだ後、頭や体に水をかけた。
そしてもう一本は、今度は捨てないよ?笑

しっかり、別の容器に入れて1.5ℓ満タンの状態で出発した!!

これから第2チェックポイントまで13.3km

よし、行ける!!
これなら行ける!!

鼻息荒く歩みを進めるのだが、もっと鼻息の荒い男が!?

パープルだった。

パープルは普段から歩くペースが速いし、サッカーを今でもたまにやっているので俺より基本的には運動している。

だから、俺はパープルに置いて行かれない様に必死にくらついた。

そして…

画像1


パープルの方が先に限界を迎えた。(真ん中辺りにちっさく映ってる)

いや、デブウウウウウウ笑

この時全く気づいていなかったが
パープルの足の裏の皮は全てめくれている状態だったらしい。

15kgのダイエットを敢行した彼だが
やはり砂漠は並大抵の準備では効かなかったようだ。

ここでパープルとペースを合わせるよりも
自分は自分のペースで歩いて行こうと決断した。

何故なら、俺はパープルを信じているから。

あいつなら、必ずゴールするやろ。

そう思ってパープルを追い越した。

そこから暫く一人で歩いていると
先ほどの第1チェックポイントまでは砂利ばかりで歩きやすかったのだが
今回の第2チェックポイントまでの道は

さらっさらの砂だった!!

一本踏み出す度に、砂に足が取られた。

一度や二度なら何ともないが

もう、かれこれ二時間は足を砂に取られながら歩いている…

俺は心の中で

もういいって!!一生分の砂踏んだって!!

と叫びながらも

どうしようもなかった。

なんせ、砂漠。

砂があって当たり前。
当たり前なのだが、当たり前なのだが、あまりにも長い戦い。

そして、また水を飲むと

チュル…ジュル、ジュジュル!!

なんと、またもや水がなくなっていた!!

え!?なんで!?
さっきより全然飲んでないのに!?

一瞬頭が真っ白になった。

だ、が、冷静に考えると炎天下!!
超がつく程の炎天下に知らず知らずの内に水を飲む量が増えていたのだ。

ヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイ

第2チェックポイントまであと1時間はある。

当然予備の水もなければただでさえ足は砂に取られ炎天下の砂漠。
そして、パープルもいない。

うゎ…

どうしたらいいんだ!?

てか…

どうなるんだ!?


つづきはこちら


より多くの人の話を聞き文章化していきたいと思っております。 取材に際しかかる費用があるので 是非、サポートしていただけると嬉しいです。 絶対に1+1は0にはならないと思っておりますので よろしくお願いします。