自分の『武器』とはなにか?
こんにちは!あいでんです。
本日はとある講義にTMゼミの卒業生(2007年卒?)が来てくださいました。
その方は某メガバンクに10年ほど勤め、現在は転職をし、コンサルタント会社に勤めるという経歴(もう少し複雑だったかな)の持ち主です。
今回はその方から聞いた話の中で、自分が気になったことをピックアップして書いていこうと思います。
▷「ナレッジ」と「スキル」と「テクニック」
今回気になったのはこの話。
あまり耳にしなかった「ナレッジ」という言葉。
ナレッジとは、一般的には「知識」や「知見」といった意味の英語
という意味らしいです。
形式知に近い言葉だと認識してます。
「スキル」は”資格”という風に理解もできますが、今回の話の流れから読み取ると、実践や訓練などによって身につけた知識−いわゆる実践知だと認識しています。
最後のテクニックに関しては、わかりやすくするためにあえて用いた私なりの言葉ですが、定義としては能力(プログラミング、デザイン、マネジメントなど)を指します。
スキルと似たような意味にも感じますが、若干のズレを感じたので、今回はこれをベースに話を進めていきます。
▷"What"ではなく"Why"
「就活」はしていない私といえども「働く」ということに関しては意識し始めるこの時期。
私の武器はなにか?私にできることはなにか?
こういうことを考える大学4年生は少なくないはず。人によっては4年生でなくても考えていることでしょう。
Tさん曰く(Tから始まる名字の方が多い…)、
「自分の武器を考えるときには"誰をライバルと見定めるか"をまず考えなくてはならない。私の場合は学内ではなく、早稲田や慶応といった"学力が高い人たち"だった。
学力では敵わない以上、他のところで差別化(武器)を見つけないといけない。私はストーリーだった。」
こんな風な話をしてくださいました(メモからの想起のため齟齬あり)。
ここでいうストーリーとは、
なぜそれに取り組んだのか、なぜそれを学ぼうとしたのか、なぜそういう風に考えているのか、
というようなゴールデンサークルでいうところの"Why"ベースのストーリーを指す。
また、「商学部の大学生はなにかテクニックを身につけるべきか」という私の質問に対して、
「学生で身につけることができるものは高が知れているから、それよりもなぜそれを必要と感じたのか、なぜ学ぼうと思ったのか、が大事」だと答えていただいた。
「何をしたいのか」ではなく、「なぜしたいのか」。
「何をやってきたか」ではなく、「なぜそれをやったのか」ということの方が大事だということだ。
これはゼミでも常々言われていることだ。
私たちがゼミ募集ときにそこを重要視しているように、社会人の方々もそこを重要視しているのだろう。
▷大学時代に為すべきことは何か?
Tさんは勉強することを必要ないと言っているわけではもちろんない。
むしろ、「スキルやテクニックのベースはナレッジ。ナレッジが昇華することはあるが、逆はない。ナレッジは積み重ねなのでいろんなことに興味を持って蓄積したほうがいい。」と推奨されていました。
今更こういうことに言及する必要はないだろう。成長せずに停滞するままでは仕事がなくなるのが今の、これからの世の中だ。
しかしながら、大学時代に(それまでに)培ったものが全く役に立たないまではないにしても、そらに近しいレベルだとするならば、大学時代にやっておくことはなんなのか。何を学んでおけばいいのか。
ナレッジを蓄える、スキルを蓄える、テクニックのベースを作っておく、教養を身につけるetc...
色々意見はあるだろうけど、わたしの中でしっくりとした答えは「研究のやり方」だ。
大学の教授方がやっているような大層なレベルのことを指しているわけではない。研究とは、『ある特定の物事について、人間の知識を集めて考察し、実験、観察、調査などを通して調べて、その物事についての事実を深く追求する一連の過程』を指す。
これはまさにこれからの自体において求められる「思考力」といえるのではないだろうか。
4年時に卒論を書く意味はここにあるのではないかと感じている。
▷最後に
と言いながらも卒論を書くことが私にできるだろうか。先日T先生から卒論のテーマを考えておくように促されたが、全く思い浮かばない(笑)。
まあ、やるしかないんだけど。
おかげさまで書くことなは慣れてきているので、そこでは苦労をしないと信じたい…。
でも、まさか、昨日記事にした「絵心がない」という話を伏線だったかのように回収され、盛大にいじられるとは思ってもなかった(笑)。
これは毎日ブログを書いている恩恵として受け取っておくことにしよう。
それでは、また次回!
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