黒田

1才の息子と家族、アートと美術館をこよなく愛する会社員。育児(たまにアート)について書…

黒田

1才の息子と家族、アートと美術館をこよなく愛する会社員。育児(たまにアート)について書きます。

最近の記事

保活ソムリエにでもなろうか

 区役所の保育課を訪ねたあの日から今日まで約一年間、ソムリエでも目指してるのかってぐらいやり込んだ保活。息子は早生まれなので出産予定日を聞いた時から死闘は覚悟していたし、0歳4月入園は望みすらしなかった。  しかしいざ産まれると、ヤバイヤバイとは思いつつ面倒で保活をやる気になる訳もなく、フタして見て見ぬふり。が、育休中はコロナで散歩以外にやることがなくなってしまい「ついでに保育園でも見に行くかぁーーー」てな感じで放浪した結果、途中から楽しくなってきちゃって気づけば区内57

    • 琳派と印象派展に行ってきた

       展覧会に行くといつも考える事がある。「この人はなんでこの絵を描こうと思ったんだろう?」と。  例えば草間弥生は幻覚から逃れたくて、自分の外にある社会と繋がりたくて、あの水玉に言葉を託した。それがあまりに強烈で、そんなやり方は誰もやった事がなかったから唯一無二の個性となった。でも圧倒的なのにその孤独さは誰もが知っているもので、共感を呼び起こすのが弥生ちゃんのスゴい所。    一方現代アートは、自己表現より社会や世の中の不合理に対する主張が創作の動機となるものが多い。だか

      • 自粛中に始めたオンラインレッスンに感動した話

         コロナで外食が出来なくなり、旦那も在宅勤務になってからは朝昼晩ご飯(さらに息子の離乳食)を作り続ける毎日で、すっかり飯炊き婆さんになってしまった。  そんな日々に嫌気が指しつつも、 「ずっと家で働いている旦那に美味しいご飯を作ってあげたい」 「息子に栄養満点なご飯で元気に育ってほしい」 という気持ちと、“とはいえ忙しい(面倒くさい)”という現実の間で悶々としていて。そんな時、インスタでSHIORIさんの存在を知った。 一度学んでみたかった 小さい頃から料理上手な母

        • なぜアートを見るのか

           これはフランス・ルーブル美術館のモナ・リザの展示室。もはや絵よりもそれを見る群衆の方が観光名物だと思う笑  アートを見る時には、「作品の背景と対話する」のと「作品そのものと対話する」2つの状態があると思う。作品の背景と対話するというのはつまり、アートを見ているのではなく「読んでいる」に近い。「これが有名なダ・ヴィンチが描いた絵か~」とか、「犬は”忠誠”を、水瓶は”純潔”の意味を表しているんだって」とか「あれは洗礼者ヨハネがサロメに首を切られるシーンだ」みたいな。 読めた

        保活ソムリエにでもなろうか

          今週の廊下美術館「東山魁夷」

           今週の廊下美術館のテーマは東山魁夷。題して「訪れ」。東山魁夷の描く景色はどれも厳しい自然の中にある優しさを見つめていて、きっとこんな景色が昔はあったんだろうなとノスタルジックな気分になるから好き。  もともと息子に見てもらいたくて始めた遊びだけれど(なのでハイハイの目線に合わせて貼ってる)、もちろんじっと見つめてくれる訳はなく笑。本物とは程遠いし、こんなに小さなコピーから感じられることといったら構図ぐらいかもしれないけれど、それでも家の廊下に毎週違う景色が並ぶとなんとなく

          今週の廊下美術館「東山魁夷」

          我が家の廊下美術館

           理想だけでは語れないのが子育てだけれど、子どもの好奇心を潰してしまうような事だけはしたくないと思っている。それなのにクソコロナでどこにも出掛けられず、こんなにも待ち遠しくない夏休みは人生で初めてだし、長い梅雨も相まって週末は鬱々としていた。  そんな日曜の夕方。録画していた世界ふしぎ発見でアメリカ大陸の雄大な景色を見て、久しぶりに心がドキドキして「ああ、地球ってなんて美しいんだろう」と心から思った。見終わった後も、本棚から写真集(ロンリープラネット社出版の"Beautif

          我が家の廊下美術館

          「ハゲ過ぎじゃない…?!」

           産後4ヶ月頃、出産の痛みも癒えてきて(圧倒的睡眠不足は除く)やっと不調から解放されたと思ってたある日。いつものようにシャンプーをしていて洗い流そうとふと手を見てみたらば、これまでに体験したことがないレベルの毛量が手に絡んでいてもう絶句。何これホラー?  とりあえず旦那をお風呂場に呼びつけて大騒ぎしてひとしきり悲劇をアピールしたあと、遂に私にも産後の抜け毛が始まったことを自認。「抜ける抜ける」とは聞いていたものの、どこかで自分は大丈夫だと思っていた&これが予想以上にやばかっ

          「ハゲ過ぎじゃない…?!」

          1枚100役の「おくるみ」

          もはや出産祝いの定番品だけど、やっぱり定番は最強です。「おくるみ」といえばこれ一択、エイデン・アンド・アネイ(aden+anais)。呼びづらいのが玉に瑕だけど笑、こちらNY発のブランド。 まずとにかく肌触りが良い。もうこれぞ「赤ちゃんッ」って感じの心地良さ。大人だって帰宅してお気に入りの毛布に「ぽふっ」と顔を埋めたらばその瞬間一気に多幸感に溢れるけれど、まさにあんな感じ。これで包んであげるとあら不思議、彼らもスヤァ~。 ただこのおくるみの真価はズバリ、その使い勝手の

          1枚100役の「おくるみ」

          ベビーグッズ購入のミソ

           贅沢な悩みだけど育児初心者にとってベビーグッズを揃えることは楽しみと同じぐらい面倒。  まず用語がサッパリ分からない。口コミを見ても当たり前のように横文字を使われるから「ベビーカー A型B型 とは?」「スワルド とは?」みたいな所から始めなきゃいけない。やっと用語を習得しても「A型 必要?」「ベビーベッド いる???」の沼が待ってる。  そのうち最初は楽しくても、準備しなければいけないグッズの多さと選択肢の多さに困惑してくる。必要な機能も月齢によって(しかも1ヶ月とか超

          ベビーグッズ購入のミソ

          マル秘(産後の尿もれ)

          この記事を書くまで完全に忘却の彼方で記憶から抹消していたけれど、そうだった、思い出した。割と産後しばらく経った時に布団に全力でお小水をぶちまけた夜を。何が起きたのか分からなくて真夜中に暫く呆然として、布団を恐る恐る触りながらその広範囲さに戦慄した夜を。 出産でがっつり開いた骨盤?緩んだ底筋?何なのかわからんが、とにかく産後は尿が漏れる。実は妊娠中の尿もれはマイナートラブルでよくある話だけど、要因が違うのであれとは全く別物。くしゃみとか笑った反動で「アッ…!」みたいな可愛いも

          マル秘(産後の尿もれ)

          猛烈に「役に立つ」育児の名品

          なぜか出産準備品の中でプライオリティは低いけど、いざ本番になるとぶっちゃけ一番使うんじゃないかと思っているものが授乳ライト。退院し実家で「さあ夜間授乳だ!」となった時、ほどよい明かりがないことにハタと気が付いた。手元にあるiPhoneで何とかやりくりするも案の定役不足。授乳に四苦八苦している私を見かねた夫が取り急ぎAmazonでポチッてくれたのがこのVAVAのBaby Night light。 まず明かりの強さと色を好みに調整できて、コードレスでどこにでも置けるのが良い

          猛烈に「役に立つ」育児の名品

          入院セットで準備しておくと良いもの

           病院から渡される持ち物リストって「え。ほんとにコレだけ?」って心許ないよね笑 個人的に準備しておいて良かったものがこれ。 (1)病院から「もって来い」と言われるもの以外で①悪露用ナプキン 入院する時に病院からもらう出産セットに悪露(※)用ナプキンは入っている or 売店で売っているのだが、だいたい足りなくなるし自前で私が超絶オススメするナプキンがこれ。 ずばりショーツってかもはやオムツ型なのだが、これがめちゃくちゃ安心安全快適快眠。病院のはでっかい羽付きナプキンなんだ

          入院セットで準備しておくと良いもの