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ボックスツエルトで笠取山

新しいツエルト、新しいザック、新しいシュラフを使いたくて仕方なかったが、
ずっと膝が調子悪く、あまりハードな行程は不安がある
よって、以前も登ったことのある笠取山にした
笠取山から雁坂峠までは未踏だったので、その間の稜線つなぎは初歩き区間

道の駅みとみのひとつ前の新地平でバスを降り、登山開始
しばらく林道歩き
おとしぶみが落ちていた
今年初のおとしぶみ
この林道は私有地なのだそうだ
登山者は歩かせてもらえる
シロバナヘビイチゴ
ゲートを過ぎてもダート林道が続き歩きやすい
渡渉は5回ほどあっただろうか、何箇所か指上まで水没するところがあり、
防水シューズでないローンピークの俺は、土踏まずから先は完全に水没した
ただし、冬濡らしたときは乾かなかったが、この日は完全ではないが、しばらくすると乾いてきた
晴れだと分かっている日は、非防水トレランシューズでなんの問題もないのかもしれない
それでも防水ソックスは必ず持ってきている
稜線付近に咲く桜の様な花
稜線沿いには何本も咲いていた
一度、笠取小屋まで行きツエルトを張り、サコッシュのみで笠取山へGO!
中央分水嶺
右に雨が流れれば多摩川、左に流れれば富士川、では向こう側に流れたら何川になるのでしょうか?
答えは次の写真キャプションで♪
上の写真の答え、荒川でした♪
というわけで、笠取山登ります
登り始めるところにある錆びついた機械群
想像するに、ワイヤーを使って、荷物の運搬をしていたんじゃないかと思います
笠取山を中腹ぐらいまで登ったところ
写真だと向こうが登りに見えるけど、ここが急登
無事登頂しました♪
でも騙されないように
これが本当の山頂ではないのです
この後本当の山頂に向かいます
明日は右の方へ歩いていく
遠くに大きく見えるのが国師ヶ岳の稜線
先程の山頂碑から、もう少しアップダウンを続け進むと本当の山頂が
意外とここまで来ない人、いるんじゃないかな
少し岩場でもあり、注意が必要だし、展望もよくない
なので、展望の良く、広いスペースのあそこを山頂としたのは
行政の方の優しさなんだろう
本当の山頂を更に進むと、笠取山の巻道に合流する
そこを右に曲がり戻っていく
ここで是非見ていったほうがいいのが水干
多摩川の源流、最初の一滴がここから始まっているのだ
岩からの一滴
ピンがずれてたぁ〜
戻ってきた笠取小屋


まずは水を補給
小屋を下ったところに美味しく湧き出している
明日の行動用も含め3L補給
今回テント泊をしたかった理由が、新アイテムテストで、そのひとつがこのボックスツエルト
低山ではツエルト1を使うことが多いのだが、居住性は無いに等しく、ただ寝るだけといったところ
軽量性を犠牲にせず、居住性を上げるツエルトを探していたところ、
このボックスツエルトを発見した
使ってみた感想は、居住性が良い
寝ている分には狭さは感じない
座っていても、頭、肩がツエルト生地に触れることもなく過ごせる
今後も低山での出番は増えると思う
ボックスツエルト入口側
垂直なので、設営時の風向きには注意が必要そうだ
間口が広いため、出入りはとても楽
色が黄色だからか、虫はかなり中にはいった
開けっ放しはやめた方が良い ま、それはどのテントも一緒か
今回のNEWアイテム2つ目は、モンベルドライシームレスダウンハガー#3
シングルウォールは結露問題がつきまとう
防水シュラフカバーも持っているのだが、重量的に不利
ドライシームレスダウンハガーは通常シュラフと同重量で防水となる
デメリットとしては空気が抜けにくいことと高価ということ
防水シュラフはシングルウォールとはいえやりすぎかとも思うが、
結露した布地に触れてもなんの不安もない安心感は大きい


久しぶりにエスビットでお湯を沸かした
デミグラスソースハンバーグはDAISOで
8時頃就寝
2日目、朝4時から行動開始
稜線を雁坂峠方面へ進む
昨日は姿を見せなかった富士山
現れてくれてよかったぁ
朝日
雲に隠れてしまっていたけど
山筋を赤く染めてくれた
基本樹林帯なのだけど、気持ちの良い笹の道を歩けた
2つの山の谷間にちょこっと頭を出しているのが甲武信岳
雁坂峠到着
甲武信岳方面からここまで歩いたことがあるので、ログがつながった
ザックは今回の最後のNEWアイテム、Rab Muon40
重いザックは嫌だし、軽いけど肩が痛くなるのも嫌
腰荷重が快適で軽いザックを探したらこれにたどり着いた
使った感想は、腰荷重、やっぱりいいな、だった
2泊以上のテント泊は、このザックしか使わなくなるだろう


雁坂峠から下山開始
途中、綿にしか見えないものがいくつも落ちていた
なんなのだろう?
旅の終わりも近い頃、オトシブミを発見
オトシブミで始まり、オトシブミで終わる旅
無事下山しました♪
道の駅みとみで猪豚ラーメン


塩山駅近くで温泉


今回の登山ログ
手前側からのぼり、笠取小屋でテント泊
翌日向こう側から下山

気温
1日目の行動中、25度から13度
就寝中、ツエルトダクトでの気温、13度から12度
2日目行動中、8度から18度

新アイテムテストはどれも楽しく、合格点だった
特に気に入ったのはRab Muon 40
腰荷重できる軽量ザックはテント泊装備の正義な気がする

久しぶりのテント泊自体も楽しかった
次の課題をああだこうだ考えるのがたまらない

延々のテーマ、稜線つなぎも楽しい
この目的があるだけで山歩きの質が上がる気がする

稜線区間、寒かったな
その寒さの中、霧に囲まれ、富士山を見、笹薮の神秘的な稜線にぐっときた、ステキな山歩きだった

おわり


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