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これからの公務員事情を話そうか



年功序列、安定の崩壊

これから入職する人も、現役もこれだけは知っておいたほうが良い。
公務員の年功序列の崩壊は、起こるのは起こるけれど正直今すぐにということはない。
なぜなら、その後ろにいるのは《先輩たち》だからだ。

要は議員とか市議とかその辺の人たち。
国会議員と同様、自分たちの首を絞めることは行わない。
つまり、議員が若返ることがないように、組織も大きく舵取りすることはあまり考えられない。
しかし、安定が崩れるのは間違いない。
その安定というのは、主に給料面だ。
私が見えている公務員の将来像がある。

例えば、既に数字として表れているのは人口減少。
少子高齢化が叫ばれる昨今、間違いなく労働人口は減り続ける。
ということは、税収が見込めなくなるということだ。
さらに、過疎地域も増えてくる。
さらに税収は見込めなくなるだろう。

小さな小さな町や村はどんどん合併に合併を重ねるか、もしくは消失していく。
なぜなら税収の見込みと採算が合わないのに、いつまでも役所を残しておく必要がないからだ。

さらに、過疎に残る人たちは労働生産年齢ではない。
年金暮らしの人たちしか残らない。
となると、役所が無くなり村も町も無くして移住させたほうが早いという決断が出る。

では、この合併などがどのように影響してくるか。
例えば、A市に勤めてる消防士とB市に勤めてる消防士がいて、この度合併することになりました。

人口はあまり変わらないけど、管轄は広くなります。
消防職員も多くなるでしょう。

しかし、もともと財政難であったA市と合併したため、税収が見込めません。
では、どこで折り合いをつけていくのか。

B市で働いていた消防士の給料を下げて、A市に近いほうに寄せていく。
これは間違いない。

そもそも税収が低いのに、給料が高い方に合わせていくのはほぼあり得ない。
なぜなら住民から文句が出るからだ。
公務員は議員や住民に弱い。
しかも、波風立てたく無いから弱気でいるため、文句を言われないようにするには?を常に考えているから、低いほうは低いほうに流れていく。

となると、B市で働いていた職員はどうだろう。
年功序列で給料は上がりますか?
昇給して伸び率はどうか?

これは人口減少が明確であり、少子高齢化が間違いないのでほぼ確実に見えている今後の世界である。

今のうちに対策をしておく

では、未来が見えている今のうちに、何をどうしておくべきかを考える必要がある。

しかし、この事実に気付いていない人は多い。
なぜなら一生勤めなければならないと思い込んでいるからだ。

公務員の副業が禁止されてるのは間違いない。
これから解禁されるのもまだ時間がかかるだろう。
仮に副業解禁されたとしても、おそらく規制が強くて自由になんでもかんでもはできない。
なぜなら、住民が理解してくれないからだ。

となると、現役のうちに何をどうしておくべきかをさらに考察する必要がある。

自分の強みややりたいことを今のうちに明確にして、今のうちから準備をしておくこと。
これがまずのスタート。

自分の強みがわからない人は多い。
公務員の世界にいると、何が世の中の役に立つのか不明になっている人も多い。
資格を取るでもなんでもいい。
とにかく早いうちからマネタイズできるだろう事柄を見つけ、そのために動いていくこと。

仮に退職せずとも、もし副業が解禁できたらマネタイズできることに変化するかもしれないし、退職せずにそのまま勤め上げられるのなら、それはそれで素晴らしいことだ。

大事なのは、自分の弱みを伸ばそうとしない。
強みをひたすらに伸ばし続けること。
そうすれば、やりたいことや得意が見えてきて、それがマネタイズできるニーズを見つけ出す視点が少しずつ養えるかもしれない。

止まってはダメだ。
公務員の狭い世界で視野を収めてはダメだ。
アンテナを外に張り出す。
見えてくる世界や仕事との向き合い方は大きく変化するから。

まとめ

詰まるところ、何をどうしていくのかは自分次第。挙げた事実を受け止め、それでも公務員が絶対と思うならばそれもヨシ。
ただ、人口減少や少子高齢化、税収の減少はこれから起こりうる間違いない事実であることは受け止めたほうがよい。
運営できない役所が出てくるし、体力のない小さな村や町は消えていく。
そうなってからではもう遅い。
現代はSNSもある。
情報は向こうからは来ない。
自分から掴みに行かないと、決してこれからを生き抜くのは簡単ではないだろう。

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