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激しい雨と猛暑日と

福岡県は全域で大雨。中でも福岡県の南部・久留米市は、1時間に92.5mmの猛烈な雨が降った。観測史上1位の雨量らしい。

久留米市は、ついこの間猛暑日で話題になったばかりだ。最高気温が35度を超え、6月に2回目の猛暑日はこれまた初らしい。

同じ都市で、我慢していられない暑さと、恐ろしいほどの雨が交代にやってくる。自然の驚異と言ってしまえば一言だが、6月の時点で目まぐるしく激しい天候の変化があることに驚く。

まだ梅雨明けも宣言されていない。ということは、夏は全く本番ではないし、台風シーズンの本番も迎えていない。プラスしてゲリラ豪雨などもやってくる可能性を考えると、本当に末恐ろしい。

少々離れた福岡市でも、雨粒が目に見えて、降り方の激しさをひしひしと感じたくらいだ。実際に久留米市は道路が冠水した画像が掲載されているし、雨が降っている最中は外に出るのも控えるくらいだっただろう。電車も遅延や運休が発生していた。

逆に猛暑日だった日は、福岡市のほうでもうだるような暑さだった。マスクをして歩くのが若干苦しい。家に帰って、我慢できずエアコンをつけてしまった。

6月の末で今の状況。今後さらに悪化していくのだろうか。最高気温がもう2・3度上昇するのがスタンダードの毎日。かと思えば避難をしなければならないような豪雨。加えて台風や、まだまだ収束の目処が立たない新型コロナウイルス。ひとつ不安が去れば、別の不安がやってくるような感じだ。

テレワークなど、在宅で仕事をできる環境の人にとっては、ある程度左右されない生活を送れるかもしれない。暑いなか通勤する必要はないし、そもそも荒天による交通機関のトラブルも関係ない。新型コロナウイルスの感染対策もできる。

しかし、これまで緊急事態宣言の影響をもろに受けてきた飲食店や商業施設は、また別の試練がやってくるのだろうか。暑さこそ大きな影響を与えないように思える。しかし、台風や豪雨となればやはり通常の営業ができないどころか、被害を受ける可能性もある。新型コロナウイルスからやっと立ち直っていこうという時に、まだまだ備えなければならないことは沢山ありそうだ。

子どもだから季節の変化になど敏感ではなかったという点はあれど、10年・20年前からこんな感じだっただろうか。もう5月頃から既に暑くて、10月を迎えても暑さが続く。かと思えばすぐに寒い季節はやってくる。
前倒しに加えて後ろ倒しもした夏の長さと、間髪入れずに訪れる冬の寒さとで、四季のバランスを感じにくくなった気さえしている。

なんとなく1/4ずつ、3ヶ月単位で区分されていたように思えていた春夏秋冬が、無くなっていってしまうのだろうか。つかの間の春と秋を過ごすと、あとは長い夏と冬を乗り越えるようになるのか。
果ては一つくらい季節がなくなって、「四季」なんて言わなくなる日が来るんじゃないか。

もうすぐ迎える夏。暑さから来る病気や災害にはもちろん気をつけつつ、「季節感」みたなものがどうなっていくのかも、気にしながら生活したい。

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