詩　：　本当のことを云うと

「本当のことを云うと」

本当のことを云うと
特に見知らぬ人との会話は苦手だ
ついブレーキを踏んで
余所行きの
別人の顔つきに代わってしまう

いつものことだ
先回りの勝手な思い込みが
いつも心を閉じて
つくり笑顔で返す言葉を探してる
私は思いは一体どこにある？
どこでだす？
どこへゆく？
心を暖められる安住の地

ハラスメントという
実体験のない生活で
突然
境界線や言葉の枠が
いつの間にか出来ていた
今までも
感じていた相手への感情表現や
注意しなければならない表現を
無意識に悪意なく　使っている
最近は　場面や事象ごとに
やけに増えた気がする

間を繋ぐ
何かが欲しいよね
暗黙の法令遵守とは言いながら
まるで己の首を苦しめている
制度はできる事はいいが
核となる意味さえ
理解できていないのに
自分で自分たちのことを
苦しめているような気がする

どこかのチラシに
書いてあったのかな？
それともマスコミや偉い人が
きちんと中まで
教えてくれたかな？
それとも僕が社会と
無関心があるからかな

ここからがやってはいけないこと？
ここまでが許される？
曖昧な解釈が飛び交う
専門的になりすぎて
どこへ行っていいのやら
右往左往として探したけど
曖昧な人たちの答えが増える

ことばをシンプルに
そぎ落としたくなる想いは
どこかで無理してないか？

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