ポンコツ大学生の与太話~回転寿司について~
(前回の与太話はコチラ:ポンコツ大学生の与太話~ヒカキンについて~)
こんにちは!あいでんです。
本日は老若男女から愛される食べ物。まさに日本人の心!(知らんけど)
そう、寿司!
回転寿司のチェーン店を分析・比較をしていきたいと思います。
今回は私の家の近くにある「くら寿司」と「スシロー」をピックアップします。
それでは、、、いってみよっ!
くら寿司の分析
まずは私なりにくら寿司の特徴をまとめてみました。
くら寿司の特徴
・すべての食材に四大添加物(化学調味料・人工甘味料・合成着色料・人工保存料)を使用していない。
・鮮度を保つために”寿司カバー(鮮度くん)”やICタグ等による時間制限管理システムを導入している。
・厳選した国産米のみを独自の手法で精米し、糖質を活かす温度管理をしている。
・一般的な濃口醤油より塩分を25%程度カットしたこだわりの醤油を使用している。
・食べた皿をすぐに回収できる皿ポケットシステムを導入している。
・5皿投入に1回、様々なゲームが始まり、当たりが出るとガチャ玉がもらえるという仕組みを取り入れている。
(くら寿司 ホームページより参照)
ざっくりまとめるとこんな感じです。
くら寿司といえば、ガチャガチャができる寿司店というくらいにはインパクトがあるのではないでしょうか。
机の上が片付きつつ、会計もスムーズに。しかも子供まで楽しめるという画期的なシステムであると思います。
これを目当てに訪れる人もいるのではないでしょうか。
また、タッチパネルで頼んだ商品を届けるシステムは「スシロー」にもありますが、新幹線のような機械で席に届け、ボタンを押すと帰るというようにシステム内容が「スシロー」とは大きく異なります。
また、送達時にはタッチパネルにも工夫を凝らし、”音と演出”で見た目から楽しんでもらえるようにしているようです。
全体的な印象として、食材や鮮度へのこだわりももちろんですが、寿司を店で食べるという一連のプロセスを”楽しく”なるようにこだわっているように思います。
スシローの分析
続いて、スシローの特徴をまとめてみました。
スシロー特徴
・鮮度にとことんこだわった新鮮なネタを仕入れている。
・国産本わさびと北海道産西洋わさびをブレンドしたわさびを使用している。
・皿にICチップを取り付け、商品単品管理システムを導入している。
・鮮度と旨みを最大限活かすため、店内で皮引きした鯛やはまち。店内調理を徹底している。
・衛生管理の専門チームが、全店を3ヶ月に1度抜き打ちで訪問し、衛生監査を実施している。
(スシロー ホームページより参照)
ざっくりまとめるとこんなかんじです。
パっと見は「スシロー」の特徴は見劣りしそうですが、スシローの特徴は別にあります。
それは”原価率が約50%である”ということです。
なんでも他のチェーン店は約30%ほどだといいます。ホームページの内容だけでは伝わりませんが、”ネタにとことんこだわっている”というのは間違いないようです。
また、期間限定食品といった商品や108円以外の商品などバリュエーションが比較的多いように感じます。
タッチパネルでも商品が注文できるという点は「くら寿司」と変わりありませんが、送達システムは通常の回っているお皿と一緒に流れてきます。
テーブルを色ごとに分け、その色の台に皿を載せてICチップによって識別してお客様に届けるシステムを導入しているようです。(店によっては色による区別はせず、ICチップによる識別だけの店もあるみたいです。)
全体的な印象としては、寿司を食べるということが”楽しみ”になるようにこだわっているように思います。
両社の比較
では、最後に両社の比較を行っていきます。
「くら寿司」は子連れの家族、「スシロー」は友人や恋人、夫婦というような"大人"とターゲティングの違いがあると考えます。
また、「くら寿司」はSDL(サービス・ドミナント・ロジック)、「スシロー」はGDL(グッズ・ドミナント・ロジック)の考えをもとに戦略を策定しているように思います。
例えば、「くら寿司」はネタよりもシステムに対して積極的な投資を行っています。そのため「スシロー」と比べるとネタのバリエーションや品質は劣ってしまうように感じます。
しかし、システムにおいてははるかに優勢で、送達や片付けという点に関してストレスフリー、もしくは楽しめるように設計されていることが分かります。
一方「スシロー」は、システムこそおざなりですが、原価率が高いことからも分かるように商品に積極的な投資を行い、同価格で高品質のモノを提供することにこだわっていることがわかります。
まとめ
このように両社はターゲットや戦略が違うため、強みや良さがそれぞれ違うということが分かりました。
子連れの方や寿司を食べるプロセスをストレスフリ―に、もしくは楽しみたい方は「くら寿司」。高品質なものを低価格で楽しみたい方は「スシロー」を選ぶといいのかなと思います。
余談ではありますが、「スシロー」のほうが店舗数も多く、売上は全寿司チェーン店の中でも1位と好調の様です。
UXデザインやSDLといった考え方が注目されている現代において、GDL思考の戦略と思われる「スシロー」が今後どのように変化していくのか。とても興味深いと思います。
今回はこのあたりで終わりにします。
ちなみにどうでもいいですが、私は圧倒的にスシロー推しです(笑)。
はい、それではまた次回!
(次の与太話はコチラ:ポンコツ大学生の与太話~嵐の解散について~)
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