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はじまりのうた

2021.4.1【53限目】

新年度の始まり

別れと出会いの季節。

今日から4月、たくさんの出会いがあり、その出会いを待っている子どもたちもいます。3月に別れた子どもたち、これから出会う子どもたち、今年はどんな出会いがあり、どんなクラスにしたいかと、思いめぐらしながら先生方は準備を進めておられると思います。

私は、初めて出会う子どもたち、保護者の皆様に向けての学級通信“ともだちのわ”の1号に、毎年書く詩があります。【6限目】の終わりにも紹介しましたが、“けい先生の知恵袋”も今日から、2年目になります。同じ詩を書いて、新しい年のスタートにします。


はじまりのうた

あおぞらの太陽よりも
もっと もっと まぶしいもの
それは 四月の子どもたち
新しい教室、新しい先生、新しい教科書
期待にむねふくらませ
ゴムまりのように はねてくる

あおぞらの太陽よりも
もっと もっと もえているもの
それは四月の教師たち

去年よりも
さらにすてきな先生になりたい
別れた教え子たちと
おなじように
楽しいクラスを作っていきたい
そんな思いで胸ふくらませ
目がきらきらと輝いている

さわやかな出会いのよろこびが
教師と子どもたちのあいだに
薫る風となって吹きわたり
さあ はじまりだ
さあ はじまるぞ

(作者不明)


子どもたちとの出会い

子どもたちと出会ったら、先ずは学級づくりから、それは子どもたちにとって教室が楽しい場所であることです。子どもたちと先生が安心して過ごせる所です。明るく、元気で、優しく、笑いのある出会いから始まります。

子どもたちと心が通じ合えば、子どもは、吸い取り紙のように、こちらからの発したものを受け止めてくれます。

明るいクラスは、人間関係もでき、いじめや学級崩壊も起こらないと、経験からそう思っています。まずは、教師が、明るく、元気に、楽しく子どもに接することが大切です。

学級には、ちがった個性を持った子どもたちが集まってきます。育ち方も、価値観も違います。トラブルもありますが、その時が、その子たちの学びの場になりますし、学級づくりのいいチャンスだと思っています。一人一人を大切にする学級づくりが大切です。

保護者の皆様は、先生のいい所を見つけて、一年間、仲良くして、先生を好きになって頂ければ、子どもも先生が大好きになります。先生の話も楽しんで聞いてくれます。先生が嫌い、先生の話を聞きたくない。という環境を作ってしまうと、子どもの心は吸い取り紙ではなく、油紙になり、教師から何も受け取らない子に育ちます。

先生と保護者が上手くつながり、心を合わせ、力を合わせ、子どもにとってこの一年が実り多い一年になりますように。


さあ はじまりだ! さあ はじまるぞ!



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【編集担当より】
文部科学省より、#教師のバトンプロジェクトが開始されました。いろいろなご意見を目にすることが多いですが、【けい先生の知恵袋】も始めたきっかけは、同じよう視点です。

担任を持った若い先生が、休職に入られたことを聞き、母の経験が少しでも現役教員の方々の助けになるのではないかと考え、始めました。

一部、文部科学省のプロジェクト内容を引用します。

キーワードは「#教師のバトン」
あなたの学校や地域の教師の取り組みを遠く離れた教師に、ベテラン教師から若い教師に、現職の教師から教師を目指す学生や社会人に、学校の未来に向けてバトンをつなぐためのプロジェクトです。

すこしでも、皆様の励ましになることができればと願います。

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