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20231018_組織の変化のために必要なこと_覇権で読み解けば世界史がわかる_紹介と感想12

はじめに

こんにちは、Keiです。

 今まで私にとって"元気が出た"と思ったコンテンツや"役に立つかもな"と思ったコンテンツや考え方を紹介してきました。今回も良い人生にするために"役に立つかもな"と思った考え方を紹介していきます。

参考書

この度、参考にした本は
『「覇権」で読み解けば世界史がわかる』神野正史
です。

内容と感想

 前回の記事では"諸子百家の登場"までの部分を読んで感じた事を書いきました。

 今回の記事では"破壊者は歴史的役割を終えて消える"までの部分を読んで感じた事を書いていきます。

内容

 破壊者になり切れない者は新時代を切り開くことはできない。小さな組織と大きな組織では運営方式(統治システム)を変えざるを得ない。
 旧い時代から新しい時代へ切り替わるとき、全てを新しい時代のシステムに切り替えることは不可能。新旧両時代の特徴を取り入れたバランスの取れたシステムを挟まなければ上手くいかない。
 破壊者は古いシステムの中でしか生きていけない者達の恨みや辛みを一身に背負う事になる。そのため短期政権となりやすい。
 法家の思想は徳による統治を理想とする儒学者から反発を受けた。その対応として、始皇帝は儒学者の経書を焼き、それでも批判を止めない儒者を生き埋めにした。しかし、こうしたやりすぎが反発を大きくしてしまった。
 大きな時代の転換期には"過渡期"が必要となる。

感想

 組織の大きさに合わせて運用方法を変えるべき、ということは普通のことだと思います。しかし、変更点が多く急すぎてしまうと周りがついていけず反発を受けてしまう、ということだと思います。組織を引っ張る立場の人はメンバーの変化への対応力も見ながら、変更を促す必要があるのだと思いました。"自分が行おうをしたこと"が正しいと思うことほど、すぐにでも変化させたいと思ってしまうものですが、構成員の対応力まで考えて進めなければ上手く変更できないという点は歴史から学べることだと思います。合理的に考えている人ほどこのような問題に捉われているような気がします。組織が大きくなるほど時間がかかる点を意識し、長期的な視点で物事を進めていく必要があると思いました。
 長期的な視点で進めながらも、ただ待つだけでは変化するまでのスピードも落ちてしまうと思います。組織が素早く変化するために構成員の対応力も上げるべきだと思います。対応力が上がるように教育しながら、その対応力に合わせて変更を促す、というのは難しいことかもしれませんが、組織を引っ張る人にはそのような能力が求められていると思います。様々な変化に対応できる組織にするために、メンバーを伸ばすという点も意識すべきだと思いました。

最後に

 組織が変化するためには、構成員の対応力まで考えて変更を促す必要があると思います。構成員の対応力が上がるように教育なども行いながら、組織全体の変化への対応力を上げる必要があると思います。組織が大きくなるほど、長期的な視点で物事を進めるという点は重要だと思います。
 メンバーの対応力を意識した運用ができる、視野の広い人を共に目指していきましょう!

 どなたかの参考になれば幸いです。

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