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身の丈に合わないキャリアを求めて自分を追い込み過ぎた

私は以前は技術系(非IT)の仕事をしていました。

その仕事で様々なプロジェクトを経験させて頂きましたが、どれも私にとっては難易度が高いものばかりでそういうものであればあるほどプロジェクトを終えた時の達成感や成長の実感があるはずだと思います。

しかし、私にはそれが全然感じられず、何とか終えられた…とか、これで人事評価がマイナスにならずに済む…という安堵感しか残りませんでした。

そしてその後海外に駐在し、技術系の仕事を現地の方々と一緒に行い、帰国してからは全然違う職種になり、モチベーションが下がってメンタルダウンしてしまいました。

それはなぜなのかと思って考えてみた所、以下の要因が思い当たりました。

1.入社以来、海外で仕事をすることを夢見ていて、それがもう叶ったから
海外へ行く前に難易度の高い仕事にどうにか食らいついていけたのも海外で仕事をしたい!という気持ちがあったからのような気がします。
それがもう達成されたのでモチベーションが下がった可能性があります。

2.上司の厳しい指導についていけなかったから
これはあまり具体的には書けませんが、私が海外志向があると知ると上司の指導が厳しくなったのを覚えています。あれもやれ、これもやれと非常に貪欲さが求められ、私はその指導について行けずメンタル的にしんどかったものがありました。

3.仕事が自分に合っていなかったから
モノづくりの仕事そのものは私に合ってなくはないのかも知れません。
ただ、とても創造的な能力を要求されました。
頭の中で具体的なイメージを描き、それを手書きのスケッチで表現し、3D CADで具現化していく…というプロセスが一般的ですが、私は頭の中でイメージを描く事もスケッチする事も苦手でした。
それでよくその仕事を続けようと思いましたねって話ですね。。。


これは得意じゃない仕事だな、苦手だなと思ったとしても、しばらく続けてみることでいつの間にか苦手じゃなくなってたり、やりがいを見出していたりということはよくあることだと思うので、ちょっとやってみてそう思っただけで投げ出してしまうのは良くないとは思います。

ただ、10年以上続けてそのような気持ちが抜けないのであれば自分に向いているとは思えないし、果たしてそれを無理して続けた所で自分をもっと追い詰めていくだけのような気がします。

キャリアに正解はないと思いますが、私はこれを長年続けてきて正しかった部分ももちろんあるかも知れませんが(一応海外駐在はさせてもらえたので)、向いていないことを無理して続け過ぎたなあという後悔もあります。

今後は悔いのないように生きていきたいと思いました。

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