今日も服に猫の毛

4匹の保護猫との田舎生活をマイペースに綴っていきます。保護猫って知っている人は知ってい…

今日も服に猫の毛

4匹の保護猫との田舎生活をマイペースに綴っていきます。保護猫って知っている人は知っているけれども、知らない人は全く知らなかったりするので、もっと当たり前に保護猫、保護犬を家族にお迎えする社会になってくれたらいいなと思っています。

最近の記事

フクちゃんの闘病生活①

FIPという病気は、1歳未満の子猫で発症することが多く、ウェット型とドライ型があり、ウェット型は腹水や胸水がたまる症状で、ドライ型は、神経に影響を与えるので、目が見えなくなったりする。どちらも致死率100%で、その当時は、発症すると助からない病気だった(今は高額だが一応治療薬もある。しかし、100%治るというわけではないらしい)。フクちゃんは、ドライ型だった。 最初は、トイレをする時に、鳴くようになった。猫と生活している方は、ピンと来るかと思うが、雄猫は特に尿のpHがアルカ

    • 2匹目の保護猫がやってきた

      コハクは、兄弟がいなかったせいか、猫や人とのコミュニケーションが苦手で、甘えたりすることを知らない猫だった。だいぶ丸くなってきたとはいえ、やはり猫語を喋る友達が必要だろうと同じ施設から当時3ヶ月のフクちゃんを迎えた。 3代目保護猫フクちゃん(オス・保護施設出身・享年8ヶ月) ちなみになぜかフクちゃんだけは、「フク」とは呼んだことがないので、「フクちゃん」と記すことにする。この名前は、義父がつけた。幸福のフクだった訳だが、早世してしまい、ちょっと義父は気にしていたような気が

      • 猛獣のような猫との出会い②

        私たちとコハクの共同生活はこうして始まった。保護施設で会った時とは別猫みたいにおとなしいなと思っていたのだが、それは、最初の2日ほどで、私たちを観察していただけだったようだ。3日目からコハクはなぜか豹変し、私たちに飛びかかってくるようになった。 最初は、遊びが足りていなくてストレスかなと思い、家にいる時はできるだけおもちゃで遊ぶようにしていたのだが、一瞬でもおもちゃを動かす手を止めたりするようなら、すかさず襲いかかり、手足を噛んだり、引っ掻いたりする。怖がって攻撃してくると

        • 猛獣のような猫との出会い①

          いつも仕事から帰ってくると、いつもにゃーちが「にゃー」といって嬉しそうに走ってきた。にゃーちが亡くなってからも、ガレージから出て、家の方を見ると誰も走ってこない。やっと「ああそうだ、にゃーちはもういないんだ」と思う日が続いた。自分の頭の中には、以前と変わらずにゃーちはそこにいるのに、それは、過ぎ去った記憶でしかなかった。 死んでしまった猫のことを悲しんでいると、その猫も成仏できないと何かで読んだことがある。苦しい思いをして、やっと楽になったであろう、にゃーちが今までより幸せ

        フクちゃんの闘病生活①

          バリバリの犬派があっという間に猫派になった瞬間

          実は、私は、ずっと猫が苦手であった。何が苦手かというと、あの眼がものすごく苦手で、「猫=怖い」印象しかなかった。それが、今や猫のためにせっせと働いて、高いキャットフードを買っているのだから人生というのは不思議なものだ。 まず、紹介がてら、時系列で我が家の猫たちの話をしていこうと思う。 初めての猫、にゃーち (オス・享年5才) 私は、生まれも育ちも大阪で、家が商売をしていたので、子供の頃からほとんど旅行にも行ったことがないし、引越しも歩いていける距離で1回したぐらいで、ほ

          バリバリの犬派があっという間に猫派になった瞬間

          はじめに

          はじめまして。今日も服に猫の毛です。 クスッと笑ってしまった貴方は間違いなく、猫と暮らしている、もしくは猫と暮らした経験のある人でしょう。 私は、保護猫4匹と暮らしています。その内、1匹はTNRをした猫で、外で暮らしています。それぞれの猫にドラマがあります。それらを忘れてしまうのはもったいない、そういう気持ちになり、書きはじめました。 とはいえ、一番年上の猫は、9歳。お迎えした頃の強烈な思い出は、かなりぼやけていました。しかし、不思議なことに、うんうん言いながら書き進め