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20240223_一神教の価値観について学び考えたこと_ゲームチェンジの世界史_紹介と感想12

はじめに

こんにちは、Keiです。

 今まで私にとって"元気が出た"と思ったコンテンツや"役に立つかもな"と思ったコンテンツや考え方を紹介してきました。今回も良い人生にするために"役に立つかもな"と思った考え方を紹介していきます。

参考書

この度、参考にした本は
『ゲームチェンジの世界史』神野正史
です。

内容と感想

 前回の記事では"捨てる民あらば拾う民あり"までの部分を読んで感じた事を書きました。

 今回の記事では"一神教がもたらしたゲームチェンジ"までの部分を読んで感じた事を書いていきます。

内容

 多神教では"神様はこの世界に複数いる"という考え方のため、自身が信仰する神以外を認めることも可能だが、一神教では"神は唯一"という考え方なため、異教の神を一切認めない信仰様式となった。異教との妥協は一切ありえず、その信者は冷酷に殺せば殺すほど全能の神は悦ぶ、という理屈となった。宗教と宗教の対立が生まれた時、一神教が多神教では考えられないような虐殺を行うのは、"他宗教や他者の価値観を認めない"という一神教の価値観に由来している。

感想

 改めて一神教について学ぶことで、同じ宗教でも多神教とは考え方や価値観が大きく異なるという点を学ぶことができました。信仰の対象を1つに絞ることで、宗教としての考え方が単純になる分、柔軟性が失われてしまったのだと感じました。個人的に宗教に対して馴染みが薄いので、知ることができた点は良かったと思いました。
 単純にするほど分かりやすくなるものですが、厳密性にかける(正確性が失われる)という点は抑えておくべきだと思います。単純化は全体像を把握するためには優れていると思いますが、正確な理解を深めるのには不向きだと思います。どちらが良いということではなく、それぞれの特徴を意識して、目的に応じてバランスを調整する力が求められると思いました。
 世の中は1つの指標で測ることができるほど単純ではないと思います。まずは柔軟な考え方を失わないことが大切だと思いました。一神教以外の人でも"他者の価値観を認めない"という考え方の人はいると思います。"他者の価値観を認めず、自分(自分達)の考え方だけが正しい"という考え方の人が大量の虐殺などを引き起こすのだと思います。まずは"自分の考え方の中にも間違いがあるかもしれない"と考えることが大事だと思います。自分が同じ過ちを犯さないためにも、注意して生きていけると良いと思いました。

最後に

 世の中は1つの指標で測ることができるほど単純なものではないと思います。"他者の価値観を認めず、自分たちの価値観を押し付ける"ような人にならないように注意しながら生きていけると良いと思いました。
 自身の価値観だけに捉われず、他者の価値観を認め、受け入れることで自分の人生をより良くしていきましょう!

 どなたかの参考になれば幸いです。

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