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マルシェ振り返り〜その3〜
こんにちは!あいでんです。
今日は第3回目のマルシェ本番(授業の日)でした。
私が今感じていることをわーっと書いていこうと思います。
▷はじめに
今回のマルシェは「当日の販売戦略(戦術)」がメインテーマでした。
先週のゼミでプレ授業を行い、そこから1週間で詰めに詰めました。
3年生組は満点のゴールを『(JKが)自分たちだけで販売戦略を策定できるようになること』だと定めました。その上で、目指すべき目標は「1つの商品の販売戦略を策定すること」だと設定しました。
今回は3、4年のゼミ生みんなで参加することもあり、今までとはちょっと環境も変わってきます。
そして、今日の授業の流れがこんな感じ。
-明日の流れ-
1.アイスブレイク
「相手のお題を当てるゲーム」
↓
2.これまでの振り返り
「経営理念→経営計画→戦略」の流れをもとに振り返り
↓
3.戦略
①戦略について
↓
②具体例(1):商品の陳列
ターゲティングによって戦略が変わることを伝える
③具体例(2):創Pを例にインタビューワーク
具体的にどのようなことをやっていたのかを大学生から聞き出すことでイメージを湧かせる
④小括
どういうことを意識して取り組んでいたのかを話す(抽象的に)。
↓
4.戦略を策定するためのワーク
①数ある商品の中で1つだけ選んでもらい、それを誰に対してどのように工夫して売るかを考えてもらいます。必要であればPOPなどを作成します。
②発表
↓
5.まとめ
これまでの流れと今日の流れを再整理し、当日へ繋がるように総括を行います。
果たして、うまくいったのでしょうか。
▷今日の振り返り
正直なところ私の中ではとてもよくできていたのではないかと感じています。過去と比べても一番良かったと思うし、今回の授業単体でみても良かったのでないでしょうか。
私がそう感じた理由は大きく2つ。
1つ目は前回の課題でもあった「自信のなさが垣間見えてしまった」という点をクリアし、中心メンバー3人が自信を持って喋ることができていたということ。
2つ目は同じく前回の課題であった「メッセージ性のない授業になってなってしまった」という点をクリアし、(実際には測ることが難しいですが)メッセージ性のある授業になったのではないかということ。
その要因として「”What:何をするか”ではなく、”Why:なぜそれをするか”ということを追求できたから」ではないかと個人的には思っています。
どういう具体例を話すのかではなくそこでなにを伝えたいのか、どういうワークをするかではなくそのワークを通してなにを伝えたいのか、ということを問い続けました。意地悪をしたかったのではなく私はそれが最重要項目だと考えていたからです。
それによって中心メンバーの中では”目的”が明確になり、”理解”が深まり、そして”練習”を重ねたことで自信を持って喋ることができたのではないでしょうか。
また、他のゼミメンバーも明確に何をするか(手段)は特に伝えてないけど、”目的”を丁寧に伝えたことで「何をしたらいいか」を各々が考えてくれたように思います。
授業内容が飛んでしまったり、当初予定したワークが有効ではなさそうということが当日わかったり、時間通りに物事がうまく進まなくても焦ることなく冷静に対処ができました。
これは最初の大きな課題でもあった「臨機応変に対応すること(修正能力)」という点もクリアできていたのではないかと思います。アドリブで次の授業内容につながるようなことを喋るシーンもありました。
本人たちは気づいてなかったと思いますがJKは頷きながら授業を聞いてくれていて「ちゃんと伝わってるじゃん!」と1人で内心喜んでいたり。
今回は基本的に後ろから眺めているだけでしたが、頑張れと応援したくなる気持ちとちゃんとうまくいっている(と個人的には思っている)シーンを見るとなんだか感慨深い気持ちになったりしました。何様だよって話なんですけど。
▷手放しで喜べるわけではない
当然ながら手放しで喜べるほど完璧な授業ができていたわけではありません。
特に振り返りの終盤、昨日も紹介したゼミOGのブログを読んで再度振り返りを行うようにT先生から促された時に私はハッとしました。
「おい、また今回も手段ばっかりに目が向いとるやん…」
と。そう、今回も目的を見失い手段にばかり目がいってしまっていたのです。
どういうことかというと、今回のもう一つの裏テーマとして「今まで授業したきた内容(経営理念と経営計画、および損益分岐点)がちゃんと繋がっているんだよ」ということを伝えるというものがありました。むしろ、それが伝わらなければ今回の授業内容は(具体的であるがゆえに)小手先の知識で終わるだろうとT先生から指摘されていたくらいでした。
確かに授業の中ではそれを意識していたつもりだったのですが、いざワークの時間になると完全に忘れていたんです。
あれだけ授業では「軸が大事」「理念が大事」「それを起点に考えることが大事」と伝えたのに、ワークでは「何を→誰に→どれくらい(個数)→どのように売るか」という順で戦略を作るように取り組んでしまい理念や軸なんてどこにも出てきていなかったのです。
これでは手段に目がいってしまっていた前回と何も変わっていないじゃないかとガックリきました。
このブログを読んで私が勝手に思ったのは、私たちが問うべきことは2つの視点があったのではないかということ。
「この学年はなんのためにマルシェに取り組むのか」と「なぜ私たちはマルシェに取り組むのか」という視点である。
前者はマルシェという活動を"JKたちが"ジブンゴト化するために必要な視点であり、後者はマルシェという活動を"大学生が"ジブンゴト化するために必要な視点である。
後者に関しては問い続けたつもりではあるが前者に関しては問うてすらなかった。マルシェは創P以上に制約があるが故に無意識に考えることを放棄していたのだと思う。
自分のミスには往往にして後から気付くものですがなにしてんだよと。
しっかりと課題も残る形になりました。
▷次に活かすために
しかし、悲観してもいられません。もう終わったことにクヨクヨしても仕方ありませんからね。次です、次。
が、今回の授業をもって一旦は締めを迎えることになります。といっても当日まで授業をすることがないだけでJKは我々の文化祭に顔を出してくれるようですし(多分)、我々もマルシェの営業日には顔を出す予定です。
その後は当日を経た上で振り返りの授業をやることになります。
そのことに関してT先生は次のように言及しています。
…ここからが本番。ゼミで散々重要だ、反省ではないと言ってきた「ふりかえり」ですが、これを講義として設計するのは結構難しいですね。
そう、絶対に難しいはずなんです。自分たちが振り返りをするのに四苦八苦しているのに、それをJKと一緒にすることになるわけですから。そして極めて重要なポイントになるはずなんです。私たちにとってそうであるように。
正直なところ全くイメージが湧きません。我々のやっている手法をそのまま移植すればうまくいくのか、はたまた違うアプローチが必要になるのか。考えに考える必要があるでしょう。
おそらく皆も同じようなことを考えているのか、今日はマルシェの授業後にも関わらず大学へ戻り振り返りを行い、次はどういう風に進んでいこうかというところまで(めっちゃざっくりですが)話し合いを行いました。
これも以前であれば考えられないこと。今回の授業は大学生側にとっても大きな収穫があったように思います。
▷おわりに
あとはこれを次に生かせるかどうか。
そして3年生は自分たちの創Pも近づいてきます。JKも来ることになるでしょうから半端なことはできなくなりました。
かなりの重圧の中、彼ら彼女らがマルシェを通して学んだことを生かすことができるが楽しみだったりします。何様だよって話ですね。すみません。
私も方向性は全く違いますが卒論を書くということで同じように頑張りたいなと改めて思いました。
まとめようと思ったのですが全くまとまらず長大作になってしまいました。もうちょっとしっかりまとめることができてから書こうかなとも思ったんですが、今の思いをnoteに書こうかなと思ったので書いてはみたものの…。
下からの突き上げがあると私もうかうかしてられんなと身の引き締まる思いです。
ひとまず今日はぐっすり眠ることにします。
それでは、また次回!
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