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【メンバーインタビュー】vol.12 町田幸太

町田幸太
早稲田大学法学部3年生。
神奈川県厚木市出身。サッカー・サウナ・パチンコをこよなく愛するハイスペックお兄さん。持ち前のコミュ力を活かし、Runでは主に渉外で活躍している。人前で話すときの手の動きが特徴的。Runの初期メンバーということもあり、みんなからの信頼も厚い。厚木だけに。

Interview & Text by 山本倫平


1.趣味について


山本:趣味とかはある?

町田:スポーツ観戦とかスポーツするのが好きかな。あとは最近自分が雑誌の企画でも進めてるサウナが趣味。他にはドライブも好きだし、ビリヤード、ダーツ、カラオケ、ボウリングとかもう全部好きかな。とりあえずなんか色んな遊びを。


山本:人とやる遊びが好きなの?

町田:そうだね、基本的には。あ、だけど俺プラモデル作るの一時期ハマってたよ。だから1人で遊ぶのも好きだし、人と遊ぶのも好き。両方結構好きかな。


山本:そうなんだ。スポーツは主に何を見るの?

町田:スポーツはバスケとサッカー、バスケはNBA、アメリカの。サッカーはJリーグもちょくちょく見るけど基本的には海外リーグだね。


山本:じゃあ黒澤元人と結構話は合うんじゃない?

町田:あ、話す話す。はるとくんもサッカー好きだし。


山本:サウナはいつからハマってるの?

町田:えー、大学からだね。車が使えるようになって色んな所に行けるようになったから、友達と行くのが楽しいね。まぁ1人でも近くなら行くけど、ある程度距離離れたら友達と行くことが多いかな。


山本:なるほどね。サウナかぁ。あんま分かんないんだけど、サウナって最近流行り始めたの?

町田:えー、どうだろう。


山本:流行り始める前にハマってたの?

町田:まぁ流行り始めてからってのはあるよね。俺もどこから流行り始めたのか分かんないんだけど。Youtuberとかによく動画が出始めたのと同じくらいかな。流行り始めたっていうか、周りが結構行きだしたときに俺も行ってたみたいな。誘われて。

Runきっての色男


2.「友達」の定義


山本:ずっと聞きたかったんだけど、幸太くんってさ、友達多いイメージあるのよ。誰とでもフランクにしゃべれるなっていう。それはなんでなの?

町田:いや、俺友達多くないよ。マジで少ない。どっちかというと本当に仲いい友達とずっと遊んでるって感じ。


山本:へぇー。それは何人くらいなの?

町田:中学時代の友達では、本当によく遊ぶって友達が4人くらいいて、他には機会ごとにちょくちょく会うみたいな人が5人くらいかな。だから中学は10人くらい。


山本:あ、じゃあ意外と固定メンツなんだ。

町田:そうそう。高校の友達も、サッカー部で仲良かった5,6人が一番よく会うかな。あとはクラスメイトで半年に一回遊ぶか遊ばないかみたいな人が5,6人くらい。だから中学高校合わせた友達っていうと、20人くらいじゃないかな。


山本:そう聞くと多いね。

町田:でも大学がマジでいないから!学部とか。


山本:学部で友達出来る機会あるの?

町田:大学の友達はいるにはいるんだよ。結構仲良かったっていうか、最近は会ってないけど。それこそ1年生の語学のクラスで出会った4人くらいかな。それくらい。さみしいね。


山本:まぁそんなもんだけどね、大学って。結構フランクな感じだから友達になるの早いのかなと思ってたけど、意外。

町田:なんか、初対面の人とはごまかしごまかしで話してるかな。その場は楽しそうに当たり障りなく終わるって感じ。結構一緒に遊んだりとかしないと友達って感じではないかな。まぁでも、サシでご飯食べ行くようになったらもう友達っていえるね。


山本:なるほどね。幸太くんにとっての友達の定義はそうなんだ。

町田:そうだね、だから人よりちょっと仲良くなる前の壁を作っちゃってるのかなってちょくちょく思うよ。


山本:確かに友達ってなると難しいね。

町田:そう、大学入ってから難しくなっちゃった。


Runでは岸野ともひろと仲良し


3.意外な一面?


山本:俺最初さ、Runに入ってきたときに幸太くんめっちゃコミュ力高いと思ってたんだよね。結構後輩とかにも教えてることも多いじゃない。だからコミュニケーション能力はすごく高いと思うんだけど、自分ではどう思う?友達とか関係性は別として。

町田:あー。どうなんだろ。すごい高いとは思わないかな。どっちかというと考えてコミュニケーションとるタイプだから。なんかほんとにフランクな人いるじゃん、ガチガチフランクでもう全員友達ーみたいな。そういう人たちに比べたら、「この人、今言ったこと面白いと思ってるかな」みたいに考えながらしゃべってることの方が多いかな。思ったより自分のコミュニケーション能力を高く見積もってないんだよね。


山本:そうなんだ、意外だね。でも、周りのみんなはコミュ力高いと思ってるよ。

町田:そうなんだ。周りから見てプラスに思われてるなら嬉しいわ。


山本:そこは誇りに思ってよ。

町田:そうだね。でも新歓とかね、緊張するわー(笑)。


山本:でもさ、普段の発表とか新歓での振る舞いとか見てて思うけど、あんま緊張しない人なのかなと思ってて。

町田:いやー発表ね、すごいよ俺。超緊張してるもん。めちゃめちゃ緊張してる。「あんま緊張しないよね」とか「顔に出ないよね」とかよく言われるんだけど、全然そんなことなくて。内心ビクビクしながらやってる(笑)。


山本:えーそうなんだ。表情とかあんま変わんないし、意外だな。それは昔からそうなの?緊張しいなの?

町田:緊張しいっていうか、気にしいなのかな。だからこそさ、相手がある程度何考えてるか分かってて、気を遣わないってところまで来ないと気軽に発表したり話したりとかは難しいかも。俺が気にしちゃうから。


山本:だからこそ友達のハードルも高いのか。

町田:そうかもしれない。嫌われたくないのがデカすぎるのかな。だからそれが人間関係にも影響してると思う。友達になる人も「こいつはここまで言うと怒るからここは超えない」っていうのが分かってて、もう嫌われないだろうなって人は完璧に仲良くなって遊ぶっていうのが多いかな。


山本:俺は最初人見知りして仲良くなったら素が出るタイプなんだけど、幸太くんはどう?素は最初から出すタイプ?

町田:あー、そこは外から見たらあんまり変わんないかも。どっちかというと自分の気持ち的な問題で、無理にテンション上げようとしたりとかしなくなるって感じかな。例えば、場が静かだったら「もうちょい喋った方がいいかな」って思うのがなくなるって感じで、自分の気持ち的な変化はあるけど客観的な見え方は変わってないと思うわ。


実は緊張しているというプレゼンの様子


4.サッカー少年時代~受験期


山本:幸太くんはずっとサッカーやってたんだよね。

町田:そうそう、小1から。

山本:その辺詳しく聞かせてもらってもいい?

町田:えーっとね、小学校からやってて、ほんとにずっとサッカーやってたよね。スクールも通ってて、ほぼ毎日サッカーしてた。それで中学に上がってからはずっと選手選抜にも選ばれてたんだよね。そこから強いクラブチームに誘われて、そのクラブチームの中でも神奈川の地区選抜とかに選ばれたりしてた。あとは町田ゼルビアっていうチームの練習会とかに行ってたりしたよ。だから高校は最初、サッカー推薦での入学を狙ってた。
でも大きい大会が終わって、勧誘されてる高校の練習会にこれから参加していこうかなってときに怪我しちゃったんだよね。


山本:それはどこを怪我したの?

町田:膝だね。前十字靭帯損傷みたいな。手術まではしないんだけど、回復まで時間が結構かかる感じだった。それでサッカーで高校に行くための練習が出来なくて、推薦の話とかがうやむやになっちゃって。だから頑張って勉強したんだよね。中3の9月ごろから。


山本:じゃあ結構ギリギリだったんじゃない?  

町田:そうだね、だから塾入って追い込んでた。


山本:勉強はもともと得意だったの?

町田:ん-、まぁ結構真面目だったから、こまめに定期テストの対策とかしててて、内申もそんなに悪くなかったのかな。それでなんとか高校受験も間に合った。


山本:偉いね。高校でも部活はサッカー部に入ったの?

町田:そう、副部長してた。

山本:高校でも勉強はやってた?

町田:まぁ、部活終わって家帰ってやることなかったからやってたね。あとお兄ちゃんが東進のチューターだったの。だから「早めに受験勉強やっとかないとヤバいぞ」ってよく言われてて。だから「ヒマだしやるか」と思ってずっとちょくちょく勉強してたね。


山本:そうなんだ。それで志望校は最初京都大学だったんだよね?

町田:そうそう、出来たら国立行ってほしいっていう家だったから、国立行けたらいいなと思って勉強してたんだけど、数学がとにかく出来なくて。こんなに労力かけてこの成績じゃ京大は無理だと思ったから私立にシフトチェンジした。


山本:でも受験料とかは自分でバイトして出してたんでしょ?

町田:まぁそうだね。親の気持ちとかも考えると、自分がやりたくないからいきなり進路変えたってたっていうのがあるから、仕方ない部分もあったね。まぁもともと勉強はずっとしてたから、勉強面では余裕あったし。そんなに大変じゃなかったかな。


山本:それで結果はどうだった?

町田:早稲田を6学部受けて、全部受かった。


山本:いやー!すごいよ、とんでもないね。なんというか、活動中とか見てて思うし今の話とか聞いてても思うけど、ほんとに要領がいいよねあなたは。素晴らしい能力だと思う。

町田:でも何ていうんだろうな、人から見える部分が体裁がいいだけで、部屋汚いとか直前まで課題やらないとか全然あるし。


山本:そうかぁ。周りが思ってるより自己評価低いのかな、幸太くんって。

町田:いやー、どうなんだろう。俺は俺のこと客観的に見られてる気がするけど。まぁでも、不安症なところはある。だからあんまり過剰な自信は出ないわ。全然出ない。全部怖い。受験も怖かったし。


山本:それは人には見えない部分だね。


Run創設期の新歓にて。代表のゆいちゃんとのツーショット。


5.Runに入ったきっかけ


山本:ところでさ、ずっとサッカーしてて何でRunに入ろうと思ったの?

町田:まず大学に真剣にサッカーできる場所がなかったのが一番かな。色んなサークル見てきたけど、やっぱりサークルだし周りは本気じゃなくて。家も遠いし、飲み会もお金かかるし。それでサッカーっていう選択肢がなくて、遊ぶ以外に大学でやることないなって思ってたんだよね。だから「なんかやらないとな」って探してて、条件としては新しいところがいいなーと思ってた。っていうのも大学に入って人間関係切りグセが付いちゃって、今まで入ってたサークルとかも、ちょっと嫌だったらもう辞めよーってなっちゃってたから。それがないところがよくて、新しくて少人数の所を探してた。
そこで雑誌面白そうだなと思って。何かを作るってことがなかったから面白そうだなと思って入ったって感じかな。


山本:全く未経験だけどチャレンジで入ったって感じか。

町田:そうだね、なんとか。


山本:それで続けられてるのすごいね。

町田:いやー、まだまだ頑張んないとな(笑)。

山本:幸太くんは初期メンバーってのもあるし、要領がいいからみんなから頼られてる部分はあると思うんだけど、自分的にRunでの活動の中で点数を付けるとしたら、10点満点で何点くらい?

町田:ん-、6(笑)。


山本:あれ、意外と低いぞ?

町田:いやー、すごい人が多いからかな。なんていうんだろう。自分と違って積極性を持ってる人が多いから。すごい積極的に色々行動してる人を見て、「ちょっと自分に足りてないな」って思うことがいっぱいあるよね。


山本:でも俺はその中の積極性の一つとして、幸太くんのコミュ力というか、人と会話する積極性みたいなのはすごくいいなーと思ってるよ。

町田:いやー嬉しいわ(笑)。でもやっぱりRunの人たちは自分から新しいものを創り出すところがすごいなって思うね。俺はどっちかっていうと与えられたことをどう要領よくこなすかって考えるタイプだからさ。新しいものを創り出すチャレンジャーみたいなのはすごいなーって思うわ。


山本:じゃあ今後の活動の目標というか、ここだけはやり遂げたいっていうのはある?

町田:雑誌の企画は絶対やり遂げたいかな。


山本:それはクオリティの面で?

町田:クオリティっていうか、内容に関して自分が納得出来るものか、中途半端になっていないものかっていうところを目指して作っていきたいと思ってる。「あぁ頑張れたな」って思えるものは作りたい。


山本:いいね、じゃあ頑張りましょうね。

町田:頑張りましょう(笑)。


焼き魚をかっ喰らう


6.理想の大人とは?


山本:幸太くんのなりたい大人っていうのはどういう像がある?

町田:働き方っていう面でいうなら、”仕事だけじゃない”っていうのは大切にしたいかな。それこそ社会人になって出来る趣味とかもあるだろうし。それに、そんなに好きになれる仕事なさそうだなーって、就活で色んな仕事見て思ってて。だからプライベートを充実させられる大人になりたいかな。


山本:プライベートのために働くみたいなね。

町田:そうだね。一言で言うなら、楽しそうな大人になりたいかな。人生が楽しそうな大人になりたい。


山本:その「楽しそう」っていうのは具体的にどんなイメージ?

町田:俺の両親もそうなんだけど、仕事で辛そうな感じが全面に出ちゃってる人が結構いて、自分的にはそれはなんか違うなって思うんだよね。人生一回きりだし、笑っていられる方が絶対楽しいと思う。辛い面をあんまり出さずに、もちろん仕事は全力でやるけど、仕事は仕事みたいな。仕事で失敗しても、「人生それだけじゃないし」っていう考え方が出来るような、ある種引いた目線持って色んなことを楽しめる大人になりたいね。仕事で辛い時もあるだろうけど、プライベートでは「好きなゲームあるし」とか「家に犬いるし」とか楽しい感じが出せる大人になりたい。


山本:なるほどね。話聞いてて、幸太くんは常に自分を客観視していたいっていうのが伝わってくるね。主観的になって視野が狭まらないようにしてるのが印象として受け取れる。

町田:確かに、それはあるかもしれない。


山本:それは自分を見失わないために客観視してるって感じなのかな。

町田:そうだね。俺がずっと苦手だった人が、すごく自分本位っていうか、状況を見られていないような人だったんだよね。まぁ自分を押し出せる人もそれはそれでスゴイなって最近思うけど、やっぱりそれで傷つけることもあるし。自分の行動を反省して改善できるっていうのは何事にも大切だなって思ってるから、一歩引いた目線は大事にしてるかもしれない。


山本:いいね。素敵。その価値観大事にしてほしいよ。

町田:哲学みたいになっちゃった(笑)。


7.成長


山本:大学に入って幸太くん自身成長したと思う部分はある?

町田:うーん、やっぱり昔よりは新しいことにチャレンジ出来てるかなって思うよね。でも難しいね。コロナとかもあって、俺にとって大学は停滞っていうイメージもあるから。


山本:そうねぇ。確かにね。じゃあ、幸太くんにとっての成長とは?どうなったら成長したって言える?

町田:課題を見つけてそれを解決したときかな。理由としては、出来なかったことが出来るようになるのが第一の成長だと思っていて、そのためにまずは、自分に何が出来ないのか客観的に評価して、そこから見つかった課題に対してどう取り組むか考えたうえで色んなチャレンジをして。その結果出来上がった成果が成長だと思うので、その過程を大切に取り組んで行きたいと思っております。


山本:面接みたいになっちゃった(笑)。いいじゃん、バッチリだね。

町田:面接対策になるわー(笑)。


山本:幸太くんはさ、仕事はみんなでやりたいのか、一人で黙々やりたいのかどっちのタイプ?

町田:それが難しいんだよね。一長一短じゃんそれって。一人でやるのは結構自由に出来るけど責任は自分だけに注がれるし。逆にみんなでやるのは人間関係だったり協調したりしなきゃいけない面とかチームワークの難しさとかはあるけど、責任は自分だけじゃないじゃん。だからそこは難しいよね。どっちがいいんだろうね。


山本:確かに難しいね。でもサッカーやってた時はどうだったの?

町田:あー。これがね、結構最低なんだけど、俺って、俺がサッカー出来てればいいなって思ってたのよ(笑)。俺が得意なプレーはドリブルとかゴールまで走って点決めるとかだったんだけど、俺が俺らしいサッカーをすることが一番楽しいみたいな。俺が点決めたらチームが負けても嬉しいし、チームが勝っても俺が点決めなかったらあんまり嬉しくないってのはあったね(笑)。チーム競技向いてるのか向いてないのか分かんないんだよね。


山本:まぁ大事なマインドだと思うけどね。

町田:でも高校で副部長だったときはチームのことちゃんと考えてたかな。練習メニューとかメンバー選考とか色んなこと考えるし。そこでチームのために動くのは大事だなー思ったね。辛い面もあったけど。


山本:なるほど。その学びが職業選択にも影響するかもね。

町田:そうだね。まぁサッカー以外では基本的にエゴはないから、みんなでやるのも一人でやるのも出来ると思う。


山本:じゃあこれが最後の質問にしようかな。どういう人生の終わり方だと「いい人生だったな」って思える?

町田:おぉー。考えたことなかったな。そうだなー、そう考えると、俺はマジで家族かも。家族が欲しいかな。あとは身近な人が俺といて幸せだったなとか、寂しいって思ってもらいたい。俺が死ぬってなった時、家族とか色んな人に「寂しい」って言われたら幸せじゃないかな。

山本:素敵な回答だね。ってなるとやっぱり、私生活の充実度が幸太くんにとっては重要なんだね。



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