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書籍紹介: 『スポーツ万能』な子どもの育て方
皆さん、こんにちは。
社会人ラグビーチームと大学野球部1部リーグのチームでコンディショニングコーチをしている寺田です。
今回は最近読んだ書籍の紹介です。
『スポーツ万能』な子どもの育て方
小俣よしのぶ著
・私自身が小学生や中学生のトレーニングや運動教室に関わっていたのは6年前という事(前職時代)
・今後、オンラインでジュニア年代のトレーニングや育成の手助けがしたいと考えている
事などから
『ジュニア年代の育成トレーニングにおける第一人者』
の小俣さんの本を購入した次第です。
お会いした事はまだ無いのですが、知り合いのコーチの方のお話を聞いたり、ネットでの発言をみたりしていると
『厳しくも優しい』
そんな印象だったのですが、本著もそんな感じでした(笑)。
スポーツ万能
本著のいう『スポーツ万能』とはその名のとおり、どんなスポーツでもそつなくできる能力の事。
それには『基礎体力運動能力が必要』だと本著には書かれています。
では、『基礎体力運動能力』何ぞや?っというと
『基礎的な体力(筋力、持久力、スピード)と運動能力(スポーツの難しい動きを取得する力、コーディネーションや巧みさ)』
なので、身体を動かす力とそれを上手く使う能力が必要という事ですね。
ちなみに『基礎体力運動能力を得る為に必要な事』が概念として紹介されているので、
『コレをやったら良い!』
『明日からできる!』
的なものでは無いため、自分の頭で考える必要があります。
私ももっと勉強をしないといけないなぁと感じた次第です。
早期のスポーツ特化
本著では現代社会の抱える様々な問題が取り上げられているのですが、その中の大きなものが
・早い段階での特定のスポーツへの特化
があります。
『運動なら何でもできる能力』を養う時期にスポーツのスキルの練習に特化してしまう事で、
・基礎的な能力(基礎体力運動能力)が身に付かないまま大きくなってしまい、一定以上のレベルから伸びてこない
・特定の場所に負荷がかかってしまい怪我をしてしまう
・子どもの内に燃え尽きてしまう
などの弊害が出てしまうと本著では書かれています。
これは特に野球やサッカーなどでは特に声高に言われている事ですよね。
最近はラグビーブームですが、ラグビーもそうならないと良いなぁと思います。。。
実際、小学生や中学生までサッカーや野球をやっていて、
高校からラグビーを始めたけど社会人のチームでやっている選手を何人も知っていますからね。
特にラグビーは『繊細なスキル』よりはフィジカルが求められるスポーツだと思うので、早い段階で特化する必要は無いでしょう。
まとめ
早期のスポーツ特化問題だけでなく
・選抜型育成の問題点(と利点)
・ジュニア年代と大人のトレーニングの違い
・ジュニア年代に集中すべき事
など、子ども指導をする者としても、親としても様々な事を考えさせられる本著。
少し難しい言葉も出て来ますが、オススメです。
・スポーツをする子供を持つ親
・子どもスポーツの指導者
は是非読んでみてください。
https://www.amazon.co.jp/dp/4801922589/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_pLnbGb99GP431
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編集後記:
今日は試合をする予定がキャンセルになった『ホンダ ヒート』との合同練習でした!
試合では無いものの、試合形式の練習を他のチームとできて本当に良かった。。。
来週のリコー戦で年内は一区切りなので、また一週間いい準備をしたいと思います!
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