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コンベクシティヘッジ❓❕

お早うございます!米国市場は3指数下落して引けました。米国10年債利回りは一時1年ぶりの高値1.614%上昇し、S&P500指数の配当利回りを上回りました。ハイテク株中心のナスダック総合は、大幅に売り。債券市場では「コンベクシティヘッジ」と呼ばれる現象が起き、国債売りがさらなる売りを呼ぶ状況になっているようです。

ダウ平均 31,402.01 -559.85 -1.75%
S&P500種 3,829.34 -96.09 -2.45%
NASDAQ総合 13,119.43 -478.54 -3.52%

コンベクシティヘッジ❓❕

「金利の変化」は、「デュレーション(債券の残存年数を加重平均)」に影響を与えるものですが、、、、

「デュレーション」は、「金利の変化」を完全に反映するわけではないので誤差が生じます。その誤差を可能な限り現実の変化に対応させるために考案されたものが「コンベクシティ指標」のようです。うんうん・・

既に売りが優勢なところに追加の売りが出ることで利回り上昇が増幅される「コンベクシティヘッジ」は、過去には、1994年と2003年に発生しているようです。

金利と債券価格の関係グラフ👉

下記は、「金利」「債券価格」の関係を示したグラフです。
直線は「デュレーション」を示しています。一方、曲線は「コンベクシティ」を示しています。

この曲線は、金利の変化に対して債券価格がどの程度変化したのかを正確に予測した線となります。

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引用:https://www.ig.com/  

住宅ローン担保証券(MBS)市場で警戒感加速❕❕

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この誤差弊害が大きいのが、

住宅ローン担保証券(MBS)ということのようです。「米国債利回り」とそれに「連動する住宅ローン金利」が突然に大きく上昇するということは、住宅ローンの借り手は借り換えをすることが少なくなります。借り換えが減るということは、

住宅ローン担保証券(MBS)は、早期償還されず、投資家にとっては資金の回収に時間がかかることを意味します。

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この回収期間が長いほど、金利上昇による痛みは強まります。

そのため投資家は、保有している「長期の米国債を売却する」か、「デリバティブ(金融派生商品)のポジションを調整する」ことで、MBSポートフォリオで予想外に生じたデュレーション長期化を相殺しようとします。

それでも大勢のMBS投資家によるポートフォリオ調整の波は、米国債利回りに大きく影響し、資産クラスを越えて波及しかねないと警戒が広がっています。

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JPモルガン・チェースのジョシュア・ヤンガー氏は

「金利上昇とともにポートフォリオのデュレーションが伸び続ければ痛みは増す。そのためすべての投資家がコンベクシティヘッジャーになる」と述べています。

金利上昇加速するということですね。

次々にリスクが出てきますね💦

東京マーケット👇

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今日の日経平均株価は、米国の下落を受け、安く始まるでしょう。週末ということもあり手仕舞う投資家も多いでしょう。

予想レンジ 28,000円-30,050円

良い週末を💛





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