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【頑張らない営業術】《Chapter 5》「頑張らない営業がクリエイティブな未来を助ける」

《前回まで》
前回は、協業パートナーの重要性と数字的な考察方法について、シェアをさせていただきました( 前回記事はコチラから )。
"営業"という分野に絞ってコラムを書いてきましたが、最終回は「"営業"というお仕事は単なる職種に留まらないんだよ!」という部分、営業から派生していく世界の面白さをお伝えしていこうかなと思います。

《Chapter》
1. "関わる必要がないタイプの人"を決める
2. やってはいけないこと
3. 自分の会社の事業以外でも"バリュー(価値)"を提供する
4. 深い仲になるパートナーは少なくて良い
5. 頑張らない営業がクリエイティブな未来を助ける

《Chapter 5》
「頑張らない営業がクリエイティブな未来を助ける」

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【企業・事業選択は間違っても良い】
▼ビジネスモデルの選択▼
当たり前の話ですが、"営業"という職種は、飲食、小売、メーカー、商社、IT、製造、金融...など、様々な業界に存在しています。あなたがどのビジネスモデルを選んだかで、成果の上げ方や、アプローチする層が全く異なります。例えば、飲食で1億円を売り上げるのと、M&Aで1億円を売り上げるのとでは、売上を達成させるまでの経路や、再現の難易度がどれだけ違うかは想像できるかと思います。どちらが正しいということはありません。
ここで重要なのは、『自分が知らない・経験をしていない領域は沢山ある』ということを自覚することです。仮に、自分が保険の営業マンだとしたら、保険分野の見識は多少あるとしても、所詮"それでしかない"というワケです。「よくよく勉強してたら、金融商品の中で、保険って時代的に有用性が低いなぁ....」と感じることもあるでしょうし、プライベートで家電を見るのが好きで、もしかしたら、家電メーカーの営業の方が才能を開花する可能性もあるのです。
今まで培った営業ノウハウを活かして、3年間ずっと上手くいかないより、潔く別の業界に飛び込んでみるのも手です。自分の選択肢を今所属している会社だけで制限しないことが大事です。今までは、不動産の清掃会社に勤めていたけど、その後、不動産管理会社の繋がりを有効活用して、専用のITサービス会社で成功することもできるのです。

▼何が自分の人生にとって活きるか分からない▼
Appleの創業者スティーブ・ジョブズの名言に「Connecting the dots.(点と点をつなぐ)」という言葉があります。ジョブズは学生時代、カリグラフィーという「字をいかに美しく書くか」という授業にのめり込んでいました。当時彼は、この授業が将来どのように役立つかは分かっておりませんでした。しかしその後、MacのPCを開発していく中で、「文字の格好良さが人間の視覚に対してどれだけ重要か」ということに気づきました。これによって、世界中のパソコンに『フォント』という概念が生まれました。10年前のカリグラフィー、点と点が繋がったワケです。
あなたの経験した仕事や趣味、部活動、ライフワーク等が、いつ・どこで活きてくるか分からないのが人生です。
あなたが夢中になって、勤めた企業や、始めた事業が間違っていたっていいんです。形に残らなかったことが、実はその後の人生にとって、大きなトリガーとなることもあります。
「営業」という単一の職種だけで、あなたという存在を終わらせるのは勿体無いです。


発信力

【売れる仕組みや土台ができたら、あなたは何をしたいか】
▼発信力をつけよう▼

物流業界は今、"D2C(Direct To Customer)"から"P2C(Person To Customer)"という形態に進化を遂げています。メーカーが仲介会社を介さず、カスタマーへ商品を届けていた販売モデルから、ヒカルさんや朝倉未来さんのように発信力を持った個人が、直接カスタマーへ商品を届けるモデルへと変化してきています。
YoutubeやLINE、Twitterなど、日常的にチェックすることが多いかと思いますが、営業マンにおいても、Webを活用し、発信力を持つことで、固有の価値を出すことが可能です。私自身、発信力をつけれるよう、日々試行錯誤をしている身分ではありますが、これからのビジネスは発信力が鍵となってきています。
究極の"頑張らない営業"は、自分が発信力を持った状態で、プロダクトを宣伝することです。

クリエイティブな要素
詰まるところ、『売れる仕組みや土台ができたら、何をしたいか』が重要になってきます。逆算をすると、発信したいコンテンツや企画が面白くなければ、仕組みや土台は形成できない、ということになります。
一例ではありますが、"空飛ぶクルマ"を将来常用化するために、事業展開している《SkyDrive社》という企業があります( ※HORIE ONE参照※ )。
企業特有の事業例ではありますが、「ワクワク」をイメージさせる上では、かなりキャッチーなコンセプトとなっています。
既成概念に捉われず、見てもらう方々に対して、どれだけ興味を引くようなコンテンツ作りをできるかが重要です。いかに『常識』に制限されずに、面白い企画を作っていくか。この考える余地を作るためにも、"頑張らない営業"を成立させ、継続的な売上を実現する必要があります。
頑張らない営業を極めていくことによって、自身がコンテンツ作りに集中する余裕ができ、それが、クリエイティブな未来を創造するための礎となるのです。

マーケティングとは生物
営業職を突き詰めていくと、マーケティングを思案するフェーズになっていきます。世の中には、沢山のマーケティング部門の方がいらっしゃいますが、その中で特に優秀な方々は常に最新の情報に触れ、ベストな方法を探求し、《テスト→実践→修正》というワークを日頃から繰り返しています。
これは、優秀なマーケッターが『去年通用していたマーケティング手法が今年通用しないことを知っている』からです。流動的な市場に対して、一つの手法に固執しているマーケッターは三流です。
マーケティングとは生物であり、常にアップデートをしていかなければ、腐っていき、市場に太刀打ちすらできなくなります。
だからこそ、自分自身が凡人だと自覚しているのであれば、「今あなたができることは全部やる」という考えへシフトする必要があります。
SNSをやっていないのであれば、やった方がいいし、ブログ記事を投稿していないのであれば、投稿した方がいい。是非、己が考え得る発信方法全てをトライしてみてください。そこからがスタートです。

◆最後に◆

第5回に渡って、「営業」という分野にスポットを当てて、発信を続けさせていただきましたが、"営業職の楽しさ"を再認識する良いきっかけとなりました。
営業でお悩みの方、新しく営業職に挑戦してみる方にとって、少しでもプラスになれればと思っております。また、《人付き合い》という点では、営業職以外にも、活かせる内容もありますので、お時間がある時に、過去のコラムもチェックしてみてください( 第一回はこちらから )。
今まで、私のコラムを読んでいただき、誠にありがとうございました。
営業に関するコラムはこちらで一区切りとなりますが、今後は映像媒体での発信も行なっていく予定です。お楽しみに。


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