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20231024_プライドや軍事費の適量の良さ_覇権で読み解けば世界史がわかる_紹介と感想18


はじめに

こんにちは、Keiです。

 今まで私にとって"元気が出た"と思ったコンテンツや"役に立つかもな"と思ったコンテンツや考え方を紹介してきました。今回も良い人生にするために"役に立つかもな"と思った考え方を紹介していきます。

参考書

この度、参考にした本は
『「覇権」で読み解けば世界史がわかる』神野正史
です。

内容と感想

 前回の記事では"漢帝国以降の中国史"までの部分を読んで感じた事を書いきました。

 今回の記事では"兵農一致から傭兵制へ"までの部分を読んで感じた事を書いていきます。

内容

 高いプライドを維持するためにはそれに見合うだけの実力を兼ね備えなければならない。実力に伴わなずに高いプライドをもつことは周りに対して悪影響を及ぼす。
 豊かな国は周辺の貧しい土地に住む諸民族からの侵略の対象となるため、身を守るために軍事大国にならざるを得ない。
 巨大な帝国になるほど、自分の農地を守るという"意識が薄まる"ため、兵農一致のメリットが小さくなる。唐でも古代ローマと同じように傭兵制(募兵制)へと移行する事になった。その結果、各地に藩鎮(傭兵軍団)が割拠する動乱の時代を迎え混乱のうちに亡ぶことになった。
 経済大国は軍事大国とならざるを得ないが、軍事費は財政を蝕む。

感想

 プライドは適度にもつことが大事だと思います。実力に合わず高すぎる場合は自分を客観視できず、手前勝手な言動をとってしまう事に繋がると思います。自分を客観的に見ることができずにいると、自分だけでなく周りにも悪影響を及ぼしてしまうため注意すべきだと思います。逆にプライドが低すぎる場合は、自分の言動に関する責任への関心が薄くなり、無責任な言動をとってしまうことに繋がると思います。自分の実力に伴い最低限のプライドをもつことは必要な気がします。自分の実力を考慮しながら適度な量に保つことが必要だと思いました。
 唐も貧富の差が拡大する事により小農が没落し、府兵制(兵農一致の兵制)が維持できなくなり、傭兵制へと移行して群雄割拠の下、亡んでいったという一連の流れがローマと同じで面白さを感じました。守るものが多くなるほど守るための力(軍事力)が必要となり、軍事費が原因で亡んでいくという点は抑えておくべきだと思いました。守るために必要な軍事費の負担が大きすぎる場合は、力不足だと割り切り、手放すことも必要な気がしました。
 手に入れる事よりも維持する事の方が難しいという点は個人にも当てはまることだと思います。お金だけでなく、地位や物、スキルにも当てはまるものがあると思います。全てを維持しようとして全てを失うよりも、自分の重視している部分だけを残して、残りを諦めるべきという点は頭に入れておくべきだと思いました。

最後に

 どんなものも自分の実力を考慮し、適度に保つことが必要だと思います。多すぎても少なすぎても良くないと思います。維持するのに負担がある場合は、重要度や余力を考慮して手放すことも必要だと思います。維持するための負担によって亡びる事がないように注意すべきだと思いました。
 何事も適度な量を保つことで、長く安定的に心を豊かにし、幸福度の高い人生を送っていきましょう!

 どなたかの参考になれば幸いです。

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