見出し画像

【書評に出た本】2023年8月

8月に書評掲載された本を紹介します。

■ 宇南山 卓【著】
  『現代日本の消費分析ーライフサイクル理論の現在地』

家計行動を体系的に理解する

日本の家計はどのように消費を決定しているのか。
本書では、消費税率引上げ、特別定額給付金の消費刺激効果、児童手当給付問題、老後の生活資金の不足問題など、わが国の消費にまつわる多様な現象を「ライフサイクル理論」を用いて一貫した視点から分析している。
経済環境の変化がどのように家計行動を変えるのか、そのメカニズムの
解明を試みる意欲作。

『毎日新聞』 2023年8月5日(13面・読書面/今週の本棚)に書評が
     掲載されました。評者は大竹文雄氏(大阪大学特任教授)です。
『週刊エコノミスト』2023年8月8日号「Book Review」(P.54,55)に
     書評が掲載されました。評者は、土居丈朗氏(慶應義塾大学教授)
     です。
『朝日新聞』 2023年8月12日(11面・読書面) に書評が
     掲載されました。 評者は、神林龍氏(武蔵大学教授)です。
  本文はこちら

↓ 書籍の詳細はこちらから

■ カーラ・コルネホ・ヴィラヴィセンシオ【著】/ 池田 年穂         【訳】『わたしは、不法移民――ヒスパニックのアメリカ』

1100万の見えないアメリカ人

不当な労働によって搾取され、虐げられ、精神を病む不法移民の実情を
克明に描き、彼らの人間としての尊厳を取り戻す珠玉のノンフィクション。

・『日本経済新聞』 2023年8月5日(30面)に書評が掲載されました。
  評者は西山隆行氏(成蹊大学教授)です。
『聖教新聞』 2023年8月8日朝刊「読書」欄(7面)に書評が
   掲載されました。
『北國新聞』『山陰中央新報』『富山新聞』『中國新聞』『徳島新聞』  
 『神奈川新聞』『大分合同新聞』『沖縄タイムス』
に書評が
  掲載されました。評者は、白坂美季氏  (共同通信記者)です。
『北日本新聞』『京都新聞』『河北新報』に書評が
  掲載されました。評者は、上岡伸雄氏 (学習院大学教授) です。

↓ 訳者による特別寄稿の記事をお読みいただけます。

↓ 書籍の詳細はこちらから

■外川 昌彦 著
 『岡倉天心とインド ーー「アジアは一つ」が生まれるまで』

オリエンタリズムに抗し、アジア独自の「美術史」を打ち立てようとした、日印共闘のドラマ――。

・近代日本美術の父・岡倉天心(1863‒1913)
・インド宗教改革運動の旗手・ヴィヴェーカーナンダ(1863‒1902)
 日印の資料を紐解いて、その国境を越えた知的変革の軌跡を描き出す、
 貴重な一冊。

『読売新聞』 2023年8月6日(13面・文化面 本よみうり堂)に書評が
 掲載されました。評者は小池寿子氏(美術史家・國學院大學教授)です。
 本文はこちら

↓ 書籍の詳細はこちらから

■ ベンジャミン・ホー【著】/庭田 よう子【訳】/佐々木 宏夫
 【解説】『信頼の経済学――人類の繁栄を支えるメカニズム』

人類はいかにして互いを信頼するようになったか――

人類の文明の物語は、互いにいかにして信頼するようになったか
という物語である! 
人間が少人数の集まりから巨大な社会を築く根底には「信頼」のメカニズムが働いている。市場、法、貨幣から医学、科学技術、気候問題まで「信頼」なくしては存立しない。「謝罪の経済学」というユニークな分野を開拓した気鋭の経済学者による骨太な一冊。

『週刊東洋経済』 2023年8月12-19日号「ブックレビュー 話題の本」に
 書評が掲載されました。評者は安田洋祐氏(大阪大学教授)です。

↓ 第1章の一部を試し読みできます。

↓ 書籍の詳細はこちらから

■クラウディア・ゴールディン【著】/鹿田 昌美【訳】
『なぜ男女の賃金に格差があるのか――女性の生き方の経済学』

「男女平等」の先進国アメリカでも、男女の間に残る格差。
  これは決して人ごとではない――

女性たちはどのように「家族」と「仕事」を選択してきたのか。
ウーマンリブ、「静かな革命」、リリー・レッドベター公平賃金法など、
20世紀以降を振り返りながら、各職業のデータを経済分析し、女性の賃金の上昇を阻む原因を抉り出す。アメリカのみならず世界の先進国の男女の
「働き方」を見直すきっかけとなる一冊。

『週刊エコノミスト』2023年8月29日号「Book Review」(P.50、51)に
  書評が掲載されました。評者は、樋口美雄氏(慶應義塾大学名誉教授)
  です。

↓ 一部をnoteで試し読みできます

↓ 本書の詳細はこちらから

#読書 #書評 #慶應義塾大学出版会 #新聞書評 #書評紙

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?