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引きこもりゲーマーが気が付いたら大手ゲーム会社に入ってしまった話。

気が付けば新卒で大手ゲーム会社に入社してから3年が経過している。

ゲームしかしていなかった小さいころの僕にとっては夢のような生活だろう。

単なる引きこもりゲーマーだった僕がどうやってゲーム会社に入ったのか、簡単に紹介していこう。誰かの参考になればハッピーこの上ない。


小中学生時代:Wi-Fiとネット掲示板

DSの「おいでよ どうぶつの森」のCMで「Wi-Fi通信をすることで遠く離れた友達とも遊ぶことができます。」というナレーションがあった。

その時、父がこう言った。

「うち、Wi-Fi環境あるけど、DSつなげてみる?」

そこから僕の人生が大きく変わる。

毎日ネット掲示板でポケモンやスマブラを一緒に遊ぶ友達を探した。

学校での友達は多い方ではなかったと思う。

リアルな生活より、ネットの友達の方が気が合うし、楽しい。

普通の親であればインターネットを制限しそうな時代でもあったが、

すべてを許してくれた両親には感謝しかない。


高校時代:ネットの世界で生きるようになる

高校時代、友達は一人もいなかったし、勉強もできなかった。

最初の方はいじめにあってもいたが、ネットの世界に友達はいるので、何も感じなかった。

ゲームの攻略サイトや交流サイトを作ったりもした。

本当にリアルでの生活なんてどうでも良かった。

学校の昼休みも、常に携帯電話でニコニコ動画や2ちゃんねるを見ていた。

それでも毎日は楽しかった。


大学時代:さらに加速する引きこもり生活

勉強が一切できなかった僕は、Fラン大学にAO入試で合格し、上京した。

こんな意味不明な行動を許してくれた親には感謝しかない。

友達なんていらないことは高校時代に学んでいたので、

大学生になっても友達は作らず、授業もほとんど出席しなかった。

ひたすらゲームをやり続け、ネットの世界の友達と仲良くしていた。

たまに、ゲームを遊ぶお金を稼ぐためだけのバイトもした。

FF14が僕の生活だった。


就活時代:僕の生き方は間違っていなかったのかもしれない

大学3年の後期。就活を意識するようになる。

まともな企業に就職できるとは思ってもいない。

僕の大学にはゲームを専門的に作る授業や研究室があった。

僕はそれらに所属していなかったので、ゲーム会社なんて行けるとは一切思っていなかった。

僕は面接で僕の引きこもり生活を赤裸々に語った。

友達がいなかったことも、学校の成績がひどかったことも。

しかし、なぜかゲーム会社から複数内定を貰い、就職することになった。

(詳しい話はまた別の機会に話そうと思う。)


就職してから:ゲームは今でも嫌いじゃない

気が付いたら就職して3年が経っていた。

いわゆるスマホゲームの大手企業で、プランナー、ディレクター、プロデューサー、マーケター的な業務をしてきた。

新規タイトルで爆死を経験したり、長期運営タイトルに関わったり、

目の前で開発中のゲームが開発中止になったりと、色々あった。

それでも毎日ゲームはプレイするし、今でもゲームは大好きだ。


当時の僕に伝えたいこと

きっと、まともな学生生活を送れずに何かしらのコンプレックスを抱えているだろう。

それでも、好きなことを好きであり続けることや、

大好きなことを発信し続けることは、学校に行くことよりも、

友達を作ることよりも大切なんだと思っている。

もちろん、友達がいないと、精神的にヤバい状態になった時に、一人ですべてを抱え込むことになる。

それでも、「好きなこと」という根本がしっかりしていれば、どんなことだって乗り越えられる。

周りに人はついてくるし、お金もついてくる(就職もできる)。

お前が毎日やってることは、意外とすごいことだったりする。

あきらめずに、大好きなゲームを毎日やり続けてくれ。



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