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スエズ運河ふさぐ、影響は長期化も❓❕

お早うございます!昨日の米国市場は、3指数下落。3月の米製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値は、先月よりプラス、また2月の耐久財受注は市場の予想に反して減少し、ほぼ1年ぶりのマイナスとなりました。スエズ運河で座礁した巨大コンテナ船、復旧は時間がかかる可能性が高まっています。

ダウ平均 32,420.06 -3.09 -0.01%
S&P500種 3,889.14 -21.38 -0.55%
NASDAQ総合 12,961.89 -265.81 -2.01%

スエズ運河ふさぐ、物流への影響は長期化も❓❕

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エッフェル塔よりも長いエバーギブンは、23日に座礁して運河をふさぎ、紅海と地中海を往来する船舶が通れなくなりました。

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世界貿易の約12%が、このスエズ運河を経由しているだけに、復旧に手間取れば、コロナ禍による世界のサプライチェーンには新たな打撃となります。

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座礁したコンテナ船「エバーギブン」を再浮上させる作業については、

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船舶引き揚げの精鋭部隊が、現地時間25日に到着し、全長400メートルのエバーギブンを動かす方法を検討する予定となっています。

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復帰時期の見通しも明らかにしていない状況です。

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JOCグループでエディターによりますと「たとえ2日遅れただけでも、サプライチェーンの混乱に拍車がかかり、英国や欧州の企業への貨物配送は遅れる」と述べたています。

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米国製造業PMIは、わずかに上昇👆

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IHSマークイットが発表しました、3月の米製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値は、前月の58.6から59上昇しました。

市場予想は、59.3でした。

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サプライチェーンの混乱は過去最高であり、サプライヤーの不足と投入の遅れがあり、価格上昇の圧力が強まったものの、顧客の需要が高まる中、稼働状況の改善が見受けられました。

ゴールドマン ブレント原油先物 80ドルまで上昇❓❕

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直近北海ブレント原油価格が、下落に転じておりますが、ゴールドマン・サックスは、絶好の買いとしています。

「北海ブレント先物について、最近の急上昇は一服している。今年夏には1バレル=80ドルに値上がりする」との見方を示しています。

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ブレント先物は、今月8日、コロナショックが始まり初の1バレル=70ドルを上回りました。

ただその後、欧州の需要減退やドル高への警戒感を背景に今週は下落しております。昨日は、1バレル=64.16ドル。

ゴールドマンは「イランの輸出は、年初から日量70万バレル増加したとみられる。原油市場は2月以降、日量250万バレルという大幅な供給不足になっていると推定される」と分析しています。

さらに、ワクチン接種が進んだ地域で需要が改善すると見られ、世界の原油需要は今後数カ月で大幅に拡大するとしています。

ブレントは、3月の65ドルから今年夏には80ドルに上昇すると予想しています。

ゴールドマンは、米国でのワクチン接種加速と、財政支出拡大が、需要見通しの上振れリスクだとしています。

テーパリング(量的緩和の縮小)はない❓❕

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昨日のパウエル氏、イエレン氏は、「米国内のインフレ率上昇が今後見込まれるものの、大幅で継続的な上昇は想定していない」との見方示していますが、、、。

引き続き、市場の注目は、長期金利急騰とテーパリング(量的緩和の縮小)に関する発言に尽きますね。

本日も、引き続き要人のスピーチがあります。

画像13ニューヨーク連銀ウィリアムズ総裁

画像14クラリダFRB副議長

画像15シカゴ連銀エバンス総裁

画像16サンフランシスコ連銀デイリー総裁

そして、先月大混乱を起こした米国7年債入札(620億ドル)があります。

今日の日経平均株価❓❕

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足元の不安定な相場環境から、上値は重いとみられます。昨日の価格を挟んだ展開となると予想します。ここから一段と売り込む動きがあった場合は、調整期間が長引く見方も出てきています。

予想レンジ 28,200円~28,600円

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