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Kelvinの仕(私)事記(三)|〜キャリア人生振り返り編〜

皆様、こんにちは!日中越境ビジネスの架け橋_Kelvinです。
前節には、私の日本留学について紹介したが、本節では、私のキャリア人生やその振り返りについて話そう。

職歴紹介

≫株式会社ビジネスガイド社

日本国内最大の生活雑貨や国際見本市『東京インターナショナル・ギフト・ショー』を約50年間で開催。

在籍期間:2014年4月〜2019年3月
所属部署:海外事業部 営業担当
担当業務:海外展示会出展誘致&運営
対応社数:5年で約200社の支援実績
退職理由:新卒にして5年間を働いたところ、展示会やプロモーション業界のことについてかなり経験を積ませていただいたが、日々クライアントと接触していく中、日本はかなり遅れているなぁと感じ始め、オフラインのプロモーションだけではいつの日に競争に負けてしまうのが時間の問題だ。自分も若いうちにオンラインの世界をわからなくてはいけないと思い、退職を決意。もう一つの理由としては、いずれ自分で創業をしようと学生時代からずっと思ったため、今後のためにも早く動くべきだと判断した。

≫株式会社CS-C

ローカルビジネスで実店舗のWebマーケティング支援を行うプロ集団。2016年から連続6年ベストベンジャー100を受賞。2021年12月東証2部マザースに上場。

在籍期間:2019年5月〜2021年9月
所属部署:コンサルティング部 コンサルタント
担当業務:Webマーケティングの施策提案&実行
対応社数:20社前後
退職理由:コロナの襲来は自分の計画を全て混乱させた。その結果、2021年11月に、今まで11年間も暮らした東京から帰国することになり、せっかくオンラインマーケティングの世界に飛ぼ出しても、途中で辞めざるを得なかった。

≫行雲集団

中国国内B2B越境ECサプライチェーンのプロバイダー。ワンストップでECソリューション『Linkiebuy』を提供。

在籍期間:2022年2月〜2022年10月
所属部署:Linkiebuy事業部 日本市場BDマネージャー
担当業務:SaaS製品の規模拡大による加盟店の誘致
対応社数:約15社
退職理由:事業全体の再構築により、さらなる飛躍的な成長を見込めないため退職。

まとめ

大学院時代はマーケティングを専攻したため、プロモーション関連の仕事をしたいと当初ずっと思ったため、大手広告代理店、商社、メーカーのマーケティング部門に結構応募を出したものの、自分の実力不足で、結局大手企業に入るのをやめ、中小企業様をターゲットに流通販路開拓のため、B2B見本市の主催会社に新卒として入社した。そして、いち早く世の中の流れに乗っ取るため、オフラインからオンラインの世界に飛び出し、思い付いたらプロモーション関連の仕事もまるまる8年でいろんな観点で経験させていただいた。

そこに感じた日本企業の課題、中国市場の現状、そして今の中国進出を果たすなら、何をすべきかなど、自分なりにある程度状況を把握できた気がするし、これからも今まで培ったノウハウを価値として日本企業の皆様に提供できたらと思い、会社設立に向けて事業をスタートしようと決定した。

仕事から得たもの

≫営業は話す力よりも聞く力が大事

そこは、新卒の際、自分の指導先輩から教わったことだった。当初は営業電話の研修からスタートしたが、そもそも1本の営業電話から契約が決まることはほぼゼロに近い。

まずは相手の出方によって、先方の課題を引き出せるように話の流れを誘導し、アポイントメントを取ることがファーストステップであり、お客様の課題に対して、どんなリソースを組み合わせてそこの課題をうまく解決できるかを提案し、お互いに条件を決めて成約まで成り立つのが一連の流れである。

各ステップは一方的相手にアピールをするよりも、そもそも根本的な課題まで引き出さず、どんな提案しまくっても、結局課題解決にならず、成約にも結びつかないまま終えてしまう。

≫三流コンサルタントは説得、一流コンサルタントは納得

2社目の株式会社CS-Cに入社した際、日頃会社の価値観と世界観を新入社員に紹介し、他にも素晴らしいバリューが盛り沢山ある中で、一番僕の心に響いた言葉はこちらだった。

コンサルタントという言葉自体を聞いた時、『詐欺師』のような聞き方もされる方がおられるかもしれないが、まさしくこの言葉で表すことが一番の原因だった。

コンサルタントの本質はいわゆる医者のような存在でありながらも、クライアント根本的な経営課題を解決するのが当然のこと。クライアントにいろんなことを振り回されて迎合することではなく、本来我々は医者のような立場を立つ上で、あなたの病気はこういう病気でして、なぜその病気になったか、そもそもの病源を探り出さないといけないし、そちらの病気を根本的に治すために、どんな薬をどう飲ませるかも患者様に説明するのが医者さんの仕事である。

コンサルタントも実は一緒で、クライアント様の経営課題に対して、病源からどんな解決策を実行するまでのロジックを納得させないといけないし、場合によってクライアントと一緒に協力しながら解決に向けて動かさないといけない。目標に辿りづくまでの改善PDCAも回さなといけない。

コンサルタントの仕事から離れても、この言葉を必ず肝に銘じておき、日頃心に引き締めながらクライアントと迎えていきたい。

≫プロジェクト&スケジュール管理

展示会やWebマーケティングコンサルティングの仕事では、複数のプロジェクトやある程度対応クライアント社数を持つため、常に工数が足りない問題が発生した。

そこにカレンダーツールで1時間刻みで対応業務の細分化を行い、タスク形式でそれぞれ管理するような習慣を身につけた。そこと毎期の目標設定と照らし合わせて、ゴールまでクリアできたかの振り返りもしながら、改善していく。

今後のキャリアプランについて

ここに、サッカー選手本田圭佑の話を紹介しよう。

この作文は本田選手が小学4年生の時に書いた作文だった。ヨーロッパでセリエAリーグの名門『ACミラン』に入団したにもかかわらず、尚セガント10番で活躍し、4年に1度のWカップに出場するまで、驚くほどほぼ全部達成できていた。

今まで自分のキャリアを振り返ってみたら、大手企業に入ることはできず、といったところは少々残念な気持ちはあったが、幸いなことに、自分がやりたいマーケティング&プロモーション分野でオンラインやオフライン両方の経験を豊富に積ませていただくことができ、尚且つ200社以上のサポート実績も経験した。

大学院に進学する前に、自分が成し遂げたい人生のイメージは遠く離れることなく、少しずつゴールの近くまで辿り付けられた気がするし、いつかの日に自分で起業しようという形もだんだん見えるようになった。

≫1年後

・会社事業、サービス内容、事業方針が固まり、法人化ができている状態

≫3年後

・会社が軌道に乗り始め、展開事業が黒字化できる状態にする

≫5年後

・100人ぐらいの規模になり、稼いだ利益を社会に還元できる状態にする

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予告

次回は、自分の仕事体験から感じたノウハウについて引き続き紹介しようと思います。まず、国際見本市で得た成功&失敗体験から感じたことなどをとりまとめ、情報を送りいたします。ぜひごらんください。

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