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まちイベントをきっかけに、日常の賑わいを作る方法

「ものづくりとまちづくり」を実践するソイロの松本啓太です。4/7(日)、名古屋市南区・内田橋商店街で開催された第一回スプリングマルシェに出店しました。今夏、同商店街内にオープン予定のカレー屋さんの内装工事を担当する私たちソイロは、オープン前から地域に情報を発信し、地域と共に歩むカレー屋さんを目指しています。

1. オープン前に情報発信:カレー屋さんの認知を広める

今回のマルシェ出店は、オープン予定のカレー屋さんの宣伝が主な目的でした。通常、内装工事会社は工事完了がゴールですが、私たちは「オープンしたお店が末永く、その地域と街の人々に愛されること」を目標に掲げています。そのため、可能な限り早い段階から地域に情報を発信し、期待感を高める取り組みを行っています。

カレー屋さんがオープンする前に、地域の人々に「どんなお店がオープンするのか」「どんなサービスが提供されるのか」を知ってもらうことは非常に重要です。そこで、マルシェというイベントを有効活用することに。イベント主催者さんに相談し、カレー屋さんの物件を特別に使わせて頂くことになりました。物件を活用することで、イベント来場者に対して効果的にアピールすることを狙いました。

2. 町のイベントの役割:ハレとケを繋ぐ

町のイベントは何のためにあるのでしょうか? 様々な意見があると思いますが、私は「町のイベントは、町の日常のためにある」と断言します。これは、私たちの拠点である名古屋市中村区・新大門商店街のイベント体験に基づいています。

多くのイベントは、開催当日は盛り上がりますが、翌日は閑散とした日常に戻ってしまいます。もちろん、商店街は少しずつ活性化していますが、劇的な変化はまだ見られません。イベント疲れを感じる人も少なくありません。

年に数回のイベントだけでは、町の活性化は難しいでしょう。圧倒的に多い「日常」が充実しなければ、やはり意味がありません。そこで、「ハレの日」であるイベントと「ケの日」である日常を繋ぐ仕組みが必要だと考えました。

3. 開店に向けて:地域と共に歩む

今回のマルシェでは、イベントに来場した地域の方に向けて、カレー屋さんのオープンを告知しました。工事中も情報を発信することで、地域の人々は工事の様子を目にした時に「カレー屋さんの工事、始まったね」という話題になります。オープン前までに、地域に根強い口コミが広がることを期待しています。その外にも、カレー屋さんの開店に向けて、開業告知のポスターを各店舗に貼り出してもらう事も考えていて、今後も様々な取り組みを行っていく予定です。このように、地域に元々あるお店と連携をしながら、地域と一緒にカレー屋を作り上げていくことで、オープン後も長く愛されるお店を目指していきます。

この記事のポイント

  • オープン前から地域に情報を発信し、期待感を高める

  • 町のイベントは、日常を活性化するためのツールである

  • ハレとケを繋ぎ、地域と共に歩む

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