今日も服に猫の毛

4匹の保護猫との田舎生活をマイペースに綴っていきます。保護猫って知っている人は知ってい…

今日も服に猫の毛

4匹の保護猫との田舎生活をマイペースに綴っていきます。保護猫って知っている人は知っているけれども、知らない人は全く知らなかったりするので、もっと当たり前に保護猫、保護犬を家族にお迎えする社会になってくれたらいいなと思っています。

記事一覧

またまた猫がやってきた

家の中には、コハクとクロミ、外には大豆という固定メンバーで6年過ぎた。大豆ももう少し歳を取ったら家に入れたいし、もうこれ以上は、増やすつもりはなかったのだが、そ…

猫の声を聞きに行く

クロミの粗相は解決するのか 旦那に話すと自分も行きたいというので、二人で聞いておいた方がいいだろうなと思い、予約した。写真を持っていって、その子の話を聞くスタ…

猫の声を聞きに行く前の話

クロミの粗相対策 我々が猫初心者だったということもあるが、色々と問題行動が多く、誤飲したり、気を抜くとすぐに吐いたり、何かと手がかかったコハクに比べ、クロミは…

コハクの初フミフミ

コハクがフミフミを初めてした時のことは、よく覚えている。 コハクは、クロミが来た時もフミフミしたことがなかったので、クロミが一心不乱にフミフミするのを、珍しそう…

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クロミのフミフミ

猫の可愛い仕草と言えば、「フミフミ」である。毛布や布団などの柔らかい生地の上で猫が両手でギュギュとやるあれである。フミフミは、一般的に親から早く離れた猫が小さい…

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子猫と先住猫

大豆が外に現れたのと、クロミが家にやってきたのは、どちらが先だったか、今となってはあまり覚えてないが、多分クロミが家に来た頃に大豆も毎日家に来るようになったよう…

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猫のお礼

一般的に去勢手術を終えた猫は、ケンカをしなくなるらしいが、雄猫のテリトリー意識は、無くなることはないような気がする。大豆は、基本的に家の敷地内にいることが多いが…

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初めてのTNR

コハクは譲渡される時に既に病院で去勢されていたので、にゃーち以来の去勢手術だった。にゃーちの時は、初めて尽くしでアタフタしっぱなしだったが、二度目ともなるとある…

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初めてのTNRを決意する

今、家の外にいる大豆は、私たちが初めてTNRした猫だ。TNRとは、後述するが、簡単に言うと、捕まえて、去勢・避妊手術をして、また元いた場所に戻すことだ。3匹目の保護猫…

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白黒コンビ誕生

フクちゃんがいなくなって、コハクは、またわがまま放題になった。ちょっと寂しそうにしていたのは、少しの間だけで、また噛み癖や引っ掻き癖が目立ち始め、私たちに対して…

フクちゃんの闘病生活②

3ヶ月も寝たきりの動物の世話をするのは大変だと思われるかも知れないが、フクちゃんは小さくて、寝たきりでも全然大変ではなかった。これが大型犬や人間だと、介護が大変…

フクちゃんの闘病生活①

FIPという病気は、1歳未満の子猫で発症することが多く、ウェット型とドライ型があり、ウェット型は腹水や胸水がたまる症状で、ドライ型は、神経に影響を与えるので、目が見…

2匹目の保護猫がやってきた

コハクは、兄弟がいなかったせいか、猫や人とのコミュニケーションが苦手で、甘えたりすることを知らない猫だった。だいぶ丸くなってきたとはいえ、やはり猫語を喋る友達が…

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猛獣のような猫との出会い②

私たちとコハクの共同生活はこうして始まった。保護施設で会った時とは別猫みたいにおとなしいなと思っていたのだが、それは、最初の2日ほどで、私たちを観察していただけ…

猛獣のような猫との出会い①

いつも仕事から帰ってくると、いつもにゃーちが「にゃー」といって嬉しそうに走ってきた。にゃーちが亡くなってからも、ガレージから出て、家の方を見ると誰も走ってこない…

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バリバリの犬派があっという間に猫派になった瞬間

実は、私は、ずっと猫が苦手であった。何が苦手かというと、あの眼がものすごく苦手で、「猫=怖い」印象しかなかった。それが、今や猫のためにせっせと働いて、高いキャッ…

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またまた猫がやってきた

またまた猫がやってきた

家の中には、コハクとクロミ、外には大豆という固定メンバーで6年過ぎた。大豆ももう少し歳を取ったら家に入れたいし、もうこれ以上は、増やすつもりはなかったのだが、その日は、ひょっこりやってきた。

いきなり子猫登場

ひじき(保護猫・推定5ヶ月)

ある日、仕事から帰ると聞き慣れない猫の声がして、「近所の猫かな?」と思って、声の方を見ると、子猫がガラガラ声で鳴いていた。

このあたりは、時々猫を捨てに

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猫の声を聞きに行く

猫の声を聞きに行く


クロミの粗相は解決するのか

旦那に話すと自分も行きたいというので、二人で聞いておいた方がいいだろうなと思い、予約した。写真を持っていって、その子の話を聞くスタイルということで、今いるコハク、クロミ、大豆、そして、一応、亡くなってしまったにゃーちとフクちゃんの写真も持っていった。

金額は、特に決まっていなくて、その人が払いたいだけ払うシステムだった。どれぐらいが適当なのか、検討もつかなかったが

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猫の声を聞きに行く前の話

猫の声を聞きに行く前の話


クロミの粗相対策

我々が猫初心者だったということもあるが、色々と問題行動が多く、誤飲したり、気を抜くとすぐに吐いたり、何かと手がかかったコハクに比べ、クロミは、丈夫で、性格も明るく、何か悪いことをしても、「これしちゃダメだよ」というと「はい、わかりました!」と言ってすぐ止めるようなメチャクチャ育てやすい子だった。病院へも、数え切れないぐらい通ったコハクと比べ、クロミは、ワクチンや爪切りなどで通

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コハクの初フミフミ

コハクの初フミフミ

コハクがフミフミを初めてした時のことは、よく覚えている。

コハクは、クロミが来た時もフミフミしたことがなかったので、クロミが一心不乱にフミフミするのを、珍しそうに見ていた。フクちゃんが人間に甘えるのも珍しそうに見ていたし、この2匹がコハクにとって、いろんなことを教えてくれた先生であることは間違いないだろう。特にクロミは、小さかったが、コハクより気が強く、やられたらやり返す性格で、年齢は下だが、猫

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クロミのフミフミ

クロミのフミフミ

猫の可愛い仕草と言えば、「フミフミ」である。毛布や布団などの柔らかい生地の上で猫が両手でギュギュとやるあれである。フミフミは、一般的に親から早く離れた猫が小さい時に、お乳を飲んでいた記憶を思い出してすると言われている。

クロミは、家にやってきた時から、暇があればフミフミしていた。クロミは、兄弟と共に捨てられていたところを拾われたとかいう話だった。その時に、よほどひもじい思いをしたのだろうか。今で

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子猫と先住猫

子猫と先住猫

大豆が外に現れたのと、クロミが家にやってきたのは、どちらが先だったか、今となってはあまり覚えてないが、多分クロミが家に来た頃に大豆も毎日家に来るようになったような気がする。この頃は、コハクもだいぶ落ち着いてきて(すぐにキレるクセは相変わらずだったが)、やたらめったら私たちに襲いかかってくるようなことは無くなった。コハクもフクちゃんとの出会いと別れで何かを感じたらしい。

譲渡会で出会って、その日の

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猫のお礼

猫のお礼

一般的に去勢手術を終えた猫は、ケンカをしなくなるらしいが、雄猫のテリトリー意識は、無くなることはないような気がする。大豆は、基本的に家の敷地内にいることが多いが、それでもお天気が良ければ1日のうち一度は、どこかへ出かけて行く。

家の周りには、基本的に去勢済みの猫しかいないが、他の猫が家の敷地内に来ることもあり、大豆と鉢合わせるとケンカすることになる。

大豆は、弱い方ではないが、圧倒的に強いとい

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初めてのTNR

初めてのTNR

コハクは譲渡される時に既に病院で去勢されていたので、にゃーち以来の去勢手術だった。にゃーちの時は、初めて尽くしでアタフタしっぱなしだったが、二度目ともなるとある程度の段取りも把握しているし、私たちも余裕があった。男の子なので、女の子よりも気分的には楽だ。

しかし、問題は、捕獲である。手術の前に一度病院に連れていって、健康診断をする必要がある。大豆を病院に連れていくのは初めてである。慣れているとは

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初めてのTNRを決意する

初めてのTNRを決意する

今、家の外にいる大豆は、私たちが初めてTNRした猫だ。TNRとは、後述するが、簡単に言うと、捕まえて、去勢・避妊手術をして、また元いた場所に戻すことだ。3匹目の保護猫を迎えた保護ボランティアさんから色々聞いていたので、自然とそういう流れになった。にゃーちの時は、何も知らなかったことを実感する。

大豆のこと(大豆・オス・推定7歳)

大豆は不思議な猫だ。私は、勝手ににゃーちの生まれ変わりじゃないか

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白黒コンビ誕生

白黒コンビ誕生

フクちゃんがいなくなって、コハクは、またわがまま放題になった。ちょっと寂しそうにしていたのは、少しの間だけで、また噛み癖や引っ掻き癖が目立ち始め、私たちに対しても反抗的な態度をとるようになった。

とはいえ、私たちも慣れたもので、わざと強気にでると、コハクは、元来の性格が臆病で怖がりなので、「ヒーン」という情けない声を出す。色々あったけれども、この世話の焼けるコハクだけでいいのかもしれないなと思い

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フクちゃんの闘病生活②

フクちゃんの闘病生活②

3ヶ月も寝たきりの動物の世話をするのは大変だと思われるかも知れないが、フクちゃんは小さくて、寝たきりでも全然大変ではなかった。これが大型犬や人間だと、介護が大変なんだろうなあとぼんやり思った。普通のベッドだと体が痛いと思い、人間用のフワフワしたクッションをベッドにして毎日大人しくしていた。こんな時でもフクちゃんはフクちゃんで、お利口さんだった。困らせるようなことはほとんどなく、もっと甘えればいいの

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フクちゃんの闘病生活①

フクちゃんの闘病生活①

FIPという病気は、1歳未満の子猫で発症することが多く、ウェット型とドライ型があり、ウェット型は腹水や胸水がたまる症状で、ドライ型は、神経に影響を与えるので、目が見えなくなったりする。どちらも致死率100%で、その当時は、発症すると助からない病気だった(今は高額だが一応治療薬もある。しかし、100%治るというわけではないらしい)。フクちゃんは、ドライ型だった。

最初は、トイレをする時に、鳴くよう

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2匹目の保護猫がやってきた

2匹目の保護猫がやってきた

コハクは、兄弟がいなかったせいか、猫や人とのコミュニケーションが苦手で、甘えたりすることを知らない猫だった。だいぶ丸くなってきたとはいえ、やはり猫語を喋る友達が必要だろうと同じ施設から当時3ヶ月のフクちゃんを迎えた。

3代目保護猫フクちゃん(オス・保護施設出身・享年8ヶ月)

ちなみになぜかフクちゃんだけは、「フク」とは呼んだことがないので、「フクちゃん」と記すことにする。この名前は、義父がつけ

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猛獣のような猫との出会い②

猛獣のような猫との出会い②

私たちとコハクの共同生活はこうして始まった。保護施設で会った時とは別猫みたいにおとなしいなと思っていたのだが、それは、最初の2日ほどで、私たちを観察していただけだったようだ。3日目からコハクはなぜか豹変し、私たちに飛びかかってくるようになった。

最初は、遊びが足りていなくてストレスかなと思い、家にいる時はできるだけおもちゃで遊ぶようにしていたのだが、一瞬でもおもちゃを動かす手を止めたりするような

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猛獣のような猫との出会い①

猛獣のような猫との出会い①

いつも仕事から帰ってくると、いつもにゃーちが「にゃー」といって嬉しそうに走ってきた。にゃーちが亡くなってからも、ガレージから出て、家の方を見ると誰も走ってこない。やっと「ああそうだ、にゃーちはもういないんだ」と思う日が続いた。自分の頭の中には、以前と変わらずにゃーちはそこにいるのに、それは、過ぎ去った記憶でしかなかった。

死んでしまった猫のことを悲しんでいると、その猫も成仏できないと何かで読んだ

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バリバリの犬派があっという間に猫派になった瞬間

バリバリの犬派があっという間に猫派になった瞬間

実は、私は、ずっと猫が苦手であった。何が苦手かというと、あの眼がものすごく苦手で、「猫=怖い」印象しかなかった。それが、今や猫のためにせっせと働いて、高いキャットフードを買っているのだから人生というのは不思議なものだ。

まず、紹介がてら、時系列で我が家の猫たちの話をしていこうと思う。

初めての猫、にゃーち (オス・享年5才)

私は、生まれも育ちも大阪で、家が商売をしていたので、子供の頃からほ

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