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海外に住んでいて思うこと#1

強制隔離生活も早くも12日目となり終盤戦です。厳しい状況が続き、いつまで自粛すれば良いのか、見通しが立たない日本に比べれば、上海で2週間強制隔離することなど大したことないと思うようになりました。

新型コロナに関することに限らず、海外に住んでいて思うことを書いていきたいと思います。

1.海外にいるだけでエラいと思っている人

これは学生、社会人に関わらず観測されます。私の会社にも『海外駐在員』であることをステータスに思っている人はいます。海外に住んでいれば多少異なる経験をする機会は必然的に多いでしょうし、現地の言葉に強くなれる可能性も多少は高いと思います。ただし、その人の格、ステータスが変わるなんてことはありえません。

2.欧州、北米 > アジア?

国によるマウンティング意識がある人もいます。言葉の端々に『アメリカ>中国』と思っているんだろうなぁ、という会話に出会うこともあります。その人がどのように感じるかは自由ですが、アメリカで働いていた経験もある身からすると、中国の方が良いと感じる面もとても多いですし、なんだかんだ日本が良い国だと感じることは多いものです。

人権意識も同様です。欧州は人権意識が高いとはよく言われますが、今回の騒動では、差別意識を露骨に示しているようなシーンが報道されています。恐らくこういった人は一部でしょうし、日本にもいます。ただ欧州が特別に人権意識が高いということはないと思います。私自身、米国ではアフリカ系アメリカ人から露骨なヘイトを受けたこともあります。

3.上から目線の海外在住者の存在

たまたま声の大きい人が目についているだけかも知れませんが、こういう人いますよね。『日本人の対応は甘すぎる』、『〇〇ではここまでやっていまるのに、なぜ日本では出来ないの?』というのは、個別で見れば正しいことも多いですが、煽るように、上から目線で話す人には違和感を感じてしまいます(本人は良心からのつもりかも知れませんが、受取側として、プレッシャーを感じてしまうこともありますよね)。

それぞれの国、地域の政策、現状には背景、歴史、合理性があるはずです。それを考慮せずに、『日本は〇〇』という議論は、すこし乱暴に思えてしまいます。そもそも飲み会の席ならまだしも、『日本は』『欧米は』といった大きな主語を使ったら建設的な議論は難しいですよね。

前向きに考えると、こういった人も『違い』を教えてくれる貴重な存在でもあります。それは私自身が中国という管理社会にいる分、余計にそう思います笑。違いを知ることが、新たなアイディア、活力に繋がりますからね。

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自分は違うというつもりはありません。海外にいるとどうしても『日本と中国』、『日本とアメリカ』といった思考をしてしまいがちです。今後も日本、中国(アメリカ)に関する記事を書いていきたいと思いますが、それぞれの違いについて、『良い・悪い』ではなく、『違い』について実際に起きていることと、その背景について自分の考えを発信できればと思います。

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今日はあっさりと、最後は自戒を込めて。ではでは。

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