見出し画像

巷でささやかれる高還元SESのデメリットについて

こんにちは、代表の三坂です。


本日は、巷でささやかれる高還元SESのデメリットについて弊社の見解を述べたいと思います。

今回テーマにあげるのは大きく3点です。




①スキルが身につかない

②単独での参画

③高還元SESは商流が深く単価が上がりにくい



では、まいりましょう!!!







スキルが身につかない



これは経験者であればあり得ないと思います。スキルは身に付きます。未経験は確かにスキルは身につかないかもしれません。というか身に付きません。


こう言われてしまう理由は③とも関係すると思いますが、高還元SESは商流が深く、テストや製造ばかりで上流をやらせてもらえないのでは、という趣旨だと思います。


仮にJavaの実務年数2年、製造から一人称で対応できるAさんがいたとしましょう。Aさんは設計フェーズを取得することができないのでしょうか?


そんなことはありません。会社間での契約条件次第です。営業マン次第です。


SESにおける批判のほとんどは現場レベルでの想像で語られているものがほとんどだと思います。ですがSESの最終決定は会社間のやりとりであることを忘れてはなりません。





参画時、または参画してからも会社間で調整は可能です。当然現場のスケジュールもありますからうまくお互いの間をとりながら進めるケースも多いです。


先程のAさんの例でも、製造フェーズまでマスターしたので今後詳細設計を覚えていきたいという意向を契約に加えて営業が提案します。1つの現場だけではマスターしたとは言いにくいので、数件勉強する現場に入るか、一つの現場で追加機能のたびに設計を勉強させていただくか、の選択になると思います。


当然勉強させていただいている身ですので、その分単価交渉はされるでしょう。しかしそれはあってしかるべきであり、所属会社としては受け入れるものだと考えています。


製造以降は力になれるかもしれませんが、詳細設計は素人なんですから。


弊社は製造しかできない若手のエンジニアを何人も上流の対応までできるエンジニアに育て上げている実績あります。


もしスキルが身につかないのであればそれは業界が悪いのではなく、その会社の営業が弱いと思うべきです。







単独での参画



これはあり得るでしょう。弊社も単独で参画している社員も多いです。ウチは単独での参画はありません!と言っている会社ほど怪しいと思います。


体制での参画がロジック的には理想論に見えますが、実際どっちもどっちです。ただ【体制】というと聞こえはいいですよね。


下記にまとめてみます。





<単独体制のメリット>

・経験者であれば営業工数がかからない

・相性の悪い先輩自社エンジニアとのトラブルもない

・体制と比較し案件獲得が容易

・単独故、体制と比べても長期契約となることが多い



<単独体制のデメリット>

・参画後思ったようなスキル感ではなかった場合すぐにフォローできる自社エンジニアがいない

・会社を通じて指摘があった場合、現場で起きていることをその1人からしか情報を得ることができない



<体制参画のメリット>

・未経験でも奇跡的に参画可能な時がある

・先輩社員による若手のフォローが可能

・体制提案を期待する顧客のニーズに応えることができる=上位企業からしても所属会社が同じ方が管理しやすい



<体制参画のデメリット>

・単独と比べ案件数は激減、それによる営業工数の増大

・社員同士の相性が必ずいいとは限らない

・先輩社員は現場から、所属会社からの期待を受け、精神的なプレッシャーは強い


若手を育てていくなら体制案件があったほうがたしかに可能性は広がるでしょうが、ある程度経験者のみであれば、単独でも問題ないと考えています。どちらが良い、と言い切ることはできません。





高還元SESは商流が深く単価が上がりにくい



これも何を言ってるんだかって感じです。SESを何にも分かっていない。高還元SESだろうと旧SESだろうと単価は上がります。


しかしそれがどれだけ社員に還元されるか、の差だと思います。

旧SESの方はこう思っても仕方ないかもしれません。単価上がっても自分に還元されないので。


スキルと実務経験を積めば、単価は間違いなく上がります。弊社のエンジニアも同様です。単価がえ上がりそれに連動した給与を支給しています。


商流が深いという事は単価が安い、たしかに理論上そうでしょうね。しかしながら、スキルや実務経験を鑑みた適正単価というものが業界には存在します。


その適正単価であれば商流の深さに関係なく上位企業に提案できるのでその要員の単価は担保されます。





もう少し深掘ると、エンドの予算、プロジェクトの規模によりけりで、仮に深くて単価の折り合いがつかないのであれば、間の会社に抜けてもらえばいいんです。


実はSESは義理人情で成り立っている部分はものすごく大きいです。


こういう批判をされる方は、うわべの知識で語っているんだろうなって思います。SESの契約面、営業の付き合いを何も分かっていないです。私は体感をベースに話をしています。


単価は上がっていきますし、適正単価を提示していれば仮に商流が深くてもその単価を妥協することはほとんどありません。


繰り返しになりますが、高還元SESでも単価は上がります。

単価に応じた給与を支給します。弊社HPに公開しているので見てくださいね






巷でささやかれる高還元SESのデメリットについて書き記してみました。個人的にはなにもデメリットを感じる議題はないと思っています。


今日とりあげた3点以外で高還元SESのデメリットを上げるとすれば、どこと(自社、受託)比較をするのかによりますが、【全くの未経験には高還元SESは関係のない話】ということでしょうか。


旧SES時代もそうですが、SES業界で未経験からエンジニアになることはあきらめたほうが良いです。稀に奇跡をおこす方がいますが、そんな奇跡に頼るべきではありません。


なぜなら、未経験からエンジニアになりたい方のほとんどは、社会人経験を数年積み、異業種から応募してくる方が多く、年齢も30近かったり30代半ばだったりするので、その年齢で奇跡にすがることはナンセンスだと思っています。


ただ世間が言うエンジニアとは【開発】だと思いますが、【インフラ】のエンジニアであれば未経験からでも十分一人前のエンジニアになれる可能性は高いと思います。


このあたりは別の記事で触れているので読んでみてください。






他にもあげるとすれば、高還元SESは旧SESと比べても単価連動型で現場への交渉1つで単価が変わったり、スキルが身に就いたり、トラブル時の対応をするので、その所属会社の社長の経歴や営業力を分かったうえで入社するのが理想ですがそれが見えにくい点ですかね。


それが少しでも透明化するよう、こうやってブログだったりSNSもやってますので、暇な時間にLEGAREAを見てあげてくださいね。





もう1つは、高還元SESは割とベンチャー企業が多いので、会社としての認可や歴史や資本金など、足元を見られて大きい会社とは直接取引がしにくい点もあげられると思います。


③の話ともリンクしてきますが、商流が深くても単価が変わることはありませんが、現場の会社さんとは直接取引できるに越したことはありません。間の会社を挟むことで、伝言ゲームの難易度が一気にあがり、正確な情報をつかめず、営業もエンジニアもストレスを抱えやすいからです。


他にも細かい点はあるかもしれませんが、ざっくり高還元SESのデメリットは上記でまとめた点だと思います。


何かの参考になれば幸いです。

では今日はこの辺で。






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?