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みんながみんな幸せにはなれないんだけど、じゃあどうしようか #186

誰かが得をすると、誰かが損をする。一見平等そうにみえるが、当事者に話を聞くと決してそんなことはない。どこかの視点からみると、どうやったって不平不満の生まれる角度はある。じゃあどうするか。多数決、民主主義、平等、公平。いろいろと考えることはできるけれど、どれも正解にみえて正解ではない。

どれだけ優秀な人でも、人の不平不満は止められない。完全なるマインドコントロールができるのならさておき、そんなことは人道的ではないし不可能。みんながみんな、自責の念を持って行動できるほど聖人君子でないし、それが実現したら、世の中はきっとつまらなくなってしまう。

人と人とが関わる以上、どうやっても摩擦やストレスは起こりうる。どれだけ相手を思いやれる2人が交わっても、お互いのその優しさに、きっと耐えられなくなる。この人だらけのストレスまみれの人生を、どのように全うするのか。

私は最近、「それも含めて人生だな」と思うようにしている。つまり、嫌なことや辛いことも含めて楽しもうって考えてる。嫌なこと、辛いこと、ムカつくこと、殺したいほど憎たらしいこと。いろいろネガティブな感情はあれど、=楽しめないわけじゃない。山登りで踏みだす一歩は辛いかもしれないけれど、山頂からみた景色は、辛ければ辛いほど感慨深いものになる。

楽しいとラクは違う。ラクは最悪だ。なんら感情の波は起きないし、なんの刺激もない。年老いて1人、縁側で呆けているおじさんは、はたして幸せなんだろうか。その答えはきっと、おじさんの歩んだ山道にある。



ニコラス

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