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福岡と地域のイベント

普段はお酒を飲まない。文字通り一滴も飲まない。
何かのタイミングでお酒を頂いたとか、試供品をもらったとかあれば、そのお酒は飲む。だが、自分で率先して一人飲みをするとか、お酒を買って帰って飲むとか、積極的に飲むことをしないのだ。

お酒を飲むのは、基本的には友だちや会社の人との飲み会だ。今やコロナ禍で飲み会の機会も全くなくなった。一番最近お酒を飲んだのは3月末だっただろうか。当時は緊急事態宣言が発令されておらず、大学生の卒業シーズンも重なって、集まって飲む人は結構いた気がする。

自分にとってお酒は人付き合いのツールの一つだと思う。お酒は嫌いではないし、おつまみやご飯と一緒に飲むお酒はもちろん、気の合う人たちと一緒にいる場で飲むお酒は美味しい。
決してお酒に強いほうではないし、お酒でやらかした経験もあるけれど、飲み会の場で適度に飲むことくらいはできる。

福岡市の中心部である博多や天神には、週末にイベントを開催するような公園や広場・スペースがいくつかある。今の時期であれば、毎週末は荒天でなければ色々なコンセプトで催し物があったはずだ。
その中でも開催が多いのが、飲食に関するイベント。九州各地の料理を中心に、屋台が並んだり、広場を一つの会場にして飲食が出来たりするようになる。もちろん九州の地酒も一緒に提供されたり、ビールやワイン、食事に合わせたお酒も飲むことが出来る場合がある。

イベントに参加することも好きだが、イベントの空気自体を感じることが好きだ。だから博多や天神をブラブラする時は、開催場所となるであろう公園や広場も自然とコースに入る。緊急事態宣言が解除されてから何度か歩いたが、いまだ毎週末にイベントが開催されている雰囲気はない。

公園や広場で開催する分には、密閉状態にはならずむしろ開放的だろう。だが、特に飲食に関するイベントなどを考えると、密集・密接に懸念があるのかもしれない。
公園や広場とは言え、何千・何万人も集まれるような場所でなければ、十分に間隔を空けて開催することはできない。飲食をすることがメインのイベントであれば、その場にある程度の時間とどまって楽しむのが通常だろう。
普段通りに多くの人に楽しんでもらえる状況になさそうな点で、まだまだ開催するには至っていないのだろうか。

ずっと開催されなくなってから、毎週末にそこかしこで行われていたイベントが、街の活気を作り出していることに気づく。他の街から目指してくるような、大きい有名なイベントではないものもある。それでも会場が設営されお店や屋台が並ぶと、人だかりができ、ついつい自分も覗いてみたくなる。
自分のようなお客さん側だけでなく、お店や屋台を出す側やイベントを運営する側も同じような思いを持っているのではないか。

飲食をメインにしたイベントは、音楽やお笑いなどのエンターテイメントと違って、場所をインターネットの中に移すのはなかなか難しい気がする。有名イベントなら話は別だが、地域に根付いたようなイベントほどそうだろう。
現地に行ってこそ味わえる、楽しめるイベント。開催される状況になることが一番の望みだし、開催できるような手段はあるのか、色々な情報を見て気にしていきたい。

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