松本啓太_ソイロ

名古屋市中村区・新大門商店街で2021年にソイロを設立。ものづくり+まちづくりで、地域…

松本啓太_ソイロ

名古屋市中村区・新大門商店街で2021年にソイロを設立。ものづくり+まちづくりで、地域をとことん面白くする。|こども家具メーカーで商品企画12年、ブランドマネージャー4年。 https://soiro.net/

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【自己紹介】ものづくり+まちづくりを実践中。

はじめまして、ソイロの松本啓太(まつもと けいた)です。 私は、名古屋市中村区・新大門商店街で soiro living合同会社(以下、ソイロ)を2021年1月に設立、リノベーションや家具製作などの「ものづくり」を行いながら、商店街の「まちづくり」にも関わっています。 詳細はホームページに譲りますが、ソイロの簡単な紹介をします。 ソイロについて ソイロは『まちづくり×ものづくり、地域をとことん面白くする。』を合い言葉に、①ものづくり ②まちづくり ③ビル運営を行う会社

    • ビル竣工から55年。~古き建物を祝い、誇る文化を~

      『ものづくり+まちづくり』を実践する名古屋市中村区・新大門商店街のソイロの松本啓太です。 事業の一つに「ソイロビルの運営」があります。このビルは、アップサイクル&DIYショップであると同時に、地域へのチャレンジを広げる舞台として活用を模索してきました。 ソイロビルの簡単な歴史 ソイロビルは、2024年9月24日で竣工55周年を迎えます。 1969年に竣工して以来、名古屋市中村区・新大門商店街で今日まで存在し続け、地域の方達の役に立ってきました。元々、このビルは「子ども服

      • <店づくり>費用と手法、利益の作り方。

        『ものづくり+まちづくり』を実践する名古屋市中村区・新大門商店街のソイロの松本啓太です。 ここ数か月のソイロをとりまく環境変化について、共有をしたいと思います。設計・デザインをする方、お店の施工業者、そして、お店を始める事業者、と全方位に読んで頂きたいところです。 留まるところを知らない、工事費の高騰。 日本全体が物価高なのは消費者としても実感があります。コストプッシュによって、物の値段は上がり続けており、今のところ落ち着く気配がありません。建築資材も漏れなくその対象と

        • 【募集】machico - 場づくり実践編 -に参加しませんか?

          『ものづくり+まちづくり』を実践する名古屋市中村区・新大門商店街のソイロの松本啓太です。 今回は、名古屋市・経済局地域商業課が主催の「machico(マチコ)- 場づくり実践編 -」チームリーダーを引き受けた理由を赤裸々に記します。決意表明、自分自身の退路を断ち、チームリーダーにおける「透明性」を確保する狙いがあります。 行政とのお仕事に対する考え いきなり本題を逸れますが、行政との仕事について、私の考えを明確にします。”考えの前提”を上手くまとめて下さっている方がいま

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        【自己紹介】ものづくり+まちづくりを実践中。

          イケアの功罪|暮らしの底上げと、本物を見失う危うさ。

          『ものづくり+まちづくり』を実践する名古屋市中村区・新大門商店街のソイロの松本啓太です。 2024年6月、いつも通りにアップサイクル&DIYショップを営業していると、似たような依頼がチラホラやってきました。DIYショップは持ち込み材料の加工を受け付けていますが、その持ち込みの殆どが「イケア」の家具や部品でした。 ・・・賢い! 昨今の消費者の皆さんは、本当に良く考えてらっしゃる。 家具製作をする身としても実感がありますが、仕上げにかかる時間はかなりのもの=コストが掛かりま

          イケアの功罪|暮らしの底上げと、本物を見失う危うさ。

          マチづくりとモノづくりの意外な共通点。新店舗と既存店≒新商品と定番品。

          『ものづくり+まちづくり』を実践する名古屋市中村区・新大門商店街のソイロの松本啓太です。 このところ、街の「新規開業店」についてよく考えています。基本はシャッター街になっている商店街で、新規にお店がオープンする事は地域に大きな驚きを与えます。『え、こんな街に新しいお店が出来たの?』と言う、ちょっとした自虐を含みつつ、新規事業者への距離感を測るかのような行動が見られます。これは街の人に限らず、事業者が連なる商店街側も同じ感覚です。インパクトの大きさを理解しているが故に、商店街

          マチづくりとモノづくりの意外な共通点。新店舗と既存店≒新商品と定番品。

          アップサイクル&DIYショップのできること②・リユース編

          『ものづくり+まちづくり』を実践する名古屋市中村区・新大門商店街のソイロの松本啓太です。 前回の投稿で、現在進めているアップサイクル&DIYショップのできることを決意表明的に書いてみました。まずはそちらをご覧ください。 さて、第2回目はリユースについて、私たちソイロが出来る事を書いてみます。自分たちのビルで実験的に進めている現在進行形なプロジェクトです。では、お写真をどうぞ。 アップサイクル&DIYショップの3Fにウッドデッキを製作中です。使っている材料は私たちの拠点で

          アップサイクル&DIYショップのできること②・リユース編

          アップサイクル&DIYショップのできること①

          『ものづくり+まちづくり』を実践する名古屋市中村区・新大門商店街のソイロの松本啓太です。 今日は、私たちソイロの目指す方向を共有したいと思います。ある意味、目標を明確にするために記事を書く側面があります。 ソイロは、名古屋市中村区・新大門商店街にビル1棟があります。現況については、ホームページをご覧ください。このビルを「アップサイクル&DIYショップ」と名付けて活動の拠点にしています。 何がアップサイクルで、何がDIYショップなのか、分かったようで分からないと思います。よ

          アップサイクル&DIYショップのできること①

          求めている”軒先コーヒースタンド”の事業者像

          『ものづくり+まちづくり』を実践する名古屋市中村区・新大門商店街のソイロの松本啓太です。 本日は、現在募集中のソイロビル1F”軒先コーヒースタンド”の出店者について。2024年2月から始まったKo_Hi_yaさんの軒先コーヒースタンドは、5月31日をもって期間終了となりました。3か月間、街行く人々が気軽に立ち寄り、そして、スキマ時間に何気ない会話し、談笑する。きっと有っても無くても良い会話なのですが、こうした余裕が「人生の豊かさ」だと思いますし、その様子が町にも賑わいにつな

          求めている”軒先コーヒースタンド”の事業者像

          後編:イベントに頼らず『日常の賑わい』を生んだ、まち歩きプログラム『大門びより』。

          「ものづくりとまちづくり」を実践するソイロの松本啓太です。 4/20(土)に本拠地の名古屋市中村区・新大門商店街で、まち歩きプログラム『大門びより』を実行委員として開催。このプログラムを通じて同商店街に『日常の賑わい』を生めるのか?という実験的な取り組みです。前編を読んでいない方はこちらからどうぞ。 後編では、当日の様子をお伝えしながら、プログラムがどれくらいの成果を挙げたのか見ていきます。 ①参加店みんなで集客する。 今回も「大門軒先マルシェ」同様に、参加する全店舗が

          ¥500

          後編:イベントに頼らず『日常の賑わい』を生んだ、まち歩きプログラム『大門びより』。

          ¥500

          前編:イベントに頼らず『日常の賑わい』を生んだ、まち歩きプログラム『大門びより』。

          「ものづくりとまちづくり」を実践するソイロの松本啓太です。 4/20(土)に本拠地の名古屋市中村区・新大門商店街で、まち歩きプログラム『大門びより』を実行委員として開催しました。このプログラムを通じて同商店街に『日常の賑わい』を生めるのか?という実験的な取り組みです。前編の本投稿ではプログラムが生まれる経緯をお届けします。 『大門びより』が生まれた背景、それは『脱マルシェ』。 ここ数年、コロナの影響もありマルシェが定着~乱立し、消費者の間にも飽和感が漂う中、現在はマルシェ

          前編:イベントに頼らず『日常の賑わい』を生んだ、まち歩きプログラム『大門びより』。

          まちイベントをきっかけに、日常の賑わいを作る方法

          「ものづくりとまちづくり」を実践するソイロの松本啓太です。4/7(日)、名古屋市南区・内田橋商店街で開催された第一回スプリングマルシェに出店しました。今夏、同商店街内にオープン予定のカレー屋さんの内装工事を担当する私たちソイロは、オープン前から地域に情報を発信し、地域と共に歩むカレー屋さんを目指しています。 1. オープン前に情報発信:カレー屋さんの認知を広める 今回のマルシェ出店は、オープン予定のカレー屋さんの宣伝が主な目的でした。通常、内装工事会社は工事完了がゴールで

          まちイベントをきっかけに、日常の賑わいを作る方法

          【循環マテリアル】を構想中。

          ものづくりとまちづくりを実践するソイロの松本啓太です。 ここ数週間で「これだ!」と思い至った考えをシェアします。 今はそれを「まちの循環マテリアル」と呼ぼうと思います。 言葉の意味そのままですが「まちの素材を循環させる」のです。 私が特に仕事で触れる素材は、建材、家具など、とりわけ木工が中心です。リノベには解体はつきもので『もったいない。』と思いながら、古材を集めるレスキューもしました。ある時は、カウンター材をベンチに作り替えたり、またある時は、和風建具を洋風に作り替え

          【循環マテリアル】を構想中。

          DIYお店づくりの落とし穴? 失敗しないためのリアルな話。

          ものづくりとまちづくりを実践するソイロの松本啓太です。 初めてのお店づくりは、ワクワクと不安が入り混じるものです。特に、予算と時間には限りがあります。僕が関わる事が多い商店街で開業する場合、その制限はさらに厳しくなります。そんな状況でよく言われる『予算を合わせるためにDIY』という選択肢です。 しかし、DIYは本当に良い選択なのでしょうか?実は、デメリットもあります。 DIYの落とし穴? 1. 労力と時間がかかり、本来やるべきことができない DIYは想像以上に時間がか

          DIYお店づくりの落とし穴? 失敗しないためのリアルな話。

          ローカル・マテリアルの可能性とは。

          ものづくり+まちづくりを実践しているソイロの松本啓太です。 今回は「ローカル・マテリアル」について考えてみます。 「ローカル」も「マテリアル」も知っている言葉ですが、「ローカル・マテリアル」が一体どんなもので、どんな可能性があって、どう「まちづくり」に役に立ちそうか掘り下げます。 実は、この「ローカル・マテリアル」は2024年1月27日(土)に開催される「みんなのシンネンカイギ」のトークテーマであり、私もスピーカーとして参加します。前もって考えをまとめる意味も込めて書いてみ

          ローカル・マテリアルの可能性とは。